2023年6月18日日曜日

ぶらり旅 「観光名所 《長島》に行ってみた!」

 




《長島》は、地図で見ると九州は鹿児島県阿久根市の左横に位置しているような小さな島。


ある意味、大昔は離島のような場所でもあった。


昔、渡し船なんかもあったりして、すぐ近くにある阿久根市にも自由に行き来は出来たのだが、天候が悪い日は最悪。

それも滅多に出来なくなってしまう。


台風などで何日も海が荒れた時などは、全く断絶された《孤島》と化してしまうのだった。(島で暮らす、って本当に大変だ)


だからこそ、島の人間は、本土の力を借りずに自給自足で生きていかなければならない。


島の全方位に漁港をつくり、男たちは毎日漁に出ていく。


残った者たちは海側の急斜面になっている山肌を改造して、階段状に作り変えだした。

そこを田んぼや畑にして農作物を育てる。


長島の自給自足率が今でも100%なのは、島民たちの、こんな努力の成果なのである。(驚き(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!)



そんな長島に、阿久根市とを結ぶ大橋が掛けられる事となった。


有名な佐藤栄作が首相の頃で、まさに日本はイケイケ状態。


莫大な予算がかかったとしても、簡単に法案が通った時代で、ある意味ラッキーなのでした。


それが《黒之瀬戸大橋》(1974年完成)。


長さ502メートル、幅10メートル、

海からの高さは30メートル近くにもなっているという、鮮やかな青色で彩られた立派な大橋である。


これで陸続きになり、観光客たちがワンサと押し寄せてはやって来て、長島は発展し、リゾート地になっていくと思いきや …… 結局、そうはならなかった。



なんと! この《黒之瀬戸大橋》、阿久根市から長島に渡る為の 通行料としてお金を取っていたのだ!!


片道通行料金は、小型普通車なら400円、大型普通車なら600円。

大型特殊車なら 1600円 と高額な料金である。(長島に行って、阿久根市に戻ってくる往復なら、単純に計算しても、その2倍の料金である)


世は、高度経済成長期を過ぎてバブル真っ只中。


皆んなが旅行は「ハワイだ!海外だ!」と浮かれていた時代に、何を好き好んで、何も無い島を見る為だけに、こんなお金を払ってまで訪れるものですか!


オマケに大型特殊車が通る為に、そんなに費用がかかるなら、リゾート計画に乗り出す輩も出てこないのは、ごく当たり前の事である。


結局、長島は黒之瀬戸大橋が掛かっても、あまり変わらず ……


その後、1990年にやっと《無料化》になるも、かなり遅すぎた無料化なのでした。(もはやバブルも終わっているし。それにしても政府もアコギな事するわ〜)



それでも、この《黒之瀬戸大橋》は島民たちにとっては大事な命綱


大きな病院すら無いこの島では、簡素な診療所がポツンと、いくつかあっても、大病や急病には、とてもじゃないが対処しきれない。(それで助かる命が助からなかったケースは何件あったんだろうか)


救急搬送の場合は、阿久根市から救急車🚑が《黒之瀬戸大橋》を急いで渡ってきて、すぐさま運んでくれるようになったのだった。(良かったね)



こんな長島の予備知識をアタマに入れて、今回初めて行ってみることにした。


それにしても、阿久根から《黒之瀬戸大橋》に向けて曲がってだいぶ走る🚙のに、中々、その橋みたいのが見えてこない。(実際の距離は7キロ近くあった。こんなに遠いのね〜)


それでも我慢して車を走らせていると、いきなり目の前に現れた《黒之瀬戸大橋》😳。(橋の手前で車を路肩に停める場所さえ無い。写真すら撮れない)



あっという間に、橋を渡りきって長島について、遠目から撮影した《黒之瀬戸大橋》がコチラ↓


(取りあえず、島を海岸沿いに、時計周りに一周してみよう)と思って走り出す。


海は綺麗だし、道路も整備されているし、中々いいんじゃないの … 





↑《長崎鼻灯台》、明治30年に作られたそうな。

真下は岩場でオッサンたちが釣り糸をたらしております。(何が釣れるんだろ?)


