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2022年1月16日日曜日

ドラマ 「岸辺露伴は動かない(2021年)」

 2021年12月27日〜29日。(全3話)






やっぱり、やると思っていたら、やってしまいました第2弾。



そりゃそうでしょうよ。

前回の放送終了後は、あれだけ反響が大きかったし、各メディアでも、ごぞって大絶賛していたしね。



実写化でも、この『岸辺露伴』は、稀に成功した部類なのだから。(ジョジョ4部を映画化した、どっかのアホな制作陣たちは、この成功をどう思っているのか …… 意地悪だが聞いてみたい気がする)





第2弾ともなれば、主演の高橋一生飯豊まりえにも固定フアンがついているし、堂々としたもの。

安心して観れました。




他人には心開かずに、とことん無愛想で、ともすればイヤ〜な性格に映りそうな《岸辺露伴》を、高橋一生は、ギリギリのところで好演していて、本当に感心する。





あちこちの場面では、「これは《ジョジョ立ち》じゃないか?」なんてポーズまで、自然な形で取り入れているし。(心底ジョジョのフアンなんだろう)


※《ジョジョ立ち》とは、現実世界ではとらないようなジョジョ・シリーズ独特のポージング。妙な形に関節を折り曲げていたりして、その見た目は、とても苦しそうである。





それに、この高橋一生、一見ガリガリ君で痩せ細って見えるが、ちゃんと鍛えておりまする。(4話『ザ・ラン』のトレーニングや走りっぷりも板についてるし、普段から相当に鍛錬してるんだろう。俳優さんも大変である)





今回も、原作のエピソードを借りてきながら、脚本にまとめているのは、ベテラン小林靖子さん。



原作の『ザ・ラン』、ジョジョ4部からのエピソードを改変した『背中の正面』ときて、

それらの話が、最終の6話『六壁坂』に集束されるよう構成されております。




『ザ・ラン』で、走る事に取り憑かれて理性のタガが外れた『橋本陽馬』(笠松将)も、

『背中の正面』で、得体の知れない何かに背中を乗っ取られた『乙雅三』(市川猿之助)も、


全ては、神聖な場所である『六壁坂』を、汚したり、禁忌を破った為である?と、まとめられている。(何だか今回ばかりは、だいぶ無理がある設定にも思えるが ………《露伴》のフアンには、特に気にならないのかな?)




まぁ、そんなウヤムヤな感じも『岸辺露伴』の持ち味なんだけどね。





それにしても、原作者の荒木飛呂彦も、やっぱりロアルド・ダールの小説が好きなのかなぁ~。



前回、このblogでも取り上げた『南から来た男』のように、ロアルド・ダールの短編には、恐ろしさの中に、奇妙な味わいのある話が多いのだ。


漫画の中で、狂言回しに『岸辺露伴』をしても、描こうとして目指しているモノは、《ロアルド・ダールのような物語》にも思えるのだが。





そんな『岸辺露伴』の原作も、残りわずか。

今年も描き継がれるのか …… そして第3弾もあるのか?



なんにせよ、こんなに成功したコンテンツをNHKも簡単には手放すまい。(紅白も調子悪いし)



第3弾もあることを期待して。

平均点、星☆☆☆。



※それにしても、『ザ・ラン』の笠松将さんの髪形、ちと、やり過ぎなんじゃ (笑)  


いくら漫画の登場人物がヘンテコな髪形をしてるからといっても、さすがにコレは ………



鍛え上げられた肉体よりも、葉っぱが突き刺さったような🌱特殊な髪形ばかりに目がいってしまいました。(どうやってセットしてんだコレ? 今年、流行るのか?! (爆笑) )




2021年1月5日火曜日

ドラマ 「岸辺露伴は動かない(2020年)」

2020年 12月28日~30日(全3話)。





最近じゃ、テレビも、もうほとんど観ない日々。


そんな時、たまたま、この情報にぶちあたった。


『岸辺露伴は動かない』実写化ニュース。



実写化と聞いて、3年前の酷すぎる実写映画の悪夢が甦ってくる。



失礼だけど、観る前から、あの映画はコケるだろうと思っていたら案の定だった。


キャストも酷ければ、あのビジュアルも「何だこりゃ?!」の仕上がり具合だったし。


オマケに、監督も、あの●●さん。(『ジョジョ』に対して何の思い入れもない、来る仕事拒まずのお方でしょ?)



漫画の実写化は本当に難しい。



漫画の登場人物をそのままの格好で出せば、ただのコスプレか、仮装大賞。


特に、このジョジョの登場人物たちは、現実世界では受け入れにくいような奇抜なファッションに身を包んでいるのだから。


こんな格好の人たちが大勢で、街中を歩いていたら、ただの変人集団にしか見えないので、即、警察に事情聴取 (笑) 。



かといって、皆を普通の格好にしてしまえば、それも、また《ジョジョらしさ》を失ってしまう。


微妙な匙加減のビジュアル改変……このジョジョにおいては、まず、それをクリアする必要が充分にあるのだ。


それができなければ、まず失敗する。(ゆえに映画は大失敗した)


でも、これが頭を抱えるほど難関な問題。

だから、こんなのの、実写化なんて、相当自信がなければ、はじめから下手に手を出さないほう無難なのだ。



後、あの、膨大な長さの原作。


あれを二時間の映画の尺に縮めて収めようとするのも、まず無理!(第一章なんて謳い文句だったけど、そもそも何章までやるつもりだったのか)


あれだけの多い登場人物たち……主要人物だけに絞ったとしても、それぞれに備わったスタンド能力を説明するのに、二時間はゆうに超えてしまう。


いっその事、あの登場人物の中から、主要人物を何人かだけピックアップして、オリジナルのストーリーに仕上げた方が、まだ良かったのに。


こんな風に、あの映画を観た後、しばらくの間は、ブツクサと不満が止まらなかった自分。



で、それから数年経って今回の実写化。


(またか……)という思いと、(もしかしたら……)って思いが、微妙に交錯してしまい、とりあえずは「ダメで元々」と、おもいっきりハードルを下げて観てみると…………



アレレ……、中々良くできているじゃございませんか!!



