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2025年5月11日日曜日

ドラマ 「宇宙刑事シャイダー」

 1984年3月〜1985年3月。





宇宙刑事シリーズ』の3作目『宇宙刑事シャイダー』は青のコンバットスーツ。

全身青かと思いきや、手足はシルバーである。(これは全身青にしてしまうと、青色が暗闇で沈んで分かりにくくなる為だそうだ)

『シャイダー』の名前は、アメリカの俳優 ロイ・シャイダーから取られている。


でも、白状すると、この『シャイダー』に至っては、あまり観ていない。


『シャイダー』役の人が(んん~ …… )な感じで、何となく視聴が遠のいてしまったのだ。



なんせ、この80年代でも、現在でも流行らないようなダサい、73分けの髪形ですもん!(ヒーローというよりサラリーマン?こんな髪形、中井貴一だけで沢山である(笑))


オマケに、この人は《J・A・C》出身じゃない。

この『円谷 浩(つぶらや ひろし)』さんは、特撮の名門《円谷プロ》の御曹司なのだ。


突然「俳優になりたい!」と思いたち、シャイダーのオーディションに合格したのだという。


それゆえに、下地の無い、この人のアクション・シーンは、(頑張ってはいるんだろうけど)なぜか物足りなさを感じてしまった。(まぁ、前任の二人が、あまりにも凄すぎたんだけどね)



代わりに凄かったのが相棒のヒロイン『アニー』(森永奈緒美)の パンチラ😍 アクション!





偶然とも思えない、まるで確信犯的にやっているような ……




こんなアングルなんて、絶対に狙っているだろ!(笑)



たまにテレビをつけてみれば、やっぱり演ってる《アニーのパンチラ・アクション》…… 『宇宙刑事シャイダー』の印象は、ほぼ、これしか頭に残っていない。(内容なんて覚えているものですか)


この森永奈緒美さんは《J・A・C》出身で、当時パンチラばかりに気をとられていたが、さすがにアクションは、様(さま)になっていた。(野暮ったい主人公とは大違い)



それにしても、(『シャリバン』の渡 洋史(わたり ひろし)さんと、この『シャイダー』の森永奈緒美さんがペアを組んでいたら良かったのに …… )



そう思っていたら、5作目の『スピルバン』で、二人はとっくに共演していたのでした。(私、この『シャイダー』以降のシリーズ、離脱していて、全く観ていないのだ)



なんにせよ、こんな『アニー』(森永奈緒美)の頑張りと、最終回は、キャバン大葉健二、シャリバン渡 洋史)まで駆けつけてくれて、数年続いた《宇宙刑事シリーズ》は、ひとまず大団円を迎える。(この後もメタルヒーロー・シリーズは続いてゆくのだが …… )



終わり良ければ全て良し!である。




※《蛇足》…… この後、シャイダー役の円谷浩さんは、37歳の若さでお亡くなりになっていた。


シャイダー終了後、彼は現代劇に出演しながらも《時代劇》に活路を見いだそうとしていたのだそうだ。


暴れん坊将軍》、《水戸黄門》、《遠山の金さん》などなど ……


なにかで聞いた事があるが《時代劇》の現場は出演者もスタッフたちも《酒豪》の猛者(もさ)だらけ。(特に松方弘樹さんなんてのは、今でも語り草になるくらい凄かったらしいのだ)


真冬で夜間の時代劇撮影なんてのは地獄。

ドラム缶に火🔥を炊いて暖をとりながらも、皆がガタガタ震えながら長時間の拘束に耐えている。

そんな時は合間合間で皆が呑んでる。


若手の彼は、それを上手く断れなかったのかもしれない。(呑みたくなくても先輩たちに勧められれば断れまい)


まだ若かった円谷浩さんの死因は、肝機能障害からの《肝不全》だった。



芸能人を続けていくのも難しい …… 生真面目過ぎてもダメ!でも、努力もせず不真面目なのもダメ!


その、さじ加減が上手い人だけが残ってゆく過酷な世界なのだ。



当時、パンチラしか観てなかった私。

機会があれば『シャイダー』もちゃんと観てみようかな~。(合掌)

《おしまい》




2025年5月9日金曜日

ドラマ 「宇宙刑事シャリバン」

 1983年3月〜1984年2月。





実は『宇宙刑事シリーズ』では『シャリバン』が一番好き!(串田アキラさんが歌いあげるOP、EDも最高!)


