2019年9月25日水曜日

映画 「ターミネーター」

1984年 アメリカ。






2019年『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開される。


予告もチラリと観たが、本当に今度こそ期待してもいいのか?(やや不安)





で、おさらいとして、この一作目、『ターミネーター』を久しぶりに観てみた。


ところどころ、すっかり抜け落ちて忘れていた、記憶補完のつもりだったのだが ………




最初のターミネーターが送り込まれてくる未来は、『2029年のロサンゼルス』だったのだ。

(後、たった数年後じゃないか!………
そう考えると、それだけの時が過ぎた事に今更ながらに驚く)






そうして、1984年のロサンゼルス。



夜の路地裏に稲光がはしり、送り込まれてきた第1号の『ターミネーター』(アーノルド・シュワルツェネッガー)。


一糸まとわないスッポンポンの全裸姿である。(キャ~)



でも、何故?に未来から転送されてくる時は、皆さん、誰も彼もが一糸まとわない《全裸》なんだろう?


当時も今も疑問なのだが、骨も血液も肉体も、それにターミネーターのような機械すら転送できるのに、布地は転送できないって、どんな欠陥システム?


まぁ、そんな疑問はおいといて。






久しぶりに見た若い頃のシュワルツェネッガーの肉体に、やっぱり驚いた。


胸板はどれだけの厚さなのか …… 筋骨隆々のバッキバキ。

前にも後ろにも、筋肉がドドーンと、せりだしている。



両腕なんて脇が閉じないんじゃないか?ってくらいゴリゴリ。


お尻なんて、重力に逆らって、思いっきり上に持ち上がっている。


太股の幅なんて、片方だけで、ゆうに1メートルはあるんじゃないかってくらい。



こんな異様で人間離れした肉体でしたっけ?シュワルツェネッガー?!




だからこそ当時、我々はこの姿の『ターミネーター』に戦慄し、恐怖したのだが ……




でも、これを見てしまうと、今の枯れたシュワルツェネッガーで、

「今更、『ターミネーター』役なんて大丈夫?」

なんて余計な心配をしてしまう。(この時とあまりにも違いすぎる現在の姿に)



まぁ、これに、どう説得力を持たせるのかが、『ターミネーター:ニュー・フェイト』の成功の鍵だと思うのだが。




脱線したが、



シュワルツェネッガー扮するターミネーターが送られてきて、しばらくすると、今度は別の路地裏にも稲光が轟いた。




今度、そこに現れたのは人間の男。

『カイル・リース』(マイケル・ビーン)である。


筋骨隆々だけど、どこかアンバランスで笑われちゃうシュワルツェネッガーの肉体と違って、マイケル・ビーンの全裸は無駄のない細マッチョで、均整がとれていて美しい。


顔もイケメンである。(この人、本当に見た目ハンサムなんだし、この後、もう少しブレイクしてもよかったのにねぇ~)



こんな風に時間差で、1984年の世界にやってきた二人の目的は『サラ・コナー』を探し出す事。


でも、どこに住んでいるのか分からない『サラ・コナー』。


ターミネーターは、単純に電話帳に載っているサラ・コナーを片っ端から殺していく事にした。(なんにも未来からデータは受け取らなかったのか?)



「今日、サラ・コナーさんが、何者かに殺害されました」



テレビのニュースで流れ出すと、それをたまたま見ていた『サラ・コナー』(リンダ・ハミルトン)。


(きっと……同姓同名の偶然よね?……)



ターミネーターの行動は素早かった。


とうとう、自宅を突き止めたターミネーター。


でもあいにくサラは留守中。

同居人のジンジャーとボーイフレンドを、その場であっさり殺すと、サラの音声と顔写真を手に入れる。(これでよし!)



そして、夜のディスコ。

皆が踊り浮かれて騒いでいる奥には、サラの姿があった。


そこに近づいていくターミネーター。


ターミネーターの銃の赤外線が、サラの頭部に狙いを定めた時、

「伏せろ!」

の声と共に、ターミネーターを吹き飛ばす銃の発射音。


済んでのところで、サラは助け出された。





サラを助けたのは、カイル・リース。

未来からきたカイル・リースの目的は、サラ・コナーの救出だったのである。







と、まぁ、こんな感じのパート1である。






『リンダ・ハミルトン』も、まだこの時若いなぁ~。


でも、昔から、この人特別、美人って感じじゃないんだよね。

芋っぽいというか、どこにでもいるような普通のお姉ちゃんって感じ。





それに、今見ても、この髪型って超ダサいんだよな~。(当時も思ったが、アメリカ女性たち皆が、こんなヘンテコリンなパーマを揃いも揃ってかけていたっけ)



80年代のアメリカ女性のファッションは最悪。


チークや頬紅も赤々と濃いし、アイシャドウも殴られた青アザのような濃さのドギツイ化粧。


それに皆がヘンテコリンなパーマである。


大抵、どの映画を観ても80年代の女性は、こんな感じである。(前回の『危険な情事』のグレン・クローズもアン・アーチャーも)







でも逆に、脱ぎっぷりもいいのも80年代の特徴。


リンダ・ハミルトンも胸をさらけだして、マイケル・ビーンと一夜を悶え狂います(アハ~ン、ウフ~ンと)




でも、こんな濡れ場なんて『ターミネーター:ニュー・フェイト』には期待できないんだろうなぁ~。


やってくれたら満点をつけるんだが……。




『ニュー・フェイト』の予告じゃ、若手の女優さんがバリバリアクションをキメてるけど、そっちのお色気部分は、あんまり期待できなさそうである。




なんか、最近の新進のハリウッド女優たちって、

「男に負けてなるものか!女たちが主役のアクションでもいいじゃないのよ!」

とばかりに、妙にキリキリ、ヒステリックな印象ばかりを受けてしまう。



色気や、か弱さなんて微塵も見せないし、感じさせない。





そんなに、「男なんぞに負けてたまるか!!」と、男を敵視してまでも、ガムシャラに闘いたいものなのかねぇ~。(まるでサラ・コナーに続けとばかり。でもサラ・コナーは一人だけで充分。何人も要らないんだけど)




まぁ、『ターミネーター』は、やっぱり『1』と『2』が最高でした!って感想に戻らなければいいけどね。


もちろん、『1』は星☆☆☆☆☆である。