岸辺露伴を演じた高橋一生のビジュアルも、ギザギザヘアバンドは濃い緑になって、あまり目立たないようになっているし(良かった、真緑じゃなくて)、服装も白いシャツに黒のダボッ!としたコートが似合っている。(漫画の露伴は、ピチピチした短いシャツに、腹出しファッション。これも相当変である。(笑) )


このビジュアルは、《アリ》なんじゃないの?と、まず感心してしまった。



編集者、泉京香役の飯豊まりえのリボンが、ちと大きすぎる気もするが、まぁ、ギリギリ許せる範囲かな。(でも、可愛いけどね)




物語は、ジョジョを全く知らない人にも、入っていきやすいよう無理なく改変されている。


岸辺露伴の能力『ヘブンズ・ドア』を《スタンド能力》と言わずに、《特別に与えられたギフト》と呼んでいるし、スタンドの実態を見せないのも、これはこれで、かえって良かったかも。


原作の中から3話を取り出して、個々の独立した話にまとめながらも、この3話でひとつの形にみせるような、粋なやり方も上手いなぁ~と、ホトホト感心。



脚本家誰なんだ?と思ったら、小林靖子さん。

テレビアニメ『ジョジョ』を担当したお方でした。



なるほど、『ジョジョ』の事を知り尽くしている方なら、この出来も納得かもしれない。



この実写に異論のある人もいるだろうが、自分は充分に楽しめました。



多分、第2弾もやるだろうが、それがあれば大いに期待したいと思う。

星☆☆☆。


※第2話『くしゃがら』の『志士十五(ししじゅうご)』役の森山未來さんは、さすがの名演技。


この話だけは、小説から借りてきた話なのである。


漫画の元々のビジュアルも無くて、それでいて荒木飛呂彦の世界観に似合った登場人物に近づけるのは、本当に至難の技。(とにかくアクの強い登場人物が多いので)


今回、実写化の意義があるなら、これこそ、本当に感心してしまいました。




2019年7月29日月曜日

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 番外編」

  

 



あ~5部も終わってしまいましたね。




この5部まで、様々な登場人物たちが、それぞれ楽しませてくれたけど、前回、プロシュート兄貴とペッシが『スタンド』を利用した商売を想像してみたら、ふと、他の人たちは?と、思ってしまったのだ。




大人になったら、『スタンド』を利用して、どんな仕事をしているんだろう……とか、
想像は膨らむ。




4部では、トニオ・トラサルディーが、『パール・ジャム』を使ってレストランをしているし、

辻彩が、『シンデレラ』でエステティシャンをしている。


岸辺露伴は、『ヘブンズ・ドア』で漫画家。


けっこう、皆さん、『スタンド能力』を利用して、商魂たくましく商売をされているのだ。(まぁ、中には、そんなのに、まったく頼らずに、海洋学者になった空条承太郎なんてのもいるが。)



で、今回は、

「もしも、●●がこんな仕事をしていたら…」

と、勝手に想像してみました。(たわいない想像なので、お許し下さいませ)





●東方仗助……何でも治す『クレイジー・ダイヤモンド』は、超便利なスタンド。

傷でも怪我でも治す事ができる、このスタンドで、将来は、『お医者さん』か?


いやいや、とても仗助の柄じゃない。


それとも分解したバイクを元に戻す事もできるし、『修理工』?


それも、地道な仕事で、仗助の柄にあっているとは、とても思えない。



そこで考えました。

お金儲けに執着心のある仗助、その『スタンド』を生かして、ピッタリの仕事。


ズバリ、『新興宗教の教祖様』。


目の前で、次々、奇跡をおこして、大勢の信者たちを集めて、お金がガッポガッポ。


仗助の適職は、これしかない!と思うのだがどうだろうか?





●虹村億泰……何でも削るスタンド、『ザ・ハンド』で、できる仕事といったら、もう、これしかないでしょう。

『粗大ゴミ処理業』。

増えすぎたゴミも、チョイチョイと、あっという間に綺麗になくなるんだから。(ゴミ屋敷も一瞬で片付く)


でも、案外、仗助が『新興宗教の教祖』になったら、一緒に金儲けの為に手伝っているかもしれない(笑)




●広瀬康一………エコーズact.1~3で、テーマパークの音響効果や体感アトラクションの仕事ができるかも。

でも、性格上、地味で平凡なサラリーマンになってそう。(束縛の強い由花子の為に、仕事が終わったら一目散に帰宅する康一が浮かんでくる)





そして、5部。

ディアボロが倒され、ジョルノとミスタが、組織のトップとNo.2になった今、トリッシュはどうしているんだろう。



●トリッシュ・ウナ……何でも柔らかくするスタンド、『スパイス・ガール』の適職はこれしかない。


『人命救助隊』。



「キャー、ビルから人が飛び降りたわ!」

真っ逆さまに落ちていく人物、そして、地面を叩く『スパイス・ガール』!