それにしても(『シャリバン』なんて名前の俳優いたっけ?)と思ってたら、太陽の『(サン)シャイン』とギャバンの『バン』を掛け合わせた、単なる造語でございました。


ゆえにシャリバンの姿は真っ赤なメタルのコンバットスーツ。

変身の掛け声は『赤射!(せきしゃ)』である。



主演に選ばれたのは、全く無名でいて、この当時19歳くらいだった『渡 洋史(わたり ひろし)』さん。

この人も、千葉真一に憧れて《J・A・C》で、付き人や下積み修行をしていた人だった。


第二弾『シャリバン』は、早い段階から企画が進められていた。


『ギャバン』終了間際、森林パトロール隊員『伊賀 電(いが でん)』(渡 洋史)は、顔見せとして、もう登場している。


あまりにも自然や動物を愛するがゆえに、カッ!となったら手が付けられない性格。

森でたまたま出会った『ギャバン』(大葉健二)を《森林荒らし》だと思い込んだ『伊賀 電』は突如、襲いかかってくる。(もちろん大いなる勘違い)


その後はギャバンに平謝りし、「俺を代わりに殴ってくれ!」なんて懇願するも、ギャバンが一般人の電を殴れるはずもなく、ならば!と、自分で自分をボコボコに殴る始末。(なんて激しい気性なんだ!と、ギャバンを呆れさせる)


そんな場所へ、マクーの怪人が現れて、やっぱり電は、無謀にも立ち向っていくが返り討ち。瀕死の重傷を負う。



取り敢えず、亜空間で待機させているギャバンの母船『ドルギラン』で治療を試みるも、とても治せず、電を乗せたドルギランは『バード星』へと直行。


次に『伊賀 電』が現れるのは、ギャバンの最終回である。


『ギャバン』と宇宙犯罪組織《マクー》の首領である『ドン・ホラー』と最終決戦!


『ギャバン』ピンチの時に、突然現れたる赤い閃光。


バード星の科学力で見事、回復し、その身体能力、勇猛果敢さ(無鉄砲さ)を銀河警察『コム長官』(西沢利明)に認められた『伊賀 電』は『宇宙刑事シャリバン』に任命されていたのだった。



なんとかドン・ホラーを倒した『ギャバン』は、相棒の『ミミー』(叶和貴子)、『コム長官』(西沢利明)、コム長官の秘書『マリーン』たちと共にバード星へ帰っていく。


「地球の平和はまかせたぞ!シャリバン!!」(でも、ギャバンもミミーも、様子伺いにチョコチョコ、シャリバンに登場するんだけど)




そうして、次週から『宇宙刑事シャリバン』がスタートするんだけど …… シャリバンの相棒役『リリィ』(降矢由美子)を観て、ひどくガッカリした記憶がある。


(何やねん!全く似合ってない、この変な髪形の女は?!)





今観ても(ごめんなさい)全然美人には見えない降矢由美子嬢。(実際、渡 洋史さんより、5歳くらい年上で、この髪形のせいで相当老けてみえる。まるで水商売の女みたい)


この髪形、『チャーリーズ・エンジェル』のファラ・フォーセットを真似したらしいが、本人気に入っていたのだろうか。



それでも主演の渡 洋史さんが二枚目でカッコいいし、生身のアクションも凄いしで、最後まで視聴しておりました。


愛車ジムニーから他の車に飛び移ってみたり、高い吊り橋からぶら下がってみたり、今観ればヒヤヒヤもののアクションばかりのシャリバン。


でも、これにはちゃんとした理由があって、『伊賀 電』は普通の地球人ではなく、《宇宙犯罪組織マドー》に、かつて故郷イガ星を滅ぼされたイガ星人の末裔(まつえい)だったのだ。(ゆえに人間ばなれした能力があるらしい)



