1984年4月〜9月(全24話)。
『曽我笙子(そが しょうこ)』(伊藤麻衣子(現・いとうまい子))は、神社の神主である『曽我誠一郎』(山本學)と『美也子』(小林哲子)の間に生まれた4人兄弟の長女である。
だが、母親・美也子の心無い一言で《不良への道》まっしぐら。
「お前さえ産まなければ、私は幸せになれたのに …… 」(イライラして単なる八つ当たりだろうが …… たったこれくらいの理由で極悪な不良に?)
元々、素養もあったのだろうが、笙子はあっという間に何百人という不良を束ねる《相模(さがみ)悪竜会》のリーダーにまでのし上がってしまった。
《相模悪竜会》は同じような不良グループ《東京流星会》と、暇さえあればしょっちゅう揉めては、大乱闘を繰り返している。
そんな笙子を更生させようと(何の関係もないのに)エリート官僚で(たまに雅楽(ががく)もやる)『久樹(くき)哲也』(国広富之)は、一人傷だらけになりながらも奮闘する。(婚約者の『恭子』(岡田奈々)をほったらかしにして)
《↑無抵抗で不良たちにボコボコにされる国広富之。(よく生きてるよ(笑))》
こんな哲也の必死の愛情(?)が笙子にも伝わったのか …… 笙子も「真人間になろう!」と決意。
掟の集団リンチに合いながらも何とか耐えて、《相模悪竜会》を脱会した笙子。
そんな笙子を陰で見つめながら、それまで敵対していた《東京流星会》のリーダー『西村朝男』(松村雄基)は、
「惚れたぜ、完全に惚れちまったぜ!しょーこぉー!しょーこぉー!!(決して麻原彰晃の事ではない(笑))」と猛アピールで、つきまとい行為をはじめたりする。
これまでの全ての罪を償おうと自首した笙子は少年院へと送られた。だが、そこでも平穏な日々が送れるはずもなく ……
待っていたのは《カミソリ・マコ》の異名を持つ不良『長沢真琴』(伊藤かずえ)。またの名を《モナリザ》、そして本名は『久樹葉子』。(あ〜、ややこしや)
そう、哲也の父親が他の女に産ませていた腹違いの妹だったのだ。
兄と分かっていても哲也を愛してるという歪んだ愛情をもつ真琴は、当然、笙子の存在が気にいらない。
隙あれば嫌がらせを仕掛けてくる。
何とか正気を保とうと努力する笙子なのだが、少年院の中はいつも修羅場。
いつしかムクムクと不良時代の血が騒ぎ出してきて ……
こんな感じが『不良少女とよばれて』だったと思う。
毎回、笙子、絶対絶命の場面にMIEの歌う主題歌『NEVER』が劇的に流れはじめ、そこへ名調子・芥川隆行氏のナレーションが被さってくる。(「こりゃ、来週も観てしまうでしょ」って抜群の仕掛けである)
それにしても、不良たちの乱闘シーンは、当時も今観てもエゲツないなあ〜。
木刀、鉄パイプ、チェーン、カミソリ …… 本当なら全治数カ月なるか、下手すれば死亡しているだろう?ってくらいの凄まじさだ。(次週にはケロリとしている出演者たち)
(まぁ、そこはドラマなのだから …… )と安易に割りきれる大人なら大丈夫だが、加減を知らない子供や少年たちには、果たして今の時代、コレを見せてよいものかどうか …… (最近の若者たちの気持ちが理解できなくなってきたオッサンは大いに悩むところ)
とにかく、愛憎ドロドロのこのドラマを観ながら一番大嫌いだったのが、なぜか?国広富之演じる『哲也』なのでした。
『笙子』(いとうまい子)の事が好きなのに、岡田奈々にも伊藤かずえにもイイ顔をしようとする、全てにおいて優柔不断な男。(何でこんな男がモテるのかねぇ~)
不良たちにボコられても、次の週には平気な顔でケロッとしてる。
とにかくムカつく存在でした。
そんな不死身そうな哲也でしたが、最終話で悪党・酒井(資産家令嬢・『恭子』(岡田奈々)を騙して覚醒剤中毒に。オマケに偽装結婚までしようとした)の仕掛けたダイナマイトで大怪我。呆気なく死んでしまう。
「さよ〜なら哲也さん、さよ〜なら〜」
悲しみをこらえて笙子、恭子、真琴(もとい葉子)の3人は装束に身をつつみ、弔いの為、舞楽(ぶがく)を踊るのだった。
最後に哲也が死んで、やっと溜飲が下がったドラマである。(なんちゅー感想じゃ(笑))
それにしても《誰々の両親》だの《誰々の親友》だの《誰々の子分》だの …… このドラマ、出演者だけで何十人出てたんだ。(暇な人は数えてみて)
あ〜、そうそう山田邦子も出てたっけ。
今じゃ考えられない多種多様な面々ばかり。
大映ドラマの層の厚さを見せつけられて、(そりゃ24話(2クール)の長丁場でも、楽々続けられるわ ……)と思った次第なのでした。(おしまい)
《↑いとうまい子の左側が比企(ひき)理恵、右側が坂上二郎の娘さん・坂上亜樹である》








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