(グニャリ~)

「地面を柔らかくしたから、もう大丈夫よ」と、トリッシュ。



お次は、


「キャー!高齢者の暴走車よ!」

猛スピードで走り抜けてくる車に、『スパイス・ガール』が駆けつける。


(ビョヨヨォ~ン)

「大丈夫よ、車と壁を柔らかくしといたわ」

「ありがとう、トリッシュ!」

「ありがとう、『スパイス・ガール』!」群衆が拍手する。



そんなこんなで、

「え~トリッシュ・ウナ、ここにあなたの日頃の人命救助に対する功績を讃えて表彰します」


カメラのフラッシュが、いくつも炊かれて、表彰状を受け取るトリッシュは、時の人となったのでした。






なんてね…………


バカバカしい空想をダラダラと書いてみました。

でも、こんな風に想像するのも、また楽しいかもしれない。


あくまでも、これは、『ひとりごと』ゆえ、寛大な皆様、大目に見てくださいませ。(笑)

2019年7月27日土曜日

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 5部 ②」

 

 
            《カラフルなイタリアの街並み》




この『黄金の風』、出てくるキャラクターが、どれもこれも強烈。


自分がお気に入りのキャラクターについて、もうちょっとだけ語りたいなぁ~と、ふと思いたって、急遽②を設ける事にしました。


まず、味方のキャラクターで、自分が一番好きだったのは、ジョルノでも、ブチャラティでも、ナランチャでもない。





この『グイード・ミスタ』なのだった。




頭には、ヘルメットのような形の帽子をかぶっている。(それも白い線が、いくつも交差した格子柄の赤い帽子)。

上半身はピタリとした青いシャツ。(これも腹部がみえるくらい短いシャツで、これまた白い線の交差した格子柄である)



格子模様が好き?なのか?


下半身は赤いパンツ(これには今度は黒いトラ柄)にロングブーツ。


いずれにせよ、ピストルを使う暗殺者とは、とても思えないほどの目立つ格好をしているのだ。



性格は『4』という数字を、迷信深く意味嫌う以外は、至って単純。

特に思い悩んだり、考えたりするタイプじゃない。


それゆえに、チームの仲間たちとは誰とでも、すぐに打ち解けてしまう。(猜疑心の塊アバッキオや、新人のジョルノさえも。)


たまに、こんな誰とでも仲良くなれる人を見かけるが、狭量な自分には逆立ちしても真似できるはずもなく、


「あぁ~こんな性格にどうやったらなれるんだろう………」

と、ただ、ただ、憧れてしまうのだ。



この素晴らしい性格は、神様が、その人だけに授けてくれたギフト。

この性格ゆえ、彼は、この『黄金の風』でも最後まで、生き残るのである。



ただ、こんなミスタにも致命的な欠点がある。



「臭い、臭いわぁ~!脇が異様に臭いわぁ~!!」


とトリッシュ(笑)(ミスタと体が入れ替わったトリッシュの言いたい放題よ)



体臭がきついのが、最大の欠点か。

ん~……………でも、やっぱ、臭いのは、ちょっとイヤかもしれない(笑)






敵のキャラクターで好きだったのは、ブチャラティーたちを狙う暗殺集団の中の迷コンビ?!



ブロシュート兄貴ペッシである。



金髪を撫で付けて、ピシッ!と黒いスーツを着こんだプロシュート兄貴は、ダンディーでイケメン。


でも、その弟分、ペッシは……(笑)


顎のクビレなどが一切なく、顔面と体が直に繋がっている。(これで人間なのか?首を横に振ることもできないじゃないか。(笑))


そしてツルツル頭の登頂部からは、緑の髪の毛が、まるで葉っぱのようにピョーン!と、飛び出している。


その姿は、どう見ても、『パイナップル』?




いや『大根』なのだ。(笑)(この白い部分に目鼻口があると思いください)




この見た目の、ものすごいインパクトとは、逆に、ペッシの性格はいつも自信なさげ。




「アニキィ~、ブロシュート兄貴よぉ~」

なんて言いながら、プロシュート兄貴に、ベタベタ甘え放題なのだ。(この顔で)



そんなプロシュート兄貴は、暗殺者としての心構えを、ペッシに叩き込み教えていく。


「ペッシ、俺たち暗殺者は、『ぶっ殺してやる!』なんて言い方はしないんだ!なぜなら、そう思った時、相手は、殺されて、もう死んでいるんだからな!分かったか?!」


「分かったよぉ~、怒らないでくれよぉ~、プロシュート兄貴ぃ~」(どこまでも甘えん坊のペッシ)


こんなペッシを、プロシュート兄貴は、時には「この馬鹿野郎!」と踏みつけにしたりするのだが、次の瞬間には、頭をなでなでしたりもする。(こんな変な顔のペッシなのにねぇ~(笑))


アメとムチを、上手に使いながら、プロシュート兄貴は、こんな異形なペッシを愛しているのだ。



だがら、プロシュート兄貴は、ペッシを、決して見捨てない。


そして、その愛情が分かるのか………


何をされても、何を言われても、ペッシは、

「アニキィ~、プロシュート兄貴ィ~よぉ~」なのだ。



列車の中で、ブチャラティたちと戦いながらも、こんな二人の漫才コンビのような、やり取りに、なんだかホンワカしたり、笑ったりしたものだ。



暗殺者でも、なんだか憎めなくて、好きでしたね。



できたら、プロシュートとペッシ、生き残って、暗殺者なんて辞めて、二人して商売でもしてほしかったけどね。


たとえばペッシの『ビーチ・ボーイ』で魚をじゃんじゃん釣って、プロシュートの『ザ・グレイトフル・デッド』の力で、アジの干物にして、売るなんてのもいいんじゃないのかな?