↑《長島温泉♨センター 椿の湯》(露天風呂♨巡りは、まだ続けております)。


営業時間は13時〜21時。(以前は朝9時から営業していたという)


だだっ広いセンター内の窓口には、中年のオジサンがポツンと1人だけいて、暇そうにしている。他のお客の姿は見当たらない。


「なんせ、お客さんが来なくてねぇ~  …… 」こんな心のボヤキが聞こえてきそうである。


(値段は大人でも格安の350円なのに、なんでだろ?)


入ってみると地元の年寄りが二人しかいなかった。

広々した大浴場には自分を入れて、たったの三人だけ。


だが、外の露天風呂に出てみて、何となくその理由も分かった気がした。


海の側なのに、露天風呂につかれば、生け垣が邪魔して全く海の景色なんか拝めやしない!のだった。


これは完全に大失敗である。(観光客は海を眺めながらの露天風呂を期待して来るのに、肝心の海が見えなくてどーするの?って感じ)


代わりに温泉内外でもガンガン聴こえてくるのは、有線の音楽だ♪(なんでZARDの『Good by my loneliness』を聴きながら湯につからにゃならんのだ(笑))


普段なら秘湯の紹介なんてガラじゃないので、しないつもりだったが(秘湯は自分で調べて行くものと考えているので)、でも、何だか気の毒に思えてきた。


駐車場はこんなに広くて何十台も停められるのに車は、たったの3台だけ。


よかったら、どうぞ行ってくださいませ。(一応宣伝しときます。でも有線は要らないと思いますよ(笑))



そうして車を再度走らせると、今度は天草行きのフェリー乗り場の近くに着いた。


ここから車ごとフェリーに乗って30分で下島(天草)へと渡り、そこからもフェリーで30分乗り継げば、あっという間に島原市。


そこを通り抜けると、長崎まで簡単に行ける最短ルートとなっている。(水俣、熊本を通らなくても長崎へひとっ飛びだ。↓太い赤線がフェリー・ルート)


まぁ、今回は長島探訪なので止めておいた。


しばし船着き場のそばで車を停めてノンビリする。(そばでは内海ゆえにカヌー遊びをしている若者たちも大勢いた)


海は綺麗だし、晴天だし、のどかだなぁ~、平和だなぁ~(今頃、地元ではドンヨリした天気だろうに)



で、そこから海岸沿いに再び車を走らせたのだが、しばらく走ってみて、即、後悔する。



道がよかったのはここまで。


とにかく、後は整備されていないような路面のガタガタ道へと繋がってゆく。


しかも車一台がやっと通れる道幅で、Uターンも困難な細道。


このまま迷路のような悪路を自分の【勘】だけを頼りに進むしかないのである。(ここに入ってしまったのは、完全に大失敗だった)


時間はドンドン過ぎてゆき、もはやタイム・オーバー。(こんな事なら、ちゃんと地図を見て走りゃよかったよ。ヒィ〜!)


長島とをつなぐ3つの小島も見れてない。(諸裏島(しょうらじま)や竹島伊唐島(いからじま))😭


後は夕刻時に、ようやっと本道にたどり着き、風力発電のプロペラが見えたくらいである。


それにしても、この長島、小さな島ながらも、やたらとあちこちに小学校があるのに気がついた。(児童数が多いんだろうか?少し中学校もあったかな)


その代わり、高校とかはほとんど見かけなかった。(後で調べたら、一つだけあった高校は2007年に、とっくに廃校になったそうな)


だから中学を卒業したら、島の子供たちは近くの阿久根市などの高校に通わなくてはならない。

高校を卒業しても、地元の島では仕事も無いので他の場所に就職するか、大学に通うしかない。


島からは、どんどん遠のいていく若者たち ……


残されるのは老いていくような年寄りたちばかりである。(何とかしてやれよ!政府!)