シャリバン後半からは、次々出てくるイガ星人の末裔たち。


中でもイガクリスタル親衛隊の少女『みゆき』(柿崎澄子)は、電のお気に入りである。(透明ドリちゃん




ギャバンの力を借りて、宿敵マドーを倒した『伊賀 電』は、自身に与えられた宇宙船グランドバースでイガ星を目指して旅立っていく。


イガ星人の少女たちを、ハーレムのようにはべらせながら、イガ星再興のために ……



《↑こんな時でも一番ナイスな場所を陣取る『みゆき』嬢はさすが!》



一方、相棒のリリィはというと、一人地球に取り残されていた。

「私も《イガ星》に行きたかったな …… 」と、空を見上げながら、寂しそうにつぶやくリリィ。



《↑どう見てもファラ・フォーセットというより、福田和子に見えてしまうリリィさん(笑)》




相棒でも私情は持ち込まない。

それに「ブサクな女には興味無し!」とハッキリ拒絶してる『伊賀 電』を観ながら、男の非情さを垣間見た私なのでございました。(実際は二人、仲良かったらしいけど)


ゆえに『宇宙刑事シャリバン』は名作(?)なのであ〜る(笑)


《おしまい》




2025年5月6日火曜日

ドラマ 「宇宙刑事ギャバン」

 1982年3月〜1983年2月。





80年代初頭は、まさに《特撮番組》の危機だった。 


この時期、長年続いていた『仮面ライダー・シリーズ』が一旦終了し(『仮面ライダー スーパー1』が1981年に終了)、他の特撮番組も続々と無くなっていった。(原点回帰として再び『仮面ライダーBLACK』が始まるのが1987年である)


特撮番組といえば、今も続く『戦隊ヒーローモノ』だけが、辛うじて一本残っている状態。


(この状況を打開するにはどうしたら良いのか?!いまや御家芸となっている日本の《特撮》をこのまま廃(すた)れさせていいのだろうか …… )


東映では会議が開かれ、試行錯誤の末、内容は《宇宙》+《刑事》モノ。


タイトルを『宇宙刑事ギャバン』として、この作品で再起をはかる事になった。(主人公《ギャバン》の名前が、フランスの俳優 ジャン・ギャバンからきているのは有名な話である)


そうして、主人公ギャバン役には大葉健二さんが抜擢される。 




千葉真一に憧れ、《J・A・C(ジャパン・アクション・クラブ)》に入り、数々のスーツアクターやら脇役やらをこなしてきた彼も、この時、既に芸歴10年を超えていた。

ここへきて、ようやく念願の《主役》である。


大葉健二さんは燃えた🔥


どんなに危険なスタントだって、これまでの下積みや経験を活かして、どんどん挑んでいく。(おかげで後に続く後輩たちが苦労するんだけど(笑))



それに続けとばかりに、制作サイドも次々と新しいアイデアを実践していく。




このギャバンへの変身シーンなんてのは、当時、画期的だった。


天空に右手を上げて「蒸着(じょうちゃく)!」と叫ぶと、あら不思議!



一瞬でメタル塗装をほどこした『ギャバン』の姿になってしまうのだ。(大気圏外で待機している宇宙船から、粒子状のレーザーを照射して、それが外形を覆うような《コンバットスーツ》になるのだ)





シルバーメタリックのギャバンは、ひと際格好良い。




それに加えて、ギャバンの相棒になる『ミミー』役に叶和貴子さんを抜擢したのには、さすがに驚いた。




なんせ、この叶和貴子さん、いくら同じテレビ朝日系列とはいえ、一年間のヒーロー番組『ギャバン』に出演しながらも、同時期に、江戸川乱歩の美女シリーズでは、何度も大胆な濡れ場やフルヌードを披露するんですもんね。


両方観ていた私なんかは、(あの『ミミー』が、こんなあられもない姿をお見せしちゃって良いのかしら …… )と、ハラハラ、ドキドキやら …… (今じゃ絶対に有り得ない話だ)


そりゃ、当時も口うるさい連中の投書もあっただろうが、《東映》という会社は一切動じず。


それどころか、東映では、ギャバンも最後までしっかり務めさせて、次作『シャリバン』、『シャイダー』にも出演させるのだから、


「さすが!天下の東映さんは肝が据わっているなぁ~!」と、変に感心した思い出がある。



とにかく思春期の私などを巻き込んで『宇宙刑事ギャバン』は大ヒットし、『メタルヒーロー・シリーズ』は当分の間、続く事になる。



こうして《特撮番組の危機》は、無事に回避されたのでした。



もちろん、串田アキラさんの歌うドスの効いた主題歌や、必殺技《ギャバン・ダイナミック》の迫力もあるだろうが、私にとっては《スケベ心》を充分に刺激した、やっぱり『ミミー』の存在が大きかったかもね。



でも、案外こんな人、多かったんじゃないの?(笑)


《おしまい》





2024年4月14日日曜日

映画 「燃える勇者」

 1981年  日本。





アフリカで育った野生児・『ジョー』(真田広之)は、死んだ両親の遺骨を日本に納めるためにやって来た。(お金が全くないので、取りあえず密航で)


「アフリカの動物たちが俺を待っているんだ!」


すぐにでもアフリカに戻りたいジョーは、神戸から出る船(もちろん密航)に乗りこみたくて、神戸行きの列車(もちろん無賃乗車)に忍び込んだ …… 

のだが! 