堅気になれば、きっと、二人して、そんな商売でも始めていたかもしれない。




それにしても、このペッシのキャラクターのインパクトは、漫画でもアニメになっても凄いなぁ~。


間違いなく、長いジョジョ・シリーズの中で、これからも語り継がれていく名物キャラクターだろうと思うのである。


お粗末。

※補足として、ミスタやプロシュート兄貴、ペッシの事を、少し書けて、これで自分も満足。

危うく忘れるとこでした。アブナイ、アブナイ。

2019年7月24日水曜日

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 5部 ①」

2018年~2019年。




《イタリア ネアポリスの街並み》




「この『ジョルノ・ジョバァーナ』には夢がある!!」



第3部、あのディオが、首から下のジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取り復活していた時、何故か?(ディオの気まぐれ?)日本人女性との間にできちゃった子供。



それが、この『汐華 初流乃(しおばな はるの)』=『ジョルノ・ジョバァーナ』である。



この複雑な運命ゆえ、吸血鬼の遺伝は受け継ぐことなく、普通の人間として産まれたジョルノだが、首にはジョースター家の遺伝である『☆形の痣』が存在する。


その後、母親はイタリア人と再婚し、イタリア人の義父に虐待されながら育つ。(母親の事は、その後、原作でも、まったく出てこないので、イタリア人の義父にジョルノを押し付けると、また、他の男の所にでもトンズラしちゃったんだろう)




こんな可哀想な境遇のジョルノ。


でも、世の中には、捨てる神もいれば拾う神もいる。

ジョルノを救ってくれたのは、街を支配しているイタリアのギャングの男。


静かに………そして、決してジョルノにも近づくことなく、遠くから見守り続け、ジョルノを虐める義父や近所の悪ガキたちにも、その威圧感で押さえつけてくれる。


その男に、次第に憧れていくジョルノ。


髪の毛が、黒髪から金髪に変わり、成長すると、『スタンド能力』まで目覚めた今、ジョルノの夢は、はっきりと形になった。


「『ギャング・スター』になりたい!」と………。






前作『ダイヤモンドは砕けない』から、まる1年。


充分な期間を設けて、作られた、この5部『黄金の風』。


スタートするまでは、ジョジョ信者たちは、ドキドキ、ハラハラだったろう。(なんせ、前作の出来が、チョー悪評だったので)

だが、ふたを開けてみれば、…………どの話数も、まったく作画が崩れない。

『美麗』、『素晴らしい』の絶賛の嵐。


ジョジョ信者の熱気は派生していき、しまいには、叶姉妹の次々繰り出すコスプレ姿などが話題になった。(しょこたんの、チンチクリンなコスプレには笑ってしまったが……)



だが、この5部、今でこそ、ここまで人気だが、連載時は、そこまでの人気を得ていたかは疑問である。

原作の荒木飛呂彦の絵柄は、独特すぎるくらい独特だ。


この絵柄には、好き嫌いが、真っ二つに分かれて、たぶんに馴染めない人の数の方が多いはず。


この人の描くキャラクターも、どんどん部を重ねるごとに強烈になってきて、連載時には、離れたフアンもいると思うのだ。



そして、この5部のキャラクターも、これまた強烈。


主人公のジョルノの姿さえ、普通の美的感覚を持つ一般人から見れば、「何だこれ?」と言って、生理的に受け付けない人もいるかもしれない。


前髪は、チョコ・コロネを3つ並べたようになっていて、少し長めの襟足は三つ編みにしている。(この時点で退散する人もいるかも)

服装はレザー生地の、ピッタリした学ラン風なのだが、おもいっきり胸部をハート型に切りぬいていて、見せつけている。



こんなイタリア人や15歳、当時も、現在も見たことない。(笑)



このジョルノもジョルノだが、ギャング組織のリーダー、ブローノ・ブチャラティの格好もこれまた……。


髪形は、中森明菜のデザイアーみたいなオカッパ頭に左右のピン止め。

服装は、これまた白い上下のレザーだが、柄として、無数のおたまじゃくし(何で?)、そして大量につけられたジッパー。


とどめは、やはりジョルノと同じように、胸をハート型に切りぬいていて、そこからは胸に彫りこんだタトゥーが見えているという、とんでもない格好なのだ。(まったく、こんなデザインの服、どこのブティックに売っているんだ?(笑))




こんな仮装したような登場人物たちが、敵も味方もウジャウジャ登場すると、「ここは、本当にイタリアで、この人たち、本当にイタリア人なの?」って思わずにはいられないのだ。




それでも見馴れてくると人物は、まだマシかもと思わせてくれる。


その登場人物たちの変な格好の上をいくのが、『スタンド』のデザインなのだから。




正直、連載時、この『スタンド』のデザインの気持ち悪さに、一時、撤退していた時期があった。


それまで3部は、まぁまぁ見れたが、4部で、「何か、ちょっと気持ち悪いなぁ~」というのがチラホラ。



5部に至っては、『スタンド』が「チョー気色悪い!」となってしまったのだ。


ジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス』も気持ち悪いが『レクイエム』に進化してからは特に(気持ち悪い)。


仲間の、アバッキオの『ムーディー・ブルース』やトリッシュの『スパイス・ガール』も気持ち悪いが、その中で群を抜いて、気持ち悪いと感じたのが、フーゴの『パープル・ヘイズ』というスタンド。

