2018年11月7日水曜日

映画 「悪魔の追跡」

1975年 アメリカ。






一言でいうと「チョー変な映画」である。





バイクチームを一緒に経営している『フランク』(ウォーレン・オーツ)と『ロジャー』(ピーター・フォンダ)は、それぞれの妻、ケリーとアリスを伴ってやっと長期休暇をとって、旅行に行くことにした。


しかも、豪華キャンピングカーをフランクが購入して。


台所、バスルーム、テレビ、寝室もあり、バイクも2台載せられるくらいの大型キャンピングカーだ。(絶対に日本の狭い公道では乗り回せない大きさ、でも羨ましい!)


しばらく車を走らせ、野営する場所を見つけたご一行。




男たちは、バイクを乗り回してハシャギまくる。(無邪気だねぇ~)


女たちは、キャンピングカーでくつろいでると、連れてきた犬が異常にキャンキャン騒ぎたてる。(不気味な予感が…)





夜、真っ暗な森の奥に突然、炎の灯りがパッと灯された。


不審に思い、近づいていくフランクとロジャー。

双眼鏡で覗くと、変な黒い服と覆面のカルト教団が、奇妙な悪魔の儀式をしているのが見える。


突然、女たちが、素っ裸になりはじめた。(乱交パーティーか?)



そして、ひとりの女が生け贄で、刺されて殺されたのだ!!


これには、見ていたフランクとロジャーもおったまげ。



「ロジャー、どうしたの?」

キャンピングカーの灯りをつける妻たち。





その気配に気づいたのか?カルト教団たちが、叫びながら、暗闇の先からキャンピングカーの灯りめがけて追いかけてやってきたのだ。


「逃げろ!逃げるんだ!!」

慌ててキャンピングカーに乗り込むご一行たち。

(あんな狂信的な連中、捕まれば、即、殺される……)


だが、発進させる途中、タイヤをぬかるみにとられて、脱出できないでモタモタいると、あっという間に、追いつかれてしまう。



ガラスを割って侵入してくるカルト教団たち。


「キャー、キャー!」騒ぐ妻たち。


それを懸命に蹴散らすロジャー。



フランクがアクセルを、やっと踏み込んで、脱出。

ようやく、カルト教団たちを振り切ったのだった。





翌朝、近くの警察にさっそく駆け込むフランクとロジャー。


警察を伴い、昨日の現場へと案内する。


そこには確かに焚き火の燃えかすと、血痕があった。近くでは犬が殺されていた。


「ヒッピーたちが焚き火をして犬を殺したのを、見間違えたんだろう」田舎の馬鹿な警察たちは、マトモにとりあってもくれない。



キャンピングカーに残った妻たちは、ガラスの欠片を掃除をしていると、変な文字の警告文が窓に挟んであった。


「沈黙を守らぬ者に災いを」

なんじゃ、こりゃ?

とにかく、ここを早く出て、立ち去ろう。




そうだ!人の多いキャンプ場に行こう!




キャンピングカーが並ぶキャンプ場について、プールで、束の間、はしゃぐ奧さまたち(いいのか?こんな風で、さすが気持ちの切り替えが早いアメリカンたち…)



キャンピングカーに戻ってみると、

「キャー!キャー!」(またか…)


飼い犬が殺されていた(犬もプールに連れて行けよ)