長島が観光都市として栄える事を祈って ……


バイバイ、長島。

そのうち、また来ますね。


2023年6月13日火曜日

ぶらり旅 「東洋のナイアガラ 《伊佐市 曽木の滝》に行ってみた!」




「…… 現在、九州地方では停滞した雨雲で激しい雨量が続いており …… 」


こんなニュースが流れているのに、ノコノコ出かけていくような変わり者はワタクシです。(多少は自覚してる?)


今回、初めて行ってきました、《曽木の滝》。


普段は大勢の人でにぎわっている場所も、この大雨じゃ、人影もまばら。


本家に比べれば多少小規模に見えても、ココも立派な《東洋のナイアガラ》と呼ばれるほど有名な観光名所だ。(大分県の《原尻の滝》、群馬県の《吹割の滝》、鹿児島県の《曽木の滝》で、《東洋のナイアガラ 三大滝》と呼ばれている)


高さ12メートル、幅210メートル。

激しく岩場に体当たりを繰り返しながら、流れ出ていく大量の水群。


遠目から見ても、その迫力は充分伝わってくるが、せっかくなんでギリギリまで近づいてみる。







スゲ〜、ド迫力!!


大雨ゆえ、普段よりも水の勢いは増しているはずだし、鬼気迫るような感じが一気に目に飛び込んでくる。


半端ないインパクト!


自然が創り出した巨大なパワーに、しばし圧巻される。


スマホを下に向ければこんな感じ。(右手で傘をさしながら、左手だけでスマホを持ってるので、ツルッと落としでもしたら、それこそ一巻の終わりだ😱)



ジッと見てると、何だかそのまま引きずり込まれていきそうな気がしてくる。(あぶねぇ~💦)



こんな悪天候でも、やっぱ来てみて良かったかも、《曽木の滝》。



でも、コレを見て考えた。


(こんな壮大な場所なら、映画やドラマの舞台としては恰好の場所なのに …… )とも ……



そうして調べてみたら、やっぱりドラマのロケーションとして、とっくに使われておりました。(だろうな。これを利用しない手はない)



下流に向けての画像はこんな感じ。



その先に水力発電所があるのだが(「この強大な水のパワーも利用しない手はない!」と思っていたので納得)、さらに、その下流の場所で、近年こんなドラマが撮影されておりました。



それが2016年〜2018年までNHKで放送されていた綾瀬はるか主演の『精霊の守り人』。



このドラマ、綾瀬はるか嬢のアクションが、当時、話題になっていて、私も飛び飛びながら数話観ておりました。(「ちゃんと全話観てないんかい!」(笑))



暇があればちゃんと観てみるのもいいかもしれないなぁ~。



ドラマや映画のロケーションが行われた場所に、実際に行ってみるのも良いものかもしれない。



下流から、(綾瀬はるか嬢の残り香の欠片だけでも残っていて、上流のこちら側に匂ってこないかかしらねぇ ……  )←何年も昔の事なのにバカじゃねぇの!!(笑)



アホと呼ばれようと、そんな事に想いをはせた、雨の日の《曽木の滝》でございました。



2023年6月7日水曜日

私の健康法 「《露天風呂》を探して 〜そして、その温泉効果も〜」

 



ここ最近、映画やドラマの類(たぐ)いを全く観ておりませんです、ハイ!(開き直り)


代わりに始めたのが、あちこちの《温泉巡り♨》だ。(ジジくさいと笑うなら笑え(笑))


いつの間にか50を過ぎて、身体はガタガタ。


首は痛いし、血圧も昔より高くなっている。

睡眠の質も悪くなっていて、日々の疲れがとれない。

顔色の悪さも鏡を見れば一目瞭然だ。😱


人に言わせれば「病院に行って薬を貰えば」と安易な答えがくるに決まってる。



でも、何でもかんでも安易に薬に頼るのも如何なものか。


血圧の薬も若いうちから服用すれば認知症になるのも早いというし。


それに、コロナワクチンにしても全く信用してなかった。(一回目で酷い副反応が出て、そこでやめた。それ以降打ってない)

現在では、コロナワクチンも徐々に、その全貌が明らかになってきている。


それが《ワクチン後遺症》。


ファイザー社のワクチンでも、その中に含まれているナノ粒子《スパイクタンパク質》が血管内を通り、蓄積されていくと《脳梗塞》、《心筋梗塞》などを引き起こす原因にもなるというのだ。


極度の倦怠感で苦しむ者もいれば、私の身近でも、実際、脳梗塞になって倒れた者も何人かいる。

歩行困難になった人もいるという。



私は、むろんワクチン否定派。

もうコロナに感染しても、研究に研究を重ねた《新薬》があるんだから大丈夫じゃないの?


