2023年8月21日月曜日

ドラマ 「ケインとアベル」

 1985年。




1901年4月18日の同じ日、二人の子がこの世に誕生する。


一人は、アメリカのマサチューセッツ州ボストン、銀行家のひとり息子として産まれた『ウイリアム・ケイン』。


もう一人は、ポーランドの森で私生児として拾われた『ヴアデク(アベル)』である。


生まれも境遇も全く違う二人、そんな二人が成長して、偶然出会ってしまうと、どうなるのか ……

この物語は怒濤(どとう)の歴史を生き抜いた男二人の、愛と憎しみの物語である。



原作はジェフリー・アーチャーの小説。

1979年に発表されると、瞬く間に世界中で大ベストセラーとなった。


もちろん、日本でもちゃんと翻訳されていて、一時期、本屋の書棚にはジェフリー・アーチャーの小説が新潮文庫として、ズラズラ〜と席巻していたものである。


でも、私はソレを読んでないけど。


なんせ、ジェフリー・アーチャーの小説は長〜いのだ。(小説も上下巻に分かれている)

堪え性のない自分は、手に取る前からとっとと退散した。


そうして、このドラマもイギリスで制作されていて、なんと!5時間ほどの超大作である。


5時間の長さと知ると、観る前から(ゲェーッ)と思う人がいるだろうが(私がそうだった)でも、観はじめると(あら、不思議)スイスイと惹き込まれていく。


5時間はあっという間でございました。


ドラマは『ケイン』と『アベル(ヴアデク)』のパートを交互に折り重ねながら進んでいく。


堪え性のない自分でも飽きる事はない。

本当に親切丁寧な作りとなっております。


そんなW主人公の一人、ウイリアム・ケインの青年期から老年期を演じるのが『ジュラシック・パーク』などで後に有名になるサム・ニールである。


幼少期に父親をタイタニック号の沈没事故で亡くし、母親と二人きりになったウイリアム・ケイン。

やがて母親が再婚するのだが、その男がトンデモないクズ。


身重になった母親に隠れて、しょっちゅう浮気三昧。

オマケに銀行の金までもチョロまかす義父オズボーンに、ケインは内心イライラしていた。


やがて母親は夫の浮気を知って、ショックのあまり、お腹の子供と一緒に死んでしまう。


「出ていけ!この屋敷から出ていけー!」

怒りに燃える『ケイン』(サム・ニール)は、義父オズボーンに物凄い剣幕で詰め寄った。


そんなケインに気圧されて、「この若僧が!今にみておれよ!」と捨て台詞をはきながら、ようやくクズ男・オズボーンは去っていくのであった。



そうして、もう一人の主人公が『アベル(ヴアデク)』で、演じるのがピーター・ストラウスである。


私、この方を全く知らなかったのだが、テレビ界では有名な人らしい。(この『ケインとアベル』ではエミー賞も受賞しているとか)


この『アベル(ヴアデク)』のたどる人生は、かなり悲惨で、実質この物語を牽引しているのは、このアベルと言ってもいいかもしれない。


孤児のヴアデクは小作人夫婦に引き取られ、その情けで育てられていたが、子供の頃からその聡明さは抜きん出ていた。

学業優秀の噂は、たちまちポーランド貴族・『ロスノフスキ男爵』の耳にまで入ってくる。


同じ年頃の息子レオンを持つ男爵は、ヴアデクを養子として迎え入れる事にした。(オマケに人柄の良い男爵は、料理人としてヴアデクの義姉まで引き取ってくれる)←なんて寛大な!


だが、幸せもつかの間、戦争勃発!(第一次世界大戦&ポーランド・ソ連戦争)


ロスノフスキ男爵の領地はたちまち奪われ、それに仕える者たちも、皆、地下牢送りとなってしまう。(その際、一人息子レオンは無残に殺されてしまう)


やがて男爵は死の間際、ヴアデクを引き寄せて、ある秘密を打ち明けはじめた。


「ヴアデク、我が息子よ(本当は男爵の《実の子》だったヴアデク)、お前は今日からロスノフスキ家を継ぐ者だ!ここにいる者たち、全てが証人だ。この代々伝わるロスノフスキ家の腕輪を貰ってくれ …… 」


こうして男爵は息を引き取り、ヴアデク改め『アベル・ロスノフスキ男爵』(ピーター・ストラウス)が誕生した。


だが、それからもアベルの前途は苦難、苦難の連続。


義姉は軍人たちの慰み者として、目の前で強姦されて死亡。(あんまりだ)


自身もソ連の捕虜収容所送りとなってしまう。


なんとか、そこを脱走してトルコに逃げ延びるも、トルコで盗みをして即、逮捕。(腹があまりにも減りすぎて、悪いと思っても我慢できず食べ物を盗んでしまったのだ)


トルコでの盗みは《重罪》。

民衆の前で押さえつけられて、その場で手首を斬り落とされるのだ。(ヒィーッ😱


(もう、ダメだ …… )とアベルが思った瞬間、「その処刑、待った!」の声がかかった。


トルコにあるポーランド大使館の『大使』が、アベルの手首にある《男爵の腕輪》に気づいてくれて処刑をストップしてくれたのだ。(ホッ!)