列車はまるっきり反対方向の東北に辿り着いてしまう。


(困ったなぁ~。さて、これから飯のタネを探さなくちゃ …… )←(一文無しでも全然困った様子でもないジョー)


そんな折、町中を全速力で通り過ぎていく暴れ馬に遭遇。


(これこそ俺の出番!)とばかりに、簡単に馬に飛び移り静めたジョー。


この馬の持ち主で年老いた『坂本和平(かへい)』(佐野浅夫)は、ジョーにおおいに感謝した。


あっさり、坂本の牧場で厄介になる事が決まったジョーは超ラッキー。

和平と一緒に住んでいる孫の『和代(かよ)』(伊藤かずえ)も、とても嬉しそうである。


《↑『不良少女と呼ばれる』前のまだ初々しい伊藤かずえ。この時14歳》



《↑『3代目水戸黄門』様になる前の佐野浅夫さん。いかにも善人って感じ》




そうして、その夜は、たまたま和代の15歳の誕生日。

3人でささやかながら誕生日祝いをしていると、ジャーナリストをしている和代の兄・文男が、ぶらりと現れた。

「和代、コレ、誕生日のプレゼントだ!」


包み紙を開いてみるとオシャレな鏡が出てきた。

「ありがとう、兄さん!」


だが、兄を見たのはそれが最期。

翌朝、和代の兄・文男は泥酔した状態で、そのまま車で海に飛び込み、水死体として発見されたのだった。



「こんな …… 兄さんが泥酔して自殺なんかするはずがないわ!」

和代の嘆きを、ただ側で聞いてあげるしかできないジョー。


そこへ文男の昔からの友人で、同じジャーナリストの『西条』(勝野洋)がやって来た。


「和代ちゃん、兄さんから何か預かったモノはないか?! 文男はどうやら町一番の権力者・大矢グループの会長や《大矢建設》の事を独自に調べていたらしいんだが …… 」


かねてから、きな臭い噂がある《大矢グループ》。

この事件の裏には、きっと大矢グループが関わっているはずだ!


西条は相当自信がある様子で、 そんな風に断言するのだが ………




真田広之主演の映画第3弾。(第1弾『忍者武芸帖 百地三太夫』、第2弾『吠えろ鉄拳』は既に、このブログでも取り上げてあります)


で、たまたま観れたこの映画なんだけど ……



まぁ、ハッキリ言って、ど~でもいいような場面ばかりが続いて、本当に イライラさせること!💢(笑)



原因は分かってる。


冒頭にも書いたように、【悪の組織《大矢グループ》の証拠が、妹・和代(伊藤かずえ)の誕生日プレゼントの鏡の中に隠している】事は、観ている人なら誰でも察しがついて、ピーンとくるはずなのだ。


この映画は尺が90分しかないのに、映画の半分以上を使って、そこまでを、まぁ、引っ張ること!引っ張ること!


後半近くになって、和代が腹立ち紛れに鏡に八つ当たりして、割れた鏡の裏から《毒ガス製造法》の科学式を収めたフィルムを見つけるのだが ……「あぁ、やっぱりね」って感じで、既にゲンナリ気分。


それと同時に、こんなのに誰も気づけないなんて、「登場人物たちは皆、 アホ か!」って即座に思ってしまった。(この映画自体、脚本がとにかくお粗末。今の小学生でもこれよりマシな話が書けるはずである)



この映画は、他にも有名人たちがゾロゾロ出演しているのだが、まるで本筋には関係ない人物ばかりなので、ただ、映画の尺を埋めるためだけのような ……


当時『ダンシング・オール・ザ・ナイト』が大ヒットしたもんたよしのりやら、もんた&ブラザーの面々たちが、金で雇われた《不良バイカー》の役で登場するのだが、けっこうなポンコツ具合。(何度か登場しては真田広之一人に、簡単にボコられております)


