2025年7月2日水曜日

よもやま話 「《ルイボスティー》の不思議」

 




上の写真、四方八方に広がり伸びているのが《ルイボスティー》の原料となるルイボスの葉である。


南アフリカ共和国、セダルバーグ山脈一帯に自生しており、そこでしか育たないという希少な茶葉。


こんな葉を日本では80年代頃から輸入しはじめ、ルイボスティーの一般販売が始まった。


ルイボスティーは大きく2種類に分かれていて、茶葉を発酵させるか、させないかで、その素材の成分や栄養なども変わってくるらしい。



発酵させない方が、《グリーン・ルイボスティー》、発酵させる方が《レッド・ルイボスティー》となる。


レッド・ルイボスティーの方が色身が濃くて、さぞ豊富な栄養素が摂れそうな気もするが、その逆。

グリーンの方が豊富な栄養を摂れるらしいのだ。


最近じゃ、コレに加えてオレンジ味やらマンゴー&ピーチ味なども出てる(日本って国は、本当にこんな魔改造がお得意よ)


なぜ?こんな事を調べて書いているかというと、現在、私、《ルイボスティー》にドハマり中なのだ!(「またか!」と思う人もいるだろうが)


以前、《トマトジュース》の効果について、このブログで取り上げた事があったが、《トマトジュース》を毎日飲み続けるのはけっこう大変。(けっして安いモノじゃーないし …… それでも3日置きくらいのペースで続けてはいるが)


だいたい、この真夏の暑い時期に多めの水分を摂るのなら、誰でもお茶か麦茶になってくるのが当たり前。


だが、天邪鬼の私は今回に限り《ルイボスティー》も選択して、飲んでみることにした。(烏龍茶は以前飲み過ぎて胃が痛くなったし、ジャスミンティーは(あの味が受けつけなくて)全く飲めないので。)

もちろん普通の緑茶や麦茶なども飲んでます。


そうして、飲み始めてから、しばらくして、《ルイボスティー》の事をちょこちょこ調べてみると様々な効能があることが分かってきたのだった。



☆ルイボスティーは、血圧を下げ、脳梗塞になるリスクを軽減する


ルイボスティーにはフラボノイド植物に含まれるポリフェノールの一種、抗酸化物質がある)が含まれていて、血管の中を通る血液を綺麗にし、アンジオテンシン変換酵素(ACE)というモノを抑える効果があるのだという。


このACEというモノが厄介で、体内で増えすぎてしまうと、血管を収縮させ血圧を上昇させてしまうのだ。(果ては脳梗塞になってしまう、ってことか)


それに抗うのがルイボスティー。

抗酸化作用や抗炎症作用の効能で、高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化になる事を抑制する。


当然、これらが整えば《脳梗塞》になるリスクは下がるってことだ。(本当なのかねぇ〜)





他にも☆美肌効果やら☆白髪予防効果なんてのもあるらしい。(血管が綺麗になり抗酸化作用があるなら、同じ意味合いだろうて)


これらを知ってからも、ぼちぼち続けているが、自分としては秋の健康診断で、その効能や結果も、徐々に分かってくるだろう。


まぁ、身内が脳梗塞で亡くなった自分としては、「飲まないよりは飲んだ方がいいだろう」くらいの気持ちである。



ただ、腎臓や肝臓に疾患がある人は注意されたし。(飲まない方がいいかも)


当然、利尿作用もあるので、飲むのもほどほどに。


何事もバランス良くが大事!ってことで …… (それにしても毎日 クソ暑いなぁ~♨


2025年6月12日木曜日

映画 「伊豆の踊子(山口百恵版)」

 1974年。





山口百恵主演映画第一作目。


可哀想に、今じゃ考えられないが百恵ちゃんのデビュー曲『としごろ』は、さっぱり売れなかった。(37位が最高位でした。)

2曲目の『青い果実』で大きく挽回したものの(最高9位)、3曲目、4曲目はトップテン外。


当時のホリプロ社長・堀威夫(ほり たけお)氏は、「ならば百恵は《役者》で売り出そう!」と決心し、昔ながらの知り合いである西河克己監督に相談する。

こうして川端康成の名作『伊豆の踊子』が撮られる事になるのだが …… 問題は《相手役》!