医療関係を全否定するつもりもないが、このネット社会、飛び交う情報をフル活用して、他人に左右されずに自分で判断する事が大事なんだなぁ~と、最近ではつくづく感じてしまうのだ。(※詳しくは『ワクチン後遺症 スパイクタンパク質』で検索してみてくださいませ)



で、だいぶ話が脱線したが、取りあえず思いつきで始めた私の健康回復法が《温泉巡り♨》。


日本は火山列島🌋であり地震も多いが、その代わりに、ほぼ全域に渡って自然に湧き出る豊富な温泉の恩恵に授かる事が出来る。(さすがに首都圏や大都会では難しいだろうが)


こんな国も他の国からしたら珍しいはずだし、たぶんに羨ましがられるはずだ。


でも、普通の水を沸かしただけの《銭湯》みたいな所ではダメ。

ちゃんとした効能があり、その泉質を見極める必要がある。(含硫黄とか)


それに、どうせ行くなら開放的になれるような《露天風呂》がいい。


で、調べてみると、私の住んでいる近場でもあるわ、あるわの露天風呂。


私の何箇所かの《露天風呂巡り》はこうして始まったのだが …… 同じ所に行っていても段々と飽きてくる。(元来が飽き性なので)


そんな折、最近知り合った職場にいる(旅行マスターともいえる)《Yさん》に情報を得た。


「ドコドコに海を見渡せるような大パノラマの《露天風呂》があるよ!ココなんかは秘湯と言われているような場所だよ!」

(このYさん、本当に情報通なのだ。自分より一周り若いとはいえ、とにかくフットワークが軽い、軽い。休みの日にはとんでもない遠方でも平気で出かけていくような人なのだ)



分かりました、師匠!行ってみます!(←それに簡単にノセられる私もどうなんだろう(笑))



温泉♨求めてどこまでも ……

時には初めて訪れるような景色に目をはずませながら ……




こんな生活を続けて、早1か月以上経った時、私の身体にも明らかに自分でも気づくような変化がおきてきた。


まず、

●首の痛みが全く無くなった!(肩コリも)


●髪の毛が切れたり、抜けたりしなくなった!


●爪が綺麗なピンク色に生え変わった!(両手、両足)


そうして一番驚いたのが、

子供の時からヘソ周りにあった二箇所の火傷痕が綺麗に無くなっていたこと!(これには本当にビックリ!たまげた!40年間消えなかったのだから😭)


それに、中学生の時にきった盲腸の手術跡も、心なしか薄くなってきたような。


恐るべし!温泉♨パワーである!!


「そんなバカな!《温泉》に行くくらいで傷跡なんか消えるもんか!」

(同じ職場のBさん談。この人はあちこちの病院通いが大好きな人。同じ歳である)


信じる、信じないは人それぞれ。

強要なんかは決してしない。


個人の考える健康法があるんだろうし。


それに、その結果は、やがて迫りくる60代間近で、おのずと分かってくるはずだから。


お金に不自由してなくても老後生活に入った時、はたして正気でいられるのか、病院通いの日々なのか、はたまた無事に生存していられるのか …… 

この50代半ばが人生の分かれ道のような気がしてならない。


若い時には、明日も明後日も平等にやって来る事にまるで疑いもしなかったが、いつの間にか時計の秒針は静かに時を刻んでいき、明日の事なんて、もはやどうなるか分からないのだ。


やがて訪れる死の手前、

「あの時、アレをしとけば、もう少しだけ健康で生きられたのに …… 」なんて後悔がなければ、これ幸いである。



私はYさんと「昨日はドコドコの温泉を見つけたよー!たった300円で入れる露天風呂だってよー!」と今日も意見交換。


YさんはYさんで、「島と島をつなぐ大陸橋を渡ってきたよー!景色が綺麗だったよー!」


こんな他愛もない会話が、今は清々しく心地よい。


映画とはまるで関係ない長話でございました。


画像は映画『テルマエ・ロマエ』より。


「あ〜、温泉♨は気持ち良か、良か」であ〜る。(オシマイ)

2023年5月7日日曜日

映画 「モンキー・フィスト 猿拳」

 1979年  香港。




最初に書いておく。

この映画は とっても面白いし、大傑作だ!