口を縫われていて、開かない口からは、始終ヨダレが、ダラダラと流れている。


この気持ち悪いスタンド、『パープル・ヘイズ』の登場には、いくら、主人公の仲間だろうと、あまりにもの嫌悪感で、1回読むのを辞めたくらいだった。


そのくらい『グロテスク』、『キモい』、『吐き気がする』というスタンドなのである。


掲載誌は少年誌。

絶対に苦情が殺到したはずだ。


その不人気ゆえか、これ1回でフーゴも『パープル・ヘイズ』も離脱する。(ホッ!、原作者は後半フーゴを敵として出演させるつもりだったらしいが、そんな事もなく消えていった)



敵の『スタンド』たちも、本当に気持ち悪かった。

この気持ち悪さを、当時読んでいた自分は、とてもじゃないが、『格好いい』に変換できなかった。



だが、数十年経ち、人の好みや価値観も変わってくる。

そしてアニメにまでなる。


「おや?、こうして見ると、ちょっと格好いいかも………」


喋りだして動き始めた、ジョルノやブチャラティーたちの魅力は、その昔、自分が感じていた不快感を見事に消し去り、『傑作』と思わせる事に成功したのだった。




このアニメ化は成功だろう。

そして、この『黄金の風』の出来は、もしかしたら、またもや、次の6部に続く弾みになるかもしれない。(全てはBlu-rayやDVDの売り上げ次第であるが……)


これが、ジョジョシリーズの到達点といえる作品になったのではないだろうか。

もちろん星☆☆☆☆☆である。


※ただ、アニメになっても、やはり『パープル・ヘイズ』のグロテスクさは、受け付けられなかった。

これは生理的な問題。(ゲテモノ好きには、この異形な『パープル・ヘイズ』さえも、たまらない魅力なんだろうが………(笑))

そして、これ1回だけで、この『黄金の風』の全てを語れるはずもない。


自分が、特に印象に残ったキャラクターたちについて、次回語りたいと思う。

珍しく続くである。

2019年5月15日水曜日

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 4部」

2016~2017年。





《杜王町のモデルになった宮城県仙台市》




そして、4部である。




まさか、始まった当初は、ここまでのアニメ化は、まったく視野には入っていなかったんじゃないだろうか。


それくらい3部の成功は大きかったのだ。

3部の成功は、はずみをつけて、すぐさま、トントン拍子で4部の制作が決定する。



それでも、多少、制作期間が足りなかったのか……作画が……。



私自身は、観ていてそれほどとは、思わなかったのだが、原作フアンや3部のクオリティと同じものを求めていた人々からは、この4部のアニメ化の出来栄えには厳しい意見もあったらしい。


特に、スタンド『キラー・クイーン』の初登場シーンでは、あまりの大雑把な作画に、『作画崩壊』とまで叩かれて、ネットでは大荒れした。(まぁ、言いたい事も分かるけど……。見た目、全然怖くない『キラー・クイーン』だもんね)


昨今のアニメの制作事情からすれば、これもやむを得ないかもしれない。


年間に制作される膨大なアニメの本数に対して、制作スタッフの数が圧倒的に足りないのだ。



薄給のスタッフたちは、他のアニメとの掛け持ちは当たり前。


長時間で働かせられて、人が倒れるような過酷すぎる現場を知れば、それも仕方のない事かもしれない。(むしろ3部の出来が驚異すぎたのかも)

そんな色々あった4部であるが、自分は、これはこれとして楽しんで観てました。


4部の舞台は、日本の架空の町、杜王町。


エジプトのディオとの壮絶な闘いから10年が経ち、ジョセフも79歳、孫の承太郎も28歳になっていた。


28歳になれば、『オラ!、オラ!』とオラついてばかりもいられない。


格好は相変わらずの奇抜なファッションだが、アメリカで海洋学者になり、それ相応の落ち着きと経験を身につけていた。



そんな承太郎だが、数年ぶりに、再び日本へと来ることになる。


しかも、まったく来た事もゆかりもない、この『杜王町』に。



それは、その昔、ジョセフが日本人女性と浮気をして、産まれた隠し子『東方仗助』に会う為だった。


丈助への遺産相続の話を伝える用件もあったが、理由はそればかりではない。



ジョセフの念写で、不吉な黒い影を、この『杜王町』に見たのだった。



もう、さすがにヨレヨレのジョセフを来させるわけにもいかず、孫の承太郎に白羽の矢が立ったのだが……。


それでも、承太郎の言葉を借りれば「やれやれだぜ…」っと言ったところか。

そして、偶然見つけ出し、出会った『仗助』とは…………。




この4部では、この『東方仗助』が主人公。
そして、全部は無理だが(なにしろ4部はその数が多い)、その仲間たちの事を、いつものように、チョコチョコ書いてみたいと思う。



東方仗助……ハンバーグを頭に乗せているような、巨大なリーゼントヘアと、学ランの前をおもいっきり開けて、車輪のような形やハートのバッジで留めている。(こんな高校生、昔も今も見たことない!ジョジョの世界観だからこそ、通用するファッションである。)


こんな独特な身なりをしていても、根は人好きのする優しい不良。


その証拠に、杜王町で闘ったり、知り合ったスタンド使いたちとは、一部の凶悪な犯罪者を除いて、ほとんどが『ダチ』になる。(※岸辺露伴を除いて)


中でも、虹村億泰とは、何もかも、よっぽど気が合うのか大親友といっていいほどの仲になった。



こんな仗助の性質ゆえか、スタンドは、人の形をしていて拳の連打で、物を治す事ができる『クレイジー・ダイヤモンド』。


ただ、仗助の感情や気持ちしだいによっては、変異的、異物的な形へと『治す』。(これを『治す』といってよいのかどうか?)
変わったスタンドである。(ただし、自分の怪我は治せない)