「誰だ!こんな事をしたのは!誰か目撃者はいないのか!」

だれもなにも言わず、シーン………。




早くここから出よう!クルマをだすフランク。


しばらく走らせて、「コーヒーを入れてくれないか?」


妻のアリスが「分かったわ」


コーヒー棚を開くと、今度はガラガラ蛇が『カーッ』と牙を開きながら、落ちてきた。


「キャー、キャー、キャー!!」

再び絶叫する奧さまたちなのだった。






こんな風に、この後も、逃げても逃げても(何人いるんだ?)追いかけてくる、しつこいカルト教団たちと2組の夫婦の逃走劇。


それにしても携帯もGPSもない時代に、カルト教団たちも、よく居場所がわかるもんだと、逆に変なところで感心してしまった(笑)。





後半は、キャンピングカーを前、後ろ、横と挟み撃ちにされ、銃撃戦とカーチェイスのバトルになっていく。


クルマが次々と、なぎ倒され、火をふき、橋の下に落とされたりと、カルト教団も何人、この夫婦たちに殺されていくのか、もう散々である。





もう、教団たちも追いかけるのやめにしてあきらめたら?


こんだけ何人も犠牲がでれば、教団も分が悪い、と思わんのかねぇ~。


でも、あくまでも「あきらめません、勝つまでは!」の姿勢をくずさないカルト教団たちなのである。





映画のラスト、教団たちを撃退しながら町を抜けて、キャンピングカーの中で2組の夫婦は、やっとひと息。

「やっと助かった……」なんて言いながら安堵して休んでいると、キャンピングカーの廻りが、突然炎に取り囲まれる。(えっ?奴らをふりきったんじゃなかったの?!)



近づく教団たち。そこでエンドロール。





これで終わり????拍子抜け。


今までの苦労はなんだったの????



結局、逃げられない夫婦たちに、ただ、ただ唖然(;゚Д゚)


観ている我々をおいてけぼりに、映画は突然、終わるのであった。




この宙ぶらりんな気持ちをどうすればいいんじゃ~?!



途中まで良かったのに、このラストはいかんだろうよ。


追ってくる教団の一人を捕らえて、アジトを場所を吐かせて、最後に教団のボスと教団の人間たちを全滅させるくらいに持っていけば、この映画は傑作に成りえたのに。


つくづく惜しいなぁ。

2018年11月4日日曜日

映画 「トレイン・ミッション」

2018年 アメリカ。






60歳になる『マイケル』(リーアム・ニーソン)は、妻のカレンと息子のダニーに囲まれて普通の暮らしをしていた。


大学生になる息子の高額な学費の事が、今は頭を悩ませているのだが…。

列車で通う保険会社までの通勤は、暑い時も寒い時も大変だが、カレンが駅まで送ってくれている。




だが、ある日、その保険会社をリストラされてしまった。


(どうすればいいんだ!、蓄えもあまりないし、息子の学費は?!これからの生活は?!)

お先真っ暗で意気消沈のマイケル。



バーでヤケクソ飲んでると、マイケルが元警察官だった時の相棒『マーフィー』(パトリック・ウィルソン)がやってきた。


バーのTVでは、贈収賄事件のニュースが流れている。

そんなニュースに目も向けずに、マーフィー相手に突然解雇を愚痴るマイケル。



そんな時、警察で出世した『ホーソーン警部』(サム・ニール)が近づいてきて気軽に挨拶していった。


(今の自分となんて違いだろう……)


さらに落ち込むマイケル。


帰宅のため、いつもの駅、いつもの列車に向かい乗りこみながらもマイケルの気は晴れない。



仕方なく、列車のシートに揺られながら本を読みだしたマイケルに、ひとりの女が話しかけてきた。


(変な女だ、席は他にもあるのに、それにひとりでベラベラ喋って …… )


突然、女は自分をジョアンナと自己紹介してきた。


そして、「ある、ゲームをしましょうよ」と持ちかけてくる。

「私の頼みを聞いてくれたら、2号車のトイレにご褒美があるわ」


「この列車に乗っている『プリン』のいう人物とカバンを見つけてほしいのよ」


(なにを言ってるんだ、この女は?)


笑いながら、次の駅で降りる女。

半信半疑でトイレに行くと2万5千ドルの現金を包んだ紙袋が本当にあった!