あわやの所で、命からがら、何とか助かったアベル。


ポーランド大使の粋な計らいで、移民船に乗るとアベルは一路アメリカを目指す。


こうして、ギリギリのところで生き延びてきたアベルはアメリカのホテルで、運良く給仕係の職にありついた。


そこでアベルは運命的な出会い、《ウイリアム・ケイン》と出会う事になる。


「このホテルでは給仕係に手錠をはめる規則なのかね?」

アベルの腕輪を見て、なにやら皮肉たっぷりのケイン。

一方、アベルも負けてはいない切り返し。

「反抗的な者にだけです」


そんなアベルの様子を、ずっとうかがっている者がいた。


アベルの経歴、頭脳、ホテル内での手腕は既に調査済み。

リッチモンド・ホテルのオーナー『デイヴィス・リロイ』である。


部屋へアベルを呼びつけると、リロイはジロジロと品定めして、いくつか詰問し、最後にこう締め括った。


「お前を気に言ったよ!」

リロイはアベルをリッチモンド・ホテルの《副支配人》として引き抜いたのだ。

しかも全てアベルの条件をのんでくれるという高待遇を約束してくれて。


今まで逆風ばかりだったアベルに、やっと追い風がふいてきた。


(自分を認めてくれたリロイの為にも精一杯働こう!)


口には出さなくても、リロイの期待以上の成果をドンドン挙げていくアベル。

やがて信頼を勝ち取り、とうとう《支配人》の地位まで上り詰めてゆく。


だが、時代はまたもや暗転する。

すぐそばまで、あの暗い《世界恐慌》が迫っていたのである ……




こうやって書き出せばキリがないが、ここまででドラマの、やっと3分の1くらいである。(やっぱ5時間は長〜い)


この後、多少付け加えるなら、リロイは世界恐慌のあおりで株が大暴落して破産

銀行に融資を頼むものの、あの『ケイン』に断られて、ビルから飛び降り自殺してしまうのだ。(ガ~ン)


恩人の自殺でアベルはケインを生涯恨み続ける。

「おのれ〜ケインめ!あいつのせいで『リロイ』が死んでしまったんだぁぁーー!」


一方ケインはケインで、あの母の仇ともいうべき義父『オズボーン』がアベル側に寝返ったので、アベルを敵視しはじめる。


「あいつをオズボーンと一緒に破滅させてやる!」


こうして憎しみの物語は、両者で「これでもか!これでもか!」とヒート・アップしていくのである。



同じ年の同じ月、同じ日に生まれたとしても仲良くなれないのは当たり前なのかもしれない。


だって、この二人はおひつじ座🐑(メェ~)


おひつじ座の性格の特徴は、

「リーダーシップを持って高い理想に突き進んでいくものの、プライドが高すぎて、他人の助言をあまり耳に入れない」のだという。←(まんま『ケインとアベル』じゃん)


なるほど、同じような性格同士でぶつかり合うのも当然といや当然か。(そういや私の周りも、そんなおひつじ座が多いかも)


こんな性格の『ケインとアベル』の決着はどうなってゆくのか?


興味がある方は、このドラマを探すか、ジェフリー・アーチャーの原作を探すか …… どちらを選んでも良し。


オススメしておく。(私なら『アリエスの男たち』ってタイトルにしちゃうかもね(笑))


それにしてもピーター・ストラウスは格好いいなぁ~♪


2023年8月12日土曜日

ドラマ 「かもしれない女優たち2016」

 2016年 10月。




変わったドラマ見っけ!

…… と、いってもコレも平成も終わりに差し掛かった頃の、だいぶ前のドラマなのだけど。


それぞれの女優たちが実名で登場していて、

「もしも、あの時、〇〇の仕事を断っていたら …… 」なんて想像で、架空のパラレルワールドの世界を描いている。


一風変わった切り口に挑んでいるのは、お笑いタレントのバカリズム。(脚本)


第一弾が2015年にあり、竹内結子真木よう子氷川あさみで放送されている。


私が観たのは第二弾の広末涼子井川遥斉藤由貴版のスペシャルドラマ。(竹内結子のみ第二弾にも少しだけ出演している)



広末涼子は、「もしも伝説のドラマ《ビーチボーイズ》を断ってしまったら …… 」

井川遥は「あの時《写真集》を出さなかったら …… 」で、共に落ち目の女優になったしまった二人。


広末涼子の方は、結婚式の司会や、若い頃に出した《掃除本》を足がかりにハウス・キーパーの職で、なんとか食いつないでもいる。(広末が《掃除好き》なんてイメージは一切ないけど(笑))


井川遥の方はちまちまエキストラの女優だけを続けているみたい。

でもコチラには、一応、藤木直人(同名・俳優)という彼氏がいて、プロポーズを心待ちにしている様子。


で、問題は斉藤由貴なのだが …… 


カップヌードルのCMで評判になり、デビュー曲『卒業』がオリコン6位まで登りつめ大ヒット。(この辺りまでは現実と同じ)