大々的に新聞広告まで出して、相手役オーディションを行い、現役東大生の素人が決まるのだが、監督の西河克己が、ど〜にも気に入らない。


《↑西河克己監督》


西河克己監督は、たまたま探し出してきた新人・三浦友和をひと目で気に入り、面接をして、周囲の猛反対をねじ伏せると、強引にキャスティングしてしまったのである。



でも、こうして並んでみても、やっぱりお似合いの二人。


三浦友和が眩しいくらいの超イケメンで、演じている百恵ちゃんのドキドキ感♥️が観ているこちら側にも伝わってくるくらい。



そもそも映画のクレジットでは百恵が主役でも、この『伊豆の踊子』という原作自体が、川端康成が若い時に体験した数日間の旅日記みたいな小説。


映画のナレーションを名優・宇野重吉さんがつとめ、若い頃の川端康成の《回想》という形でドラマは始まってゆく。(原作では《私》という記載しかなく名無しだったが、映画では三浦友和の役には《川島》という名前が与えられている)


つまり、本当の影の主役は『川島』(三浦友和)なのである。


全て、川島の目線で《旅芸人たちの差別》や《若い踊子・『かおる』(山口百恵)の可愛らしさ》を観客たちは体感する事になるのだ。







男は三浦友和になった気持ちで、百恵ちゃんを《愛おしく》思い、

女は百恵ちゃんになった気持ちで、三浦友和を《白馬の王子様》のように思う。(なんせ70年代は少女漫画の全盛期ですもんね)




だからこそ、相手役選びには慎重だったのだろう。


見た目も良くて演技もできる三浦友和。(まぁ、一般公募とはいえ素人には難しい役だろうな)


三浦友和を選んだ西河監督は、まさに彗眼だったのだ。




こんな『川島』(三浦友和)は、旅芸人一座と同行しながらも、踊子『かおる』(山口百恵)にドンドン惹かれていく。

そうして、『かおる』も ……



書生・『川島』と『かおる』が《活動写真(映画)》を観に行く約束をするも、旅芸人の長(おさ)『のぶ』(一の宮あつ子)は、大反対!


「旅芸人の娘と書生では《身分》が違いすぎる!傷つくのは『かおる』なんだよ!」


川島の気性を気に入っている『かおる』の兄『栄吉』(中山仁)が援護するも言い合いになっている。


それをたまたま運悪く聴いてしまった『かおる』。



「すみません …… 《活動写真》行けなくなりました …… 」

「…… 僕の方もあなたに言いたいことがある …… そろそろ学校に戻らなければならなくなったんだ …… 」

ショックでその場にしゃがみこみ、泣き崩れる『かおる』(百恵ちゃん)。(😭ああ〜、可哀想な百恵ちゃん)


川島の方も身を切られるような気持ちなのだ。



翌日、港に見送りに来ていた『かおる』に

「 … ずっと言おうと思っていたんですが … その簪(かんざし)、僕にくれませんか?」とねだる川島。


そうして、だまってソレを差し出す『かおる』。






「さよ〜なら〜!さよ〜なら〜!」




遠ざかっていく船に、いつまでも、いつまでも手を振り続けている踊子。


可哀想な二人の姿にしんみりする。



(こんな薄幸な踊子『かおる』(山口百恵)に安息な日々はやってくるのだろうか …… )と気をもんでいると、映画は、さらに冷や水をかけられるようなラスト。


いつものようにお座敷に出て踊る『かおる』に、なんと!酔っ払いの入れ墨をいれた中年男が絡んできて抱きついてくるのだ。




キィーーッ!💢と腹が煮えたぐる思いと、「百恵ちゃん、さっさと逃げてぇー!」と思いが交差して、映画は幕となるのである。



子供の頃にこれを観た日には、なんとも後味の悪い思いがして、(百恵ちゃんと友和が何とか幸せになれればいいのになぁ〜 …… )と願ったものだ。


そう思ったのは自分だけでなく、日本全国の人たちが、こんな虚構の世界を飛び越えて、二人の行く末を見守っていたのだった。(二人が結婚したから良かったものの、これが互いに別の相手と結婚していたら、どうなっていたのだろう?)