虹村億泰………『肉の芽』を埋め込まれていた父親が、ディオの死により、不死の醜い化け物となる。


兄の形兆は、そんな父親を憐れに思い、楽に殺してくれるスタンド使いを産み出そうとして、『弓』と『矢』を使って、杜王町にて、誰彼お構いなしにスタンド使いを増やしていった。(『矢』に刺さって、相手が死んでもお構いなしの非情な兄)


結果、兄は自業自得もあるが、自らが産み出したスタンド使いによって殺されてしまう。


そんな兄の言うなりに、ずっと行動していたが、仗助と出会い、助けられて改心した。

兄が死んだ後も、杜王町にとどまり、異形の父親と二人で暮らしている。


だが、こんなハードな境遇でも、本人には、まったく暗い影は見当たらない。


なにしろ「考えるのが苦手で、考えすぎると頭が痛くなる」らしい。


顔面一杯に『×』の傷跡がある。(まるで、念押しのようにダメダメの烙印をされているように見えるのだが)


仗助とよっぽど気が合うのか、毎日一緒に登校して、ほとんどの時間を一緒に過ごしている。


スタンドは『ザ・ハンド』というもので、何でも削り取る。

削り取ったものはどこへ行くのか本人も分からない。(なんせ考えると頭が痛くなるので)




広瀬康一 ……仗助や億泰と同じ高校1年生………なのだが、とてもとても、そんな風には見えない低身長。


何しろ仗助や億泰たちの腰くらいしか身長がないので、そばにいればポケモンにしか見えない。


性格は穏やかで真面目、でも勉強はあんまり得意じゃない。身長以外は、ごくごく普通の高校生。


そんな低身長の見た目が、他の人にはマスコットのように見えるのか、皆がガードを緩めて愛されている。


仗助や億泰たちは、もちろんだが、あのハードボイルドを気取った承太郎にも「康一くん、康一くん」と目をかけられて、なぜか?可愛がられる。(トホホ……承太郎よ……)



偏屈な漫画家、岸辺露伴もイチコロで虜になってしまった。


同級生の由花子には、(殺したいほど?)狂信的な愛情で、愛されている。


形兆が放った『矢』で、『エコーズ』という、珍しくACT.1~3へと、徐々に進化していくスタンドを手に入れたが、スタンド能力よりも、この誰でも虜にしてしまい、愛される方が異常な能力なんじゃないだろうか。


エコーズ=「愛をください!」、って歌が、今にも聞こえてきそうである。




岸辺露伴 ……売れっ子漫画家。漫画の鬼。下書きもせずに、超スピードでペン入れして原稿を、あっという間に完成させてしまう。(ある意味、漫画家の理想の形)


漫画のネタになるためならと、貪欲に資料集めもする。


そんな貪欲さが、『ヘブンズ・ドア』なる、人間を本にしてしまうスタンドを発現させた。



それまでの人間の過去を、ページをめくるように文章で見たり、書き加えたりする事ができる、異色のスタンドである。


初登場時には、鼻持ちならない性格ゆえに、仗助にコテンパンにボッコボコに殴られて、数ヶ月の漫画の休載にまで追いやられる。


それ以後も、仗助に、うまくカモにされては、大金をせしめられて、挙げ句は家まで燃やされてしまう。


一本気な性格ゆえに、周りが見えなくなるくらい熱くなりやすいのが仇となり、今、1歩のところで仗助には歯が立たない。

それゆえに仗助が大嫌い。

でも康一は好きなので、渋々、協力する。




と、まぁ、こんな面々がわんさと出てくる4部なのだ。



まだまだ、魅力的なキャラクターや仲間が、次々、登場してきては仗助たちの仲間になっていく。


そして、後半、仗助たちは、町で快楽殺人を繰り返す『吉良吉影』なる人物に行き着き、そして対戦する事になるのだが………。




でも、悲しいかな……。

多勢に無勢。


吉良がどんなに強い悪党でも、この集団に勝てる見込みは、途中から、ないような気がしてきてしまった。

あまりにも、仗助の仲間を増やしすぎたかもしれない。


そんな反省もあってか、5部では、その点を考えながら、だいぶ抑えられている。

それでも、この4部、日常の中で、「こんな便利なスタンドがあればなぁ~」と思わせるスタンドが盛りだくさん。



魅力的なスタンドの数に星☆☆☆☆をつけたくなる気持ち、分かってもらいたいと思います。

2019年5月13日月曜日

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 3部」

2014~2015年。





《エジプト カイロの風景》



そして、いよいよ、第3部「スターダスト・クルセイダース」である。(全48話)





なんだ、これは?!



凄い!

カッコいい!

痺れた!!



そう、そう、こんな「ジョジョ」を自分は見たかったのだ!待っていたのだ!!




第3部からは、『スタンド』が登場する。



『スタンド』とは、特別な力を持ったヴィジョンであり、その力を持った者のそばに現れる守護霊みたいな存在。


個人の特性により、様々な能力をもち、その形も人間に近いものから、動物のような形、無機質なものまでと千差万別。



第1部で、石仮面により吸血鬼となったディオはジョナサンとの対決で敗れはしたものの、頭部だけの存在になっていたが、それでも死なず生きつづけていた。



そして100年後、復活したディオは、ジョナサンの首から下の肉体を乗っ取った。



そして、エジプトに渡ると、エンヤという老婆から貰った『弓』と『矢』でスタンド能力を手に入れる。(『矢』に射ぬかれるとスタンド能力が表れるのだ)



首から上はディオでも、肉体はジョナサン・ジョースター。



当然、ジョナサンの子孫たちにも、その影響が出始めた。


ジョナサンの孫で、年老いたジョセフ。

その娘ホリー。


そして、そのホリーが日本で結婚して産まれた高校生の空条承太郎にも、次々と『スタンド能力』が表れる。




だが、『スタンド』を操るには強い精神力が伴い、制御できなければ、『スタンド』が自らの肉体を滅ぼすこともある。



もともと、穏やかな性格のホリーには、『スタンド能力』は仇となり、高熱を発して倒れこんでしまう。



このままだと、次第に衰弱して死を待つばかり。



ホリーを救うには、元凶のディオを探しだし倒さなければならない!