そして、次の駅でまた、別の女が近づいてくる。

「紙袋を見つけた?」

「なんの事だ!?私はやらないぞ!」うろたえるマイケル。


「そう言うだろうと思った、これを見てやる気をだしなよ!」


何かが入った封筒を押し付けるとその女は、また次の駅でさっさと降りていく。



封筒の中を見ると妻カレンの指輪が入っていたのだった ……








リーアム・二ーソンの巻き込まれ型列車サスペンス。


観た感想は、こうして文章にしてもわかるように、随分、赤川次郎が書くような小説の展開に似てるな〜と思った。


普通の中年マイケルに、なぜ?『プリン』なる人物を探しださせるのか、まったく分からないが、それでも、そんな事とはお構いなしに、非情な殺人さえ辞さないジョアンナと背後の組織たちが、どんどん明らかになっていく。


組織は、しまいには、ヤケクソになって、列車ごと破壊しようと、急ブレーキにまで細工をしていたりして、やることなすこと大がかりだ。


連結を外し横転しながら、レールを外れて車や町に突っ込みながら、転がっていく列車はド迫力!



プリンの正体や、犯人は(ああヤッパリあいつね)と、思ったとおりだったが …


見終わっても、まあ、普通のサスペンス映画だったと思う(退屈はしなかったが)



リーアム・二ーソンには、つい個人的に自分は、甘くなりがちだ。



なにしろ●●が偶然同じなので。


何か自分にとって特別な俳優だとも思っている。

甘いかもしれないが、星☆☆☆。

2018年11月3日土曜日

映画 「キラー・エリート」

2011年 アメリカ。






時は1980年、石油高騰の時代。

革命、暗殺、秘密工作にと、世界は混沌としていた。




殺し屋『ダニー』(ジェイソン・ステイサム)は、相棒の『ハンター』(ロバート・デ・ニーロ)と組んで、メキシコでの暗殺中、そばにいた子供に躊躇している間に肩を撃たれてしまう。


なんとかハンターに助け出されて脱出できたものの、「これ以上、俺にこの稼業は無理だ!」と言って、引退宣言。





そうして1年後。

ダニーは、遥か彼方オーストラリアで、恋人アンと静かに暮らしはじめていた。(どこでこんな美人を見つけてきたの?)




穏やかな生活を手に入れたダニー。

だが、ある日、相棒だったハンターの拘束されている写真が、ダニーの元へ送りつけられてくる。


オマーンの石油王がイギリスの特殊部隊3人に息子を殺されて、その暗殺をハンターに依頼したのだ。

だが、ハンターはそれを拒否して、逆に拘束されてしまったのである。




「ハンター………」

かつての相棒だったハンターを見捨てられるわけがなく……



ハンターの解放を条件に、ダニーは1度だけの約束で、殺し屋稼業に復帰したのだった。



昔の仲間、『デイヴィス』(揉み上げとヒゲ野郎)と『マイアー』(銀縁メガネにパイプを吹かした優男)と組んで、石油王の依頼を受ける事にしたダニー。(ハゲとヒゲとメガネか……(笑))





3人の特殊部隊たちを、一人ずつ探しだして見つけては、それを《 事故死 》に見せかけて殺すのだ!




だが、ダニーたちの隠密行動は、秘密結社《フェザーメン》の知る事となり、元SASの『スパイク』(クライヴ・オーウェン)が、とうとう動き出す。



それでも、スパイクに追われながら、ダニーたちは、暗殺を次々に完遂していくのだが…………。




アメリカ版『必殺仕事人』。



殺し方がいちいち凝ってます。



ハンマーで頭を叩いて事故死にみせかけたり、
雪山訓練中に、低体温症にみせかけて殺したり。(難儀なことを)




ジェイソン・ステイサムとクライヴ・オーウェンの対決は、流石!


お互いに殴る、蹴るは当たり前だけど、噛みついたり、瓶でなぐったり、背負い投げしたり、バラエティーにとんでる。


最後は、ジェイソンのパンチがクライヴの股間に命中して、決着がつくのだが。(そこは男なら、いかんやろ!)