初主演のユン・ピョウが素晴らしいのはもちろんだし、他の出演者たちも皆、大好きになった。


何でこの映画を今の今まで観てこなかったんだろうー。バカ!バカ!私は大馬鹿ヤローだぁー!(まぁ、前の『燃えよデブゴン5』なんて糞タイトルじゃ、はなから観る気もないけどさ(笑))



『レイ』(ユン・ピョウ(左))と『マー』(レオン・カーヤン(右))は詐欺師コンビ。



運動神経が良くて、ちょいと悪知恵が働くのがレイ。

そんなレイをサポートするのが、少々ドジな相棒・マーである。


二人は間抜けな質屋の親子を騙くらかして、まんまと大金をせしめるのだが、分け前の事で内輪揉めしているうちに、そのお金を無くしてしまう。


「なぁーに、また別のカモを探せばいいさ」

前向きなレイの提案で、今度は食堂にいた白髪の中年男をターゲットにするも、あっさり返り討ち。



ご覧のように、二人はコテンパンにやっつけられた。


でも、ここでもメゲないのが前向きなレイとマーのコンビ。

「是非、俺たちを弟子にしてください!」と自ら弟子入り志願。


凄腕の拳法遣い『モードゥ』(ラウ・カーウィン)は、そんな二人の弟子入りを許して、手慰み程度に拳法を教えてやるのだが ……



でも、この師匠・モードゥには、何やらドス黒い《秘密》がありそうだぞ。


モードゥを狙って、妙な殺し屋二人組がやって来るし。

ハゲアタマに黒板消しでも乗せたような髪形の男と、化粧したオカマの二人組。(コイツら、簡単に負けるだろうなぁ~ …… )と思ったら案の定、ボコボコにされてた(笑)》



レイとマーは、師匠・モードゥを手助けして何とか殺し屋たちを倒したものの、またもや別の男が師匠・モードゥの人相書を持って二人の前に現れる。


このモードゥの正体、やっぱり《古ダヌキ》の異名を持つ大悪党だったのだ!


強盗犯の大ボスで、先程の二人組は、以前の強盗仲間。


モードゥの裏切りでムショ送りになっていたものの、ようやくシャバに出てきて、モードゥに復讐する為にやって来たのだ。(でも、あっさり瞬殺されたけど)


この人相書を持っていたのはお役人。


そんな事にも気づいていない単細胞なレイとマーはモードゥの居場所をペラペラと喋ってしまう。

鈴木亮平似のお役人?(笑)》


だが、このお役人も強すぎるモードゥには、まるで歯が立たず。

これまた、あっさりと殺されてしまう。


運の悪い『レイ』(ユン・ピョウ)は、偶然、事の成り行きを全て聞いてしまった。


「オマエ、私の正体を知ってしまったのか …… 」


躊躇もなく、非情なモードゥはレイを殺そうと襲いかかってくる。



たとえ、弟子にしたとしても自分の保身のためなら、情けなど一切無用。

心底冷酷になれる男、それがモードゥの正体だったのである。


今やレイの命は風前の灯火。そこへ ……


「やめてくれぇーーー!」

遅れて駆けつけたのは、相棒のマーだった!