日本全国、大発狂していたに違いない。



まんまと日本人全員が、西河監督の演出マジックに、してやられた感じだ。


そうして、この映画は試写でも評判が良く、正月映画に持ち越される。

幾多の洋画を抑えて、その年の《3位》に食い込むくらいに大健闘したのだった。



驚いたのは東宝やホリプロだけじゃない。


他の芸能プロも躍起になりだした。

「我々も《百恵・友和コンビ》に続け!」とばかりに、自社のアイドルたちを使って映画に売り込むも …… そうそう上手くいくはずがない。皆がコケた(笑)。


ここから、映画でもドラマでも、この《百恵・友和コンビ》が怒涛の伝説を創り上げてゆくのである。《おしまい》





※《追記》

尚、映画の舞台となった静岡県にある《湯ヶ野温泉 福田家》は、令和7年の今も健在である。


《伊豆の踊子》に感銘をうけた方は訪ねてみるのも、また良いかもしれない。

《↑湯ヶ野温泉 福田家》

2025年5月19日月曜日

人物 「BaBe(ベイブ)近藤智子&二階堂ゆかり」

 活動期間1987年〜1990年。



《↑ 近藤智子(左)二階堂ゆかり(右)》



ここ最近、遠出をするようになって(ぶらり旅)、よく車中で聴いているのが、大昔、流行った《BaBe(ベイブ)》の曲だ。(昔、同名で『ベイブ』って豚🐷の映画もあったが)


BaBe》は、親しみをこめて恋人に呼びかけるような愛称。『うぶで可愛いい僕の恋人』みたいな意味だそうな。(やっぱり《豚》関係なかった(笑))


当時もリアルタイムで観ていたし、聴いていたはずなのに、あまりにも他のアイドルたちの勢いが凄すぎて、この《BaBe》に至っては、自分自身、だいぶおざなりになっていた感じがする。(だって同じ時代に数々のスーパー・アイドルたちが存在していたんですもんね)


でも、こういうデュオやグループなどを売り出すのは、昔から、とても難しいことなのだ。(単体歌手と比べて)


単体歌手なら自分の名前だけを世間に覚えてもらえれば済むことだが、デュオやグループなら《グループ名》と同時に《個人名》を覚えてもらわなければならない。


手っ取り早いのが、短い《ニックネーム》をつけてお互いに呼び合い、それで、まずは世間に認知してもらうことだ。


そうして自己紹介が一番大事!


古くは「ランです、スーです、ミキです。3人合わせて《キャンディーズ》です」とか、

ミーです、ケイです、2人合わせて《ピンク・レディー》です」など ……


ニックネームは短いほどよろしい。


のっちです、あーちゃんです、かしゆかです、3人合わせて《Perfume(パフューム)》です」(ほれみろ。現代でもこの手法は活きているのだ!)


《モーニング娘。》の和田マネージャーは、コレを充分に分かっていて徹底させた人だ。(コンサートでも「一人一人が、絶対に印象に残るような挨拶をするんだ!」とダメ出しにつぐダメ出し)


それで、短いニックネームを必ず覚えてもらうこと。本名などは、後からフアンに調べてもらえれば、それでよろしい。(この考え方に私も大賛成である)


そうして、肝心の《BaBe》なのだけど ……



Michael Fortunati(マイケル・フォーチュナティ)のカヴァー曲『Give Me Up』で、華麗にデビュー。


さすがに、この曲は世界的にも有名だったし、斉藤由貴主演のドラマ『あまえないでヨ!』の主題歌タイアップもありヒットする。


でも、このジャケット写真は、新人のデビュー・シングルとしては ダメダメ!である。


どんなに《ダサい》と言われようとも、新人なんてのは、まず『顔を売ってナンボ!』。横顔のジャケ写なんて有り得ないのだ。


(こんな下手くそなプロデュースをするなんて、どこの会社だ?)と思っていたら、二人が所属していたのは《エスワン・カンパニー》。


南野陽子と同じで、あの!作曲家 都倉俊一が起こした会社なのでした。(エスワンの《エス》は俊一の《》の頭文字をとって《S》。《ワン》は《》からきていて《エスワン》と読ませている)