大御所・若山富三郎なんて、大矢建設の雇われ運転手役で、不良バイカーとジョーたちのいざこざに、要らぬお世話でトラックで割って入ってくるだけ。(その後、留置所送り。これにて出番は終了である)


《↑必要?》


そうして、当時、jacの次世代スターとして期待されていた黒崎輝が『吠えろ鉄拳』に続いて、またもや(バーターで)登場する。



白いギターを抱えて町から町へ。

いつしか、この事件に自ら首を突っ込んでしまい、狙撃までされて痛手を負う『三浦勝』(黒崎輝)。


それでもジョーや西条にくっついて敵の本拠地に乗り込んでいこうとするのだが。(↓行く前からこんなんですもん。悲劇的な末路は、な〜んとなく想像できる)





とにかく、ここまで(1時間過ぎ)が異様に長く感じてしまい、「ハァ〜」なんて溜め息で、視聴を何度か中断したくらい。


それにしても、この映画『燃える勇者』に、他の人は(どんな評価をつけているんだろう? …… )と調べてみると、けっこうな✨高評価✨である。



えっ?なんでぇーーー?!



その疑問は最後まで、この映画を辛抱強く観た者にだけ分かる。



山の上、広大な土地を切り開き、創り上げられた、まるで要塞のような敵の本拠地。


秘密裏に毒ガスを製造して、外国に輸出しようとしている【大矢鉱山】がそこにある。








こんな場所をよくぞ探してきたよ。


こんなトンデモない場所でのアクション・シーンなら、ハラハラ、ドキドキしないはずがない!


映画は、もう、ラストまで、アクションにつぐアクション 怒涛の快進撃💥💥💥!(「今までのつまらなさは何だったのー?!」と思っていたら、アクション監督として千葉真一の名前が。流石である)



敵にさらわれた和代を救い出せ!

列車で運び出される毒ガスを守るのだ!


立て!立つんだー!ジョー!(いつの間にか作品が変わってる?(笑))



私の評価は、前半(マイナス)と後半(プラス)で、星☆☆☆でございます。






※尚、この舞台となった場所は、秋田県鹿角市(かづのし)にある【尾去沢鉱山】である。




大昔から砂金✨が取れたことで有名で、持ち主を変えては拡張していき、ご覧のように巨大化していったらしい。(1978年に閉山。映画は、そのタイミングで即、撮影されているのだ)


今(2024年)でも、その形は何とか残されていて、史跡扱いになっている。(拝観料を払えば見学もできるのかな?)


今じゃ、こんな撮影許可も簡単にはおりないだろうし、そういう意味では、この映画は希少な記録映画でもあるのだ。





実際に見にいってみるのもいいかもね。(「あ〜、ここで真田広之が撮影したんだなぁ~」って感慨深くなったりして)


お粗末さま。

2022年4月11日月曜日

人物 「『大島ゆかり』またの名は『大島由加利(香港名)』、『シンシア・ラスター(フィリピン名)』」

 活動期間1982年より〜





この人の事を知ってる人が、今、日本にどれだけいるのか ……

その方々は、かなりの通なマニアックだといえよう。




だから、テレビ朝日の『激レアさんを連れてきた』なんて番組で、取り上げられた時、このお顔にすぐさま「ピーン!」ときたワタクシめは、かなりのマニアックを自称する。(エヘン!)




日本で有名なのは、1984年、特撮ヒーロー『超電子バイオマン』の敵役で女幹部の『ファラキャット』役。(知ってるかなぁ~? コレも相当マニアックだけど)



どぎついアイ・メイクをほどこして、常に顔出しの彼女だけは、ずっと、この姿のままで闘い続ける。



正義の味方『バイオマン』の5人たちは、変身後、スーツ・アクターたちに、まるっとお任せなのにだ。


飛ぶ!バック転!大車輪!宙返り!キック!パンチ!(その華麗なキレのある連続技よ)




次に彼女を見かけたのは、あの南野陽子の『スケバン刑事 Ⅱ 』だった。



第1回放送で、冒頭、いきなり最初に登場するのだ。


ヌンチャクを振り回しながら、暗闇司令の部下たちを5人倒すも、不意をつかれて(アッサリ)負ける。(ありゃりゃ)


「ヤメてくれ〜!殺さないでくれ〜!」



暗闇司令が「これ以上見るに耐えん!」と言い捨てて、この後、南野陽子が土佐から連れて来られるんだけど。(まぁ、お約束だからしょうがない)