かくして、ジョセフと承太郎は、同じスタンド使いで仲間になった、アヴドゥル、花京院と共に、遥か彼方エジプトにいるディオを倒すために旅立つのだった。






…………って、いうのが第3部のストーリーなのだが……



最初、これを見たとき、よくこんな事を思いついたものだ!とひたすら感心した覚えがある。



『スタンド』なんてのを思いついただけでも、コロンブスの卵を見つけたような発見と同じじゃないだろうか。



この形は、その後、色々なメディアに影響を与え、『ポケモン』なんてのも、形さえ違えど、この「ジョジョ」の『スタンド』に影響を受けているのはあきらかである。



この魅力的な『スタンド』とメインの登場人物だけでも、ここに少しばかり記しておきたいと思う。



空条承太郎…主人公で高校生の『スタンド』使い。


長い丈の学ランに鎖をつけたり、バッジを色々つけてみたりと、不良だが、人一倍、こだわりのお洒落に気を使う高校生である。(まぁ、どんどんシリーズごとに凄い格好の人物たちが、次々出てくると、こんな格好でも、後半、地味に見えてくるのだが)


髪の毛と学帽の境が分からないのが、これまた特徴的。


スタンドは、人のかたちをしていて、強烈な連打を放つ近距離パワー型で、スタンド名は『スタープラチナ』。


「オラ!、オラ!、オラ!………」の掛け声と共に、くりだされる鉄拳のスピードは凄まじく、どんな敵もそれに捕まれば防ぎようもないくらいである。


やがて、そのスピードは時間さえも越えて、数秒なら時を止める事さえ可能となっていく。


後、指だけが鋭利に伸びて切り裂く『スターフィンガー』なんて技も兼ね備えている。(便利な技だけど、なんだかAV男優のフィンガー・テクニックを想像させてしまう。妙にエロい技 (笑) )





ジョセフ・ジョースター……60代のアメリカ人で、ジョナサンの孫、承太郎の祖父。


そして第2部の主人公。


アメリカ人らしく、ノーテンキで大雑把な性格だが、イカサマも得意中の得意。

『波紋』も使えれば、『スタンド』も使えるという、ある意味便利なお方である。


スタンドは、茨のツルのような形を腕から出す、『ハーミット・パープル』。

最初は、それをポラロイドカメラに巻き付けて念写をするくらいだったが、TVに接続して、予言映像なんてのも映し出せるようになってくる。


茨のツルは、伸ばしてロープがわりに使ったり、巻き付けて引き裂いたりと攻撃にも最適。
そして、そのツルに『波紋』を流す事も出来ちゃう。


2部と3部の橋渡し的な役割を、この人が担っているんじゃないだろうか。





モハメド・アヴドゥル……ジョセフの友人でエジプトの占い師兼スタンド使い。


鳥の顔のスタンド『マジシャンズ・レッド』で炎を自在に扱うのだが、そんなものより、本人の方がインパクト大。


濃い顔にねじれたターバン、でかいコイン状の連なった耳飾り。



髪型は、頭に何十本もの『鉄火巻』が、刺さっているような奇抜なヘアスタイル。



その姿は、とても20代に見えず、大勢の群集の中でも、ひときわ目を引くこと、間違いないのである。





花京院典明……ディオに『肉の芽』なる伸びる触手を脳髄に打ち込まれ、操り人形となり、刺客として承太郎を狙うが、呆気なく玉砕。


そして『肉の芽』が取り除かれると、人が変わったようになり、旅に同行する。


学ランはキチンと着こなしているが、赤い髪からは、特別に、異常に長いうねった髪の毛が伸びている。


後、変なブラブラするチェリーのような耳飾り?をしている。


スタンドは、『ハイエロファント・グリーン』。


人の形をしているが、自在に伸びたり、液体になったりできる緑色のスライムのような、つかみどころのないスタンド。


両手の平を合わせて、そこから、「エメラルド・スプラッシュ」なる液体なのか?宝石なのか?わけの分からない攻撃を繰り出すのが必殺技である。(本当に敵に対して効いているの?と思うのだが、なにしろ、どんな成分が混じっているのか分からないので……………とりあえずは効いているんだろう、と推測される)




ジャン=ピエール・ポルナレフ………花京院のように、これまた、『肉の芽』により刺客として送り込まれたスタンド使い。


こちらも呆気なく、今度はアヴドゥルに玉砕されてしまう。


『肉の芽』が取り除かれると、途端にこちらはコメディーリリーフとなり、旅の盛り上げ役として承太郎たちに同行する。


『シルバー・チャリオッツ』なる甲冑を着こんで、剣を操るスタンドを繰り出すのだが、こちらもスタンドより本人の方がインパクト大。




長い銀髪を『トーテン・ポール』のように高く固めて切り揃えた髪型は特徴的。



ハートを割って、それぞれを紐で結んだ耳飾りを両方の耳にしている。(まぁ、全員イヤリングが大好きな一行である)