だが、この《エスワン・カンパニー》、今でも伝説になってるくらい悪名高い会社なのである。(詳しく知りたい方はネットで調べてくださいね)


南野陽子なんて、音楽の企画会議には自ら乗り込んで意見をぶちまけていたそうな。(そうしないと、スケジュール管理から販売に至るまで無茶苦茶な事になるので。でも、それが後に《生意気だ!》なんて、陰口を叩かれる原因になるんだけど …  )


それでもBaBeの二人は同じジャズダンス・スクールに通っていたし(ダンスの下地は充分)、幸い楽曲にも恵まれていた。オマケに歌唱力も抜群。


ただ、会社のプロデュースがねぇ~ … (最悪)



2曲目の『I Don't Know!』もドラマのタイアップもあり、大ヒット。(フジテレビの『アナウンサーぷっつん物語』のED曲)


こうして、テレビに出る機会は徐々に増えていく。(でも給料が安すぎて、アルバイトも掛け持ちしなけりゃ生活できなかったとか … って、どんだけブラックやねん!って話)


そのうち、世間的にニックネームを持たない二人には、変なあだ名がつけられてしまい、それが勝手に一人歩きしてしまう。(私なんて、つい最近まで本名も知らなかった)


誰がいつ、こう言い出したのか ……


近藤智子の方は『富田靖子のNG』。

二階堂ゆかりなんて、濃い顔立ちと肌の黒さだけで、当時プロ野球で活躍していた、あの黒人選手『クロマティ』である。(可哀想に、相手《男》よ!(笑))


他の有名人の個性を押し付けられるなんてのは最悪な展開だ。(これがデュオで、フアンからニックネームで呼ばれない者の悲劇である)


こうした状況になりつつも、二人は笑顔で「歌とダンスだけは一生懸命やろうね!」なんて支えあっていたのだろうか。


それでも、しだいに色モノ路線に変わっていく『BaBe』の周囲。


この事務所がやった事なんて二人の年齢詐称くらいである。(2歳のサバ読みとか)


ドラマ『花のあすか組』の主題歌、『Get a Chance!』のPVなんて、(何を考えているのか?)牧場にある牛舎🐄で撮影されている。(オマケにバックダンサーの中には、あのラッキー池田までいたりするのだから完全にお笑い路線だ)


《ミュージック・ステーション》に出れば、巨大迷路の中で走らせながら歌わせられたりするし。(まるで《ひょうきんベストテン》?)


普通に歌えば、こんなにカッコいい二人なのにね …… 




(なんで?こんな事させられるの?!あたしたちは、ただ真面目に歌いたいだけなのに …… )


ドンドン噛み合わなくなってくる事務所との関係。


その後、二階堂ゆかりの結婚、出産でデュオは解散。近藤智子もその後、ひっそりと引退してしまった。

《エスワン・カンパニー》という会社もBaBeの引退や南野陽子が独立した後、即、倒産してしまう。(当たり前だっつーの)


出したシングル曲は、わずか8枚。アルバムに至っては4枚ほどである。



でも、この数曲が令和の時代に改めて聴くと、どれもこれも奇跡的に名曲ばかりなのだ。


私のお気に入りは、先に紹介した『Get a Chance !』、それに『She has a dream』、『ひとりぼっちのWarriors』など……

どれも繰り返し聴いている。


復活を望む声は多いようだが、多分、今後も無いだろうなぁ~(頑なに二人はメディアへの出演を拒否してるし、それくらい《芸能界》に対して嫌悪感があるのかもね)


芸能界は毎日が熾烈な闘い!