……… でも、暗闇司令(長門裕之)の目は、この時、節穴だったのかも。



彼女は、この後、《女ドラゴン》の異名で、アジア圏では超有名なアクション・スターとなっていくのだから ……(日本じゃ、その噂さえ、当時は流れてこなかったけど)




元々、空手と体操をやっていて、身体能力に自信があった彼女は、ある時、運命的な映画と出会う。


それがジャッキー・チェン主演の『ヤング・マスター 師弟出馬(1981)』。



「コレよ!コレだわ!コレこそが私が目指す道なんだわ!!」


この衝撃的な映画との出会いが、少女の眠れる情熱に火をつけた。



早速、あの『J・A・C(ジャパン・アクション・クラブ)』へ。(この飛び抜けた身体能力ですもん。即、採用である!)



あれよ、あれよと言う間に、『バイオマン』で頭角をあらわすも、日本では《アクション・モノ》自体が、やや下火の時代。



チョイ役しかまわってこない日々を悶々と過ごしてゆく。(『J・A・C』に所属していても、《アクション》自体を撮る場が少ないのだ)



「ならば、本場の《香港》へ行くしかない!」(決断早っ!)


熱い想いをしたためた手紙を、映画プロデューサーに送りつけた。


「どうしても、本場の香港でアクションを演りたいんです!!」


こんな情熱が認められて、彼女はユン・ピョウサモ・ハン・キンポーが出演する映画『冒険活劇 上海エキスプレス(1986)』に特別出演する事が決定した。




そうして、オサラバ日本。

いざ、《香港》へ!!





…… その後の足取りを、全く知らなかった私。



だけど、ここまででも彼女『大島ゆかり』さんのバイタリティーには驚愕!(゚д゚)!脱帽してしまう。



言葉も通じない、まだ見知らぬ異国の土地へ、若い女性が、たった一人で行くのだから。


「なんとかなるでしょ。『無問題!(モウ マンタイ)』」(問題無い!)


《アクションが大好きだから》…… ただ、それだけの理由で。



こういう、臆病な自分とは真逆の資質を持つ人物には無条件で降伏、尊敬してしまう。(まいりました)




その後、彼女『大島由加利』(香港では漢字に変えた)は才能を認められて、香港に留まり、ジャッキー・チェンの事務所に所属。(えっ、マジ?)



80本以上の映画に出演しながら、香港の大スターとなっていく。(この話題、当時の日本には全く伝わってこなかった。コレを今知ると当時の日本って、「《鎖国》だったんじゃない?」と思ったりして)




本場の香港で、毎日のように映画を撮影しながら、相当数をこなしていくと、どうなってゆくのか …… 



彼女のアクションは、日本の頃とは段違いに上達していく。



もう、キレッ、キレ!になっていくのだ。(《角度》、《速さ》が、以前と全く違う。)




まるで、ダイヤの原石が磨かれて、さらに輝きを増したようである。(ネットでチラリと観たが、本当に凄いよ!この動き!!)




そうして香港が中国へ返還されると、1997年、彼女の舞台はフィリピンへ。



今度は『シンシア・ラスター』になって大暴れ。

もちろん、ここでも、たちまち大スターである☆。



マレーシアやタイでも、その名は知れ渡り大スターとなってゆく彼女を、アメリカ映画界も放っておくはずがない。



とうとう、あの巨匠オリバー・ストーン監督が、直々に会いに来て、

「是非、私の映画に出てくれないか?」とオファーされるのだ。



だが、ここで彼女の返事は、初めて「NO!」



自分の肉体的な限界を感じていたのかもしれない。


その証拠に、彼女はその直後、撮影中に大怪我をして、日本へと帰ってくる。(可哀想に)




現在は怪我も治癒して、日本で後進を育てる為に、アクション指導に専念しているとか。(やっぱり《アクション》が根っから好きなのねぇ~)




そんな彼女の香港時代の映画を観てみたいものだが、………全く、日本には入ってこない。



何でやねん?



アニメとCGアクションにしか、日本人が興味を示さないから?なのか?!



いや、いや …… 今こそ、その状況に辟易して、飽きている人も大勢いるはず。



《生身のアクション》が風穴を開ける時が、すぐそばまで来ているのだ!



