1967年 イタリア。
全5話のオムニバス映画。
ごく最近、ここに取り上げた『にがい米』のシルヴァーナ・マンガーノ様が全ての話で主演なされているという。
………なされているという、なんて書き方、変に思うだろう。
そう、私、この映画、全く観たことないです。(だってビデオにもDVDにもBlu-rayにもなってないんですもん、今だに)
でも、「何となく観たいなぁ~」と思って、とりあえずは、ここに挙げてみた次第。(なぜか? ここに書いてみて願いが叶ったモノもあるので)
そして、色々調べてみると、この映画、何気に有名どころの監督を集めている。
第1話『疲れきった魔女』監督ルキノ・ヴィスコンティ(『ベニスに死す』など超有名)
第2話『市民気質』 監督マウロ・ボロニーニ
第3話『月から見た地球』 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(『ソドムの市』)
第4話『シシリア娘』 監督フランコ・ロッシ
第5話『またもやいつもの通りの夜』 監督ヴィットリオ・デ・シーカ(『ひまわり』など超有名)
2話と4話の監督は全く知らないが、後の3人はいずれも、イタリア映画界を牽引した巨匠たちばかりで、無知な自分でも知ってるほどである。
そして、この第5話には、なんと!先程書いたばかりの『クリント・イーストウッド』が出演しているのである。
当時、アメリカでは、まだまだ芽が出なくて、イタリアに渡り『夕陽のガンマン』などで頑張っていた頃のイーストウッド。(「俺はこんなにカッコイイのに何故だぁぁ~?!」なんて悔しい想いが、後に大爆発するのだが……)
しかも、イーストウッドの役が、上司にペコペコする眼鏡をかけたサラリーマン役。
家に帰れば、クッタクタに疲れて眠ってばかりのイーストウッド。
そんな夫に、妻のシルヴァーナ・マンガーノが欲求不満でイライラするってお話らしい。(コメディー?)
なんか、後のイーストウッドのイメージとは、真逆な感じで面白そうなのである。
それにしても、セクシー・ダイナマイトの代表格、シルヴァーナ様を妻にしながらも、寝てばかりなんて許せん!イーストウッド(笑)。
今回は観ていないので、評価はご勘弁を。
いつか、ディスク化される事を願って。