胸まで隠れる黒いシャツは半分だけ肩がけ。(だから敵に攻撃されると、いつも血だらけになりやすい)




と、まぁ、こんな個性豊かな面々たちが、そろい、集まり旅をしていくわけだ。



次々と放たれる刺客たちを、知恵と勇気で倒していき、仲間との友情を育みながら、宿敵ディオを倒すために、遥か遠いエジプトを目指して進んでいくのである。



この3部、魅力的なストーリー展開もさることながら、アニメの出来栄えはシリーズで今のところ一番。


最後の最後まで一定のレベルを保ち、作画が崩れる事もなく、ものすごいクオリティで描かれている。

観たときは、それにビックリしたし、感動すら覚えたくらいだった。



それくらい制作に関わったスタッフたちの情熱や『ジョジョ愛』が強い作品だったといえるのではないだろうか。



そして、この3部の出来栄えは、高く評価されて、瞬く間に世間へ知れ渡り、一躍、この『ジョジョ』という作品をメジャーなものへと押し上げていく。


そして、ジョジョへの関心は最高潮となり、それまで見たこともない一般の人々まで知る事となり、知名度も一気に増えたのだった。



やっと、やっと世間に認知されるようになったジョジョ。自分の事のように嬉しく思ったものである。



文句なしの星☆☆☆☆☆をつけさせて頂きます。


そして、

そして、


なにをかくそう、白状すると自分、原作者の荒木飛呂彦と同じ誕生日、6月7日生まれなのである。



それゆえ、近年の、このジョジョブームには、嬉しさは人一倍なのであった。




いずれ、4部の事も書くつもり。


長いダラダラした文章に、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。(あ〜エジプトに行ってみたいなぁ〜)

《ポルナレフが闘ったコム・オンボ神殿》

アニメ 「ジョジョの奇妙な冒険 第1・2部」

2012~2013年。





        《19世紀のイギリス ロンドンの風景》



※アニメ画像は何かと権利問題が(ゴニョ、ゴニョ……)小うるさいのでありまして……こんな風景でご容赦くださいませ。






その昔、少年ジャンプが驚異的な発行部数で全盛期だった頃に、かくいう自分も毎週毎週、楽しみにして愛読していたものだ。


「ドラゴンボール」、「シティハンター」、「スラムダンク」、「北斗の拳」などなど……


挙げればキリがないほど、大ヒット作品が集中していた時期。



そんな80年代に荒木飛呂彦の「ジョジョ」も、ひっそりとスタートする。



たまたま、荒木飛呂彦の作品は「魔少年ビーティー」から見ていた自分。


でも、この独特の絵柄には、何か引っかかるものがあったのだが、それでも、この人の作品は、「多分、好き嫌いが真っ二つに分かれるだろうなぁ~」くらいに思っていた。



それくらい当時のジャンプでは、異彩を放っていて、ひとつだけ浮いていたような気がする。




そして、ジャンプといえば、アニメ化。



次々と掲載されている作品がアニメ化して、大ヒットする中でも、この「ジョジョ」だけは、置き去りにされていた感があった。



それでも連載は打ち切られずに、マニアックなフアンに支えられ、細々と続いて行くと、ある時、第1部が、突然、アニメ映画化された!



でも、あまりの原作の改変で原作フアンからも悪評。

まったく評判にもならずに、その存在さえ抹消されてしまう。(この映画は現代でもDVD化さえされていない。)





そして、しばらくすると、今度はOVA化の話が持ち上がる。



第3部のOVA化!


今度こそは時代の波にのれるのでは?と期待するも3部の後半「エジプト編」からの無理なアニメ化だった。



OVAの為に、話は削られて、削られて……

ジョジョを見たことがない人には、何がなんやら分からないストーリー展開。




おまけに承太郎やら花京院、キャラクター・デザインを、どなたがおこなったのか分からないが、とても高校生には見えないデザイン。(まるで『つのだ次郎』の漫画のような恐ろしい顔、顔、顔)



その後、遅れて第3部の前半部分もOVA化されるが、何だか全体的に中途半端なアニメ化であった。





そして、時は流れて2012年……



満を持して、今度こそはと、第1部から順番にアニメ化が始まったのだった。




1・2部をまとめて全26話。


OPの神風動画の作画に痺れたが、本編の作画には(ん~)ちょっとガッカリ。



それでも演出の良さで、トントントンと見せてくれた。



ジョナサン・ジョースターと宿敵ディオ・ブランドーの出会いと対決。



その孫ジョセフへと伝えられる《波紋の力》。



波紋』とは、特別な修行により会得した呼吸法で、体内に流れる血液中に送り込みながら発する、生命エネルギーの波打つ震動……らしいのだが。(書きながら、なんのこっちゃ、よくわからんのだが)



この『波紋』によって水面に立つ事ができたり、攻撃に転化したりと、色々便利らしい。



1・2部は、この『波紋』を使ってジョナサンもジョセフも闘うのである。



1部では、ディオと闘いながら、『波紋』とは何ぞやを語り、

2部では、ディオが吸血鬼になった原因、『石仮面』の謎と『波紋』の様々なバリエーションで魅せてくれた。



少ない話数でも、何とかまとめていて、これはこれで何とか上出来だったかもしれない。



1・2部の評価は、星☆☆☆ってところだろうか。




そして、いよいよ、第3部「スターダスト・クルセイダース」について語りたいのだが……今日はここまで。


私のブログにしては珍しく〈次回へ続く〉のである。


《1940年代 アメリカ ニューヨークの風景》