そんな気がする。(正直、私が一番ソレを希望してる)



志穂美悦子の系譜を継ぐ者、『大島ゆかり』の映画を拝ませてくれたまえ〜!


目一杯、絶叫しとく。


《おしまい》


2022年3月13日日曜日

映画 「吼えろ鉄拳」

 1981年  日本。




忍者武芸帖 百地三太夫(1980年)』は、今観ても大傑作だと思うし、とても面白かった。


それでも、当時はヒットしなかったそうな。(コレがヒットしない理由が、よ~分からん。当時の人は見る目がないのか?)



監督の鈴木則文さんは、それゆえにとっても心残り。


真田広之に心底惚れこんでいた鈴木監督は、「なんとしても真田広之を《スター》に!」してあげたかったそうな。


東映に直談判までして、リベンジのつもりで撮りあげたのが、この『吼えろ鉄拳』だという。(脚本にも参加してる)


そのかいあってか、この『吼えろ鉄拳』は、当時、そこそこヒットしたらしいのだ。



こんな情報を事前に知ると、観る前から期待値もググ〜ン!と上昇するというもの。



で、観た感想 ……… 


こんなにバカバカしい映画は滅多にお目にかかれません(笑)。(しかもチョー、ダサ過ぎる!)




ある日、

アメリカはテキサスで育った『響譲次(ひびき じょうじ)』(真田広之)は、病床の父親『鉄心』(石橋雅史)からトンデモない話を打ち明けられた。




「許してくれ!オマエは私の本当の息子じゃないんだ!」


ガ~ン!(゚∀゚)


「オマエは、日本にいるお金持ちの日野原家から私が《誘拐》してきた子なのだ!」


ガガ~ン!(*﹏*;)


オマケにオマケに、譲次には双子の兄弟『日野原透(とおる)』(真田広之・二役)がいて、目下、行方不明中。(冒頭で、とっくに殺されてますけど)


盲目の姉『千尋(ちひろ)』(志穂美悦子)までいるという。



それだけ言い残すと、嘘の父親・鉄心は(コトリッ)息絶えた。(まるで死に逃げじゃん(笑))


譲次は鉄心を埋葬すると、日本へやって来た。


(自分の兄弟は、いったい今どうしているのか ………)


それだけを知るために ………




この後、

アメリカから日本にやってきた譲次を待ち構えるのは、スリの常習犯(大木こだま(チッチキチ~))や、その仲間のチンピラ(黒崎輝)たち。


オッパイポロリのビキニ・ギャルやら、あのアブドラ・ザ・ブッチャーまでもが、わんさと登場するのだ。(いずれも、只の賑(にぎ)やかし屋たち。本筋には全く影響ない)



当時、悪役プロレスラーで、日本でも大人気だったブッチャーが、こんな映画に?出てた事に驚く。(*﹏*;)




黒崎輝なんてのはジャパン・アクション・クラブで次世代スターとして期待されてたけど、可哀想に全く人気が出なかったなぁ~(笑)。(なんせ、この《豚っ鼻》が残念)




こんな面子とドタバタ騒いでいると、譲次の顔を見た悪役の一味がビックリ驚いて、日野原家に一報を入れてきた。



「何ぃ?双子の片割れの『譲次』が生きていて、日本にいるだと?!」




譲次の両親や透までも殺して、ヤクザとつながりがある叔父『日野原一輝(いっき)』(成田三樹夫)は焦りまくり。

麻薬で巨大な金を動かしながらも政界に進出しようと企んでいたのだ。



(邪魔な譲次 ……… 今更ノコノコと …… )


その一方では、目の不自由な譲次の姉・千尋をそばに置きながらも、日野原家に伝わる伝説の秘宝《シバの女王》探しまでも行っていた一輝さん。(あ〜、悪事も忙しや〜(笑))



(この私の野望を邪魔だてする奴らは、全て皆殺しだ!たとえ甥でも ……… )



それでも、一応は「譲次を味方に引き入れてみようか …… 」と、部下に命じて屋敷に連れて来させてみる。




「本当に?あなた本当に、あの弟の譲次なの?!」


数十年ぶりに再会した『千尋』(志穂美悦子)は感無量。



「譲次君、よく無事に帰ってきてくれた。今夜は君の帰還をお祝いしてパーティーをしようじゃないか。充分にくつろいでくれたまえ!ハハハ!」(渇いた笑い)