人の良さと実力だけではどうにもならない世界。

ある程度、自分の我を押し通すような気概も必要って事なのかな。


《おしまい》


2025年5月18日日曜日

人物 「オーブリー・ビアズリー」

 1872年8月21日〜1898年3月16日(25歳没)





オーブリー・ビアズリーは、19世紀に活躍したイギリス生まれの《イラストレーター》である。

活躍したといっても20歳前にデビューし、生来の病弱さで、わずか25歳で亡くなっているので、その活動期間は5年にも満たないくらい。


この人の才能に目を留めたのは、以前、映画『ドリアン・グレイの肖像』でも少しだけ紹介した、劇作家のオスカー・ワイルド


《↑オスカー・ワイルド》


イギリス人なのに、変わり者の彼は自分が手掛けた作品『サロメ』を最初、フランスで出版した。

そんなフランス語版『サロメ』を読んで感心したビアズリーは、勝手に挿し絵となるイラストを描いてみる。

それにいたく感動したワイルドは、「英訳版を出版する際には、是非、彼に挿し絵を描いてほしい!」と自ら懇願した。


そうして描かれたイラストがこちら。





緻密でいて流麗な線、鮮やかに浮き上がる白黒の陰影。(それにしても細かいなぁ~)


このビアズリー、結構、日本の漫画家たちにも影響を与えていて、信者は多いのだという。

古くは手塚治虫、少女漫画家の山岸凉子、『パタリロ!』でお馴染みの魔夜峰央なんて、まんまビアズリーだ。



オマケに、ビアズリー本人のビジュアルも超独特である。鋭角的に尖った耳を持ち、前髪パッツン。

でも、このスタイルどこかで見たような ……


そうだ!『スタートレック』でレナード・ニモイが演じた『Mr.・スポック』にそっくりなのだ!!(案外モデルはこの人だったりして)



オーブリー・ビアズリーの才能は、こうして世間的に注目される事になるのだが、それも長くはなかった。ほんの短い栄華だった。


なんせ、肝心の『オスカー・ワイルド』が裁判にかけられて投獄されてしまったのだ。


このオスカー・ワイルド、結婚し妻子もいるのに、何人か年下の《男》と関係を持っていたりする。(『パタリロ!』風に言うなら《美少年キラー》?)


だが、今度ばかりは、手を出した相手があまりにも悪すぎた。


イギリス貴族、第9代クイーンズベリー侯爵である『ジョン・ダグラス』の息子『アルフレッド・ダグラス』(コイツ、大した勉強もしないで、年中遊び歩いているような放蕩息子だ)と関係を持ってしまったのだ。


《↑オスカー・ワイルドとアルフレッド・ダグラス(右)》


父親の侯爵はカンカンに怒り狂い、オスカーは裁判にかけられ破産、そうして投獄までされてしまう。(まぁ、19世紀だしね。相手のダグラスが成人でも、訴えたのが侯爵ならメチャクチャな理屈もすんなり通ってしまう)


そんな煽(あお)りを食らってかビアズリー自身も当然職を失い、イギリスからパリへと脱出する。(ビアズリー自身は【ゲイ】ではなかったが、『オスカー・ワイルドの仕事を手伝っていた』という事で、完全に世間からは白い目で見られて、同等の【変態】扱い)


こんなに緻密な絵を描くのにねぇ~(全く不遇なビアズリーである)



しばらくパリで細々仕事を再開するものの、そのうち結核が酷くなり、次第に右手も思うように動かせなくなって …… (可哀想に)25歳の若さで永眠する。(ああ合掌)


この時代の線画なんて、漫画を描くように後からホワイトで修正も効かないような、まさに一発勝負の世界。


こんな絵を、たったペン一本で何時間かけて描いていたのだろうか。


パソコンに慣れている現代人には、この細かい作業の苦労、分かるかなぁ~?(分かんねぇ~だろうなぁ~)

《おしまい》




※尚、ビアズリーが描いた『オスカー・ワイルド』の似顔絵。



なんとなく好色そうでブサイクなオスカー・ワイルドに仕上がっております。(やっぱ恨んでた?(笑))