2020年1月25日土曜日

よもやま話 「映画 ランボー ・シリーズ」






最近『ランボー』の事ばかり、書いていて、これを読んでる人も飽き飽きしていないかなぁ~。(それでも懲りずに書いちゃいますけど)



今回は、いつもと趣向を変えて、内容に入る前に、ちょこっと映画のタイトルについて。




次に書く予定の『ランボー 最後の戦場』が2008年。


でも、2019年に再び、『ランボー ラスト・ブラッド』なる映画が作られる。




『最後の……』なんて、この邦題をつけた日本の配給会社も、今になってみれば多少、後悔しているかも。


でも、当時はスタローンさえも、「この映画が最後のランボー!」なんて言っていたくらいだし、まぁ、しょうがないか。(本人も「これでおしまい!」の気持ちと体力だったんでしょうに)




でも、日本の邦題は、まだマシなランボー。



原題名の方を並べてみると、ちょっと混乱するくらいかもしれない。


なんてったって、第1作目の原題名が『 First Blood 』。


『ランボー』じゃないのだ!(英語圏以外では、タイトルは『ランボー』だったらしいけど)

普通に訳すると、《 最初の血 》だが、ボクシングの《 先制攻撃 》の意味もあるらしい。



まぁ、映画の内容を知ってみると、これも納得もするのだが、ややインパクトに欠けるかも。

それに、予備知識のない人や知らない人には、『ファースト・ブラッド』なんてタイトルのままなら、「何のこっちゃ?」ってな具合だったかもしれない。




『ランボー』のタイトルの方がインパクト大。



『ロッキー』にしても、主人公の名前がタイトルになっている方が、この手の映画には、より効果的なのだ。


チラシでもポスターでも、写真と一緒に主人公の名前のタイトルが入っていれば、すぐに覚えてもらえる。

「あぁ、この主人公がランボーなんだ……」と。


そして、ほんの数秒、通りすぎる車窓やバスからでも、こんなポスターが見えれば、直で頭に入りやすいし、記憶に残りやすいのだ。(これが、計算された刷り込み効果というものだろう)


これで映画の中身が良ければ万々歳なのだが、とにかく観客を呼び込む為の、少しだけ、背中を押してくれるような追い風にはなってくれると思う。



映画がヒットするか、ヒットしないのか………

それは、まず、こんなスタートの出だしにかかっていると言っていいくらい。


そのくらい、タイトルって大事なのである。




そして、このタイトルの方がやっぱり正解で、『ランボー』の名の方が、瞬く間に世界中で、知名度をあげて認知されはじめたのだった。




そして2作目以降は、本家アメリカでも、この『ランボー』が冠につきはじめる。


それにしてもねぇ~……。




第2作目、『ランボー 怒りの脱出』が、『 Rambo: First Blood Part II 』《 ランボー 最初の血パート2 》


第3作目、『ランボー 怒りのアフガン』が、『 Rambo III 』《 ランボー3 》……(これはなんとなく分かる)



で、この第4作目、『ランボー 最後の戦場』では、ただの、『Rambo 』なのだ。


Rambo Ⅳ』でもないし、これだけなら1作目のようなタイトルにも思えてしまう。(ん~どうなんでしょ? やはり邦題の方に軍配があがるかな?)




で、最新作の『ランボー ラスト・ブラッド』が、まんま『Rambo: Last Blood 』。


この『 Last Blood 』は第1作目の原題名『 First Blood 』とかけているらしいが……普通に訳せば、《最後の血》。



これにて、本当の本当に、最後になるような予感のタイトル。



まぁ、73歳のスタローンがアクション映画を演っている事さえ、もはや奇跡に近い事だし、これが本当に、最後のランボーになるんだろう。


これは、このまんま『ランボー ラスト・ブラッド』のタイトルで公開されるのかな?



まぁ、なんにしても最後のランボーを楽しみに待ちたいと思います。




なんだか、映画の内容とは関係ない事を書いてみましたが、箸休めとお思いくださいませ。


次回は『最後の戦場』の事をキチンと書くつもりですので。