訳の分からないマーだったが、殺されかけてるレイを救い出し、代わりに殴られ蹴られ続けてる。

それでも必死になってレイを庇おうとする健気な『マー』(レオン・カーヤン)。


「逃げろ!逃げるんだー!オマエだけでも生き延びてくれぇーー!!」



モードゥの脚にしがみついて、叫び続けるマー。

次の瞬間、首をねじられてマーは、レイの目の前で絶命した。😭



レイはやみくもに町中を走り続けた。

何とかモードゥから逃げおおせたレイ。



でも、走りながらも、今まで親友・マーと過ごしてきた思い出が浮かんできては、泡のように消えてゆく。



二人はいつも一緒だったのだ。


バカやって、アホやって、それでも文句も言わず、ずっと付き合ってくれたマー。


そんなマーは、もういない ……


もう、レイは半泣き状態。


でも …… 徐々にレイの顔つきが変わってくる。


おのれ〜、見ておれモードゥ!、オマエより強くなって、絶対にマーのかたきをとってやるぅ~!


それは復讐を決意した、精悍な男の《顔》なのであった ……



ここまでが、この映画の中盤過ぎ。


ここからが、猿をつれた浮浪者風の男(サモ・ハン・キンポー)の指南をうけて、レイの凄まじい修行場面になっていくのだが(その正体は隠密役人) ……


とにかく、ユン・ピョウや他の俳優たちも素晴らしいんだけど、私としては レオン・カーヤンの印象がとてつもなく強く残る


ハッキリ言って、レオン・カーヤンの功夫(クンフー)は、他の人たちに比べて段違いに ヘタクソだ。


特典映像で、本人も自らコメントしているが、元々、何の基礎すらも無いような状態で、功夫映画界に駆け込みで飛び込んでいったそうな。


そんなズブの素人に、手取り足取り、イチから教えていったのはサモ・ハン・キンポー


自分の映画の端役で使いながら、功夫の基礎を学ばせる。


そうして、とうとう、こんな重要な役(ユン・ピョウの親友役)まで与える事になったのである。(だからこそ、サモ・ハン・キンポーは偉大なのだ。分かってもらえるかな、皆さま?)


レオン・カーヤンも、そんなサモ・ハンの期待に応えようと下手なりにも必死だ。


その《必死さ》が観ているコチラ側にも伝わり、胸をうつ。


時折、この人の愛嬌の良さが見え隠れしてるが、多分、地の性格がとても良いのだろう。


今では、立派に実力をつけて武術指導者にまでなったレオン・カーヤンは、いつまでもサモ・ハンへの恩義や感謝を忘れない。

レオン・カーヤンの近影》




そうして、だいぶ脱線したが、レイの修行場面。




縄跳びしながらの連続バック転、腕立て、宙返り …… もう、ユン・ピョウのとてつもない身体能力を、我々は目にする事になる。


コレを観たら、あの「『プロジェクトA』や『ヤング・マスター 師弟出馬』のユン・ピョウは何だったの?」と思ってしまう。(兄貴分のジャッキー・チェンに遠慮して、だいぶチカラを抑えていたのかしら?)



クライマックスは宿敵・『モードゥ』(ラウ・カーウィン)との怒涛の闘い。






『レイ』(ユン・ピョウ)が、連続ウルトラCやら、華麗な足技を繰り広げながらも、中々、簡単には倒れてはくれない『モードゥ』(ラウ・カーウィン)。


この闘いはいつまで続くのだろうか …… (何十分も闘い続けている)


時間が過ぎれば過ぎるほど、モードゥのスピードと強さは、どんどん凄みを増してくるばかりだ。(本当に憎たらしいほど、強すぎるオッサンだ(笑))


見かねたサモ・ハンがユン・ピョウに加勢するも、二人がかりでもモードゥには中々敵わない様子。😱


ラウ・カーウィンの強さに、本気で立ち向かっていくのは、まるで血反吐を吐くようなものなのだ。(まだ、こんな強敵になる人材がいたとは!恐るべし、当時の香港映画界の層の厚さよ)



この映画は米サイトが選んだ「死ぬまでに観るべきクンフー映画」として認定されている。


私の評価も、もちろん星☆☆☆☆☆。(久しぶりにこんな面白い映画を観たわい)


ラストまで瞬きすら与えてくれない男たちの真剣勝負!

どうぞ、ご堪能あれ。