つくり笑顔で迎える一輝と、見るからに悪そうな顔の手下たち。




そんなパーティに余興として呼ばれてきたのが、これまた見るからに怪しいマジシャン『Mr.マジック』(千葉真一)。(『Mr.マジック』って、まんまやんけ。他に名前なかったんかいな(笑))



「オイ!そこのカッペ君、気をつけなよ。君の近くには《殺人犯人》がいるぞ!」


譲次に腹話術で危険を呼びかけるMr.マジックとは、いったい何者なのか?(まぁ、演じるのが千葉真一である以上、ただのマジシャンでないのはお察しの通り)



それに慌てたのは悪党たち。

楽屋に急いで乗り込むもMr.マジックはいずこへ。既に、もぬけの殻でございました。(「チクショー!」)



そんな忠告どおり、一輝や悪党たちの企みを知ってしまう譲次。


一輝に「仲間にならないか?」の誘いを受けるも、もちろん正義の味方『譲次』(真田広之)の答えは決まってる。



「断固として『NO!』だ!!」


「殺せ!譲次を殺してしまえーー!!」(やっぱり、こうなるのね〜)


こうして、一輝たちが次々と差し向けてくる暗殺集団から逃げながら闘い続けるという、譲次の忙しい日々が始まるのである ………





変な坊さんの暗殺集団に追いかけられたり、

香港ロケがあったり、

ヘリが飛び交い、爆風やいくつもの銃弾が火を吹いたり ……



次から次に場面は変わり、決して退屈はさせないのだけど …………







それでも、この脚本は「まるで素人が書いたんじゃないか?」と思わせるくらい、 バカバカし過ぎる。こんな脚本に、どんだけ?《お金》がかかってるのやら ……… 今となっては驚くばかりである)



それを、音楽担当の羽田健太郎が作った間の抜けた曲が、さらに加勢する。(この御方、『渡る世間は鬼ばかり』などの作曲で有名なんだけど …… この映画に限っては駄曲ばかりである)




志穂美悦子なんてのは、もう散々な扱いだ。(いくら真田広之を売り出す為とはいえ可哀想)



多少、敵と応戦する場面もあれど、ヘロインを打たれてヘロヘロ。

オマケに最後は断崖絶壁で、敵の何発モノ銃弾を浴びて、海に真っ逆さま。(即死!)



女必殺拳』を、最近観たばかりのせいもあるけど、「あんまりやろ~!」と、叫ばずにはいられない。



それでも、この姉『千尋』(志穂美悦子)の死が、主人公『譲次』(真田広之)の怒り💢の原動力になると思えば、コレはコレで良いのかな?(3度目の視聴で、やっと、この域に収まった感じである)




1度目の視聴では、「こんなにバカバカしい話は無い!」と呆れ返り、



2度目の視聴では、「あっ、こんな人や、あんな人も、まだいた!」と発見する。(安岡力也や、プロレスラーのグレート小鹿まで出演していた)




3度目の視聴では、「クサイ台詞をいちいち吐く千葉真一や、真田広之の命がけのスタントを楽しもう!」と、割り切ることに決めました。




悪役の重鎮、成田三樹夫さんも、よくもまぁ〜こんな変な映画を引き受けてくれたよ。(この御方は「インテリ・ヤクザをやらせたら右に出ない」とまで言われた名優ですぞ)




厳めしい表情をつくりながらも、何度か観直すうちに、所々で(ププッ!)笑いをコラえているように見えるのは私だけ?(笑)(演じる方も平静じゃいられないだろうよ、この脚本と演出じゃ)




とにもかくにも、この映画はヒットして、なんとか真田広之は上手くスター街道にのれたそうな。(結局、格好いい真田広之が出てれば何でも良かったのかしらん?)




真田広之の歌う主題歌『青春の嵐(せいしゅん ハリケーン)』が、ところどころで流れる度に、またもや笑いを誘ってくる。(コレも珍曲である)



本人は、今現在、この映画を真顔で直視出来るのかな?

出来ないだろうなぁ~(チョーダサいし、あまりにも恥ずかし過ぎる)




危険なスタントやアクションだけじゃない。



《恥ずかしさ》を乗り越えた、その先にこそ、真のスター街道は開けるのだ。



そう思わせてくれた一編なのでございました。(アッパレ!真田広之!!)

青春ハリケ〜ン〜(ヤバい、いつの間にかクセになってるわ(笑))