3人目は、交通事故を装って無事に始末する。(仲間のデイヴィスもマイアーも死んでしまうけどね)




それでも依頼は完了したので、やっとこさ、ハンターは解放された。(デ・ニーロは死にませ~ん)





だが、仕事はこれで終わらない。


やはり、1度踏み込んだら最後の非情な世界なのだ。




今度はダニーの恋人アンが、石油王の息子につけ狙われはじめる。



「愛しいアンを殺されてなるものか!」

アンの護衛をハンターに頼むと、ダニーはひとり最後の戦いへと挑んでいく……。






ジェイソン・ステイサムはもとより、カッコイイ男たちの魅せるアクションに、ただ酔いしれる。


飛んだり、跳ねたり、走り回ったり、………ジェイソン・ステイサムが動き回るだけで、まぁ、楽しいこと。



デ・ニーロも解放されてからは、アンの護衛で殺し屋を見事に粉砕したりする。(この映画では、ステイサムのサポートに徹しているデ・ニーロは特別カッコいい。最初はドジもするんだけど、そこはご愛嬌)





『キラー・エリート』は、近年のステイサムのアクション映画としても、全体のバランスも良くて、なかなかいい感じ。


ステイサムフアンには、取り敢えずは、おさえておきたい好評価の1本なのである。

星☆☆☆。

2018年11月1日木曜日

映画 「チャーリーズ・エンジェル」

2000年 アメリカ。






「おはよう、エンジェル諸君!」

「おはよう、チャーリー!」



♪チャ~ララ~、チャララ、チャ~ララ♪


「今回の任務は、誘拐された天才プログラマー・ノックスの救出と、彼が開発した音声識別ソフトを取り戻す事だ!」


ボスレー(ビル・マーレイ)にともなわれて連れてこられたノックス・テクノロジー社長ヴィヴィアンは、犯人は、ライバル会社のロジャー・コーウィンだと言う。

早速、エンジェルたち3人は、得意の変装で、コーウィンを調べるが ……



エンジェルには、

ナタリー(キャメロン・ディアス)

ディラン(ドリュー・バリモア)

アレックス(ルーシー・リュー)



カンフーアクションで戦い、キャッツ・アイばりの身体能力で音声識別ソフトを盗み出す。





映画は大ヒットし、すぐ続編「チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル」が作られた。


で、そのあとTVシリーズがまた作られるのだが、見事にコケた。(全7話で打ちきり)。


なぜか?


答えは簡単。

「オバカさ」「ドジッ子さ」が不足してたからだ。



チャーリーズ・エンジェルはセクシーとアクションだけじゃないのを、映画をつくった監督のマック・Gは、ちゃんと心得ていた。


ナタリー(キャメロン・ディアス)は陽気な性格で、宅配にもキャラクターのパンツ1枚で扉を開けるほど、アッケラカン。


ディランが素っ裸で坂道を転がり落ちながら浮き輪片手に、助けを求めるのも笑える。


アレックスは、……… ん~まあ、ガンバってるけどね。(笑)




3人の滑稽なコスプレや、団結力もある。


それに、ビル・マーレイのボスレーも、とぼけた味をちゃんと映画は引き継いでいたし。




新しいTVシリーズは、なにをトチ狂ったのかボスレーをイケメンにして、3人のエンジェルたちを無個性なただのセクシー美人にしてしまったから失敗した。



で、このチャーリーズ・エンジェルだが、またもや映画でリブートされるらしい。


このあたりをリブートは、ちゃんと分かって作ってくれるのか、今からちょっと不安である。


まあ、キャストを見た感じ失敗しそうな予感がプンプンするが ……




「オバカ」で「ドジッ子」のチャーリーズ・エンジェルに仕上がるよう、今は、ただ祈ります。

星☆☆☆☆