だが、初主演ドラマスケバン刑事》を断ってしまった斉藤由貴!」は、そこから転落人生となる。


一気に落ち目。

仕事はなくなり、芸能界からは忘れられていき、ひっそりと引退。


暇をこいた斉藤由貴は図書館通いをはじめて、(なぜか?)理論物理学へと興味を持ちだし猛勉強して ……


現在(2015年)は、若い子らに混じって、48歳で、大学生となっていた。



夜は、かつて芸能人だったツテを使って《由貴ママ》なんて愛称で呼ばれながら、芸能人たちがお忍びで集まるBARを経営している。←(コレはコレで中々の成功じゃねぇの?)



そんなBARへ、子役から女優をしている夏帆((かほ)コチラも実名)は常連客となり、斉藤由貴を慕って足しげく通っていた。(井川遥藤木直人もココの常連客)



夏帆「ねぇねぇ、由貴ママが断った仕事って《ミニスカポリス》だったっけ?なんで断っちゃたのよ?」


斉藤由貴 「あのねぇ、《ミニスカポリス》じゃなくて《スケバン刑事》!それまで清純派路線だったのにいきなりのスケバン役でしょ。なんとなく、ついねぇ~ …… 」


夏帆 「ふ〜ん …… 」



だが、昼は大学生活、夜はBARの仕事。

卒業を間近に控えての論文の仕上げで、きりきり舞いの斉藤由貴はとうとう大学で、ある日、ぶっ倒れてしまう。


そんな病室へ、

「由貴ママ、大丈夫なのぉ~?」と、夏帆も心配してお見舞いに駆けつけた。


夏帆の手土産は、なんと!スケバン刑事の《ヨーヨー》である。


「由貴ママ、あんまりアタマ使いすぎ!コレならアタマ使わなくて済むでしょ」


だが、卒業論文で行き詰まっていた斉藤由貴はヨーヨーを見ているうちに、何かのヒントをつかんだようで ………




当人が同名で出演してくれて、しかも斉藤由貴じゃなきゃ、絶対に成り立たないようなお話。(よくこんな企画が通ったし、出演してくれたよ)


この後は、BARに、前述の広末涼子やら井川遥、藤木直人などが集結して、ちょっとしたスッタモンダがあるのだが、皆が皆、ハッピーエンドを迎える。(その中で論文が成功して《ノーベル賞》まで受賞してしまう斉藤由貴は、あんまりにも、やり過ぎのような気もするのだが …… )


まぁ、実名で皆が出演してくれてる以上、バカリズムとしては、だいぶ配慮した、こんな有り得ない結末もしょうがなかったのかも。



そうして、現在(2023年)に、このドラマを初めて観た私は、少し複雑な心境である。


このドラマの中で広末涼子が同じ歳で、女優として大成功している竹内結子を羨むシーンがあるのだが、現実では竹内結子が亡くなっている事実を誰もが知っている。


彼女に何があったのか詳しく報道もされなかったが、彼女こそ「もしも女優になっていなければ …… 」と思わずにはいられない。(このドラマを観た後では、一層そう思ってしまった。(少ししんみり))



広末涼子が、不倫して2度目の旦那と離婚したのはつい最近の事で、世間一般が知ってる事実。


このドラマの中で、結婚式の司会をしながらイケメン花婿に心ときめく広末だが、現実の彼女の男性遍歴を知っている我々には、ひと目で「ない!ない!絶対に有り得ない!」エピソードである。


なんせ、彼女の男の趣味は、男の自分から見ても、あまりにも《特殊》過ぎる!←(「広末、またもや、そっちに行く?」と誰もが、毎回思ってるはずだ)


結婚相手も不倫相手も、ごくごく普通のイケメンなんてのには絶対に惹かれない女、それが広末涼子なのである(笑)。

世間的には、こんなイメージが完全に定着している現在。(彼女は無事復活できるのか?こう、ご期待である)



そうして、斉藤由貴


3度目の不倫をしても、大したダメージもなく、歌手や女優を続けているのは皆がご承知のとおり。


それどころか「是非、出演してほしい!」と、次から次へと舞い込んでくる映画やドラマのオファーは、今も後を絶たない。


《不倫》くらいでは、びくともしない。

芸能界にしても、世間一般にしても、いつの時代も、斉藤由貴は求め続けられているのである。


そんな斉藤由貴が「《スケバン刑事》のオファーを蹴ったばかりに芸能界から消えていく?」


それこそ、有り得ないようなお話なのだけど。(こんな強力な個性や魔性が、人々の記憶から簡単に忘れ去れますかね?)


かくいう私もそんな魔性に魅了され続けた一人である。


バカリズムの脚本に、ところどころ苦笑いしながらも、これは「絶対に有り得ない話!」と全力でツッコむのが、このドラマの正しい観方だ。


そうして、何十年経っても、こんな扱いをされる《スケバン刑事》って、「名作だったんだなぁ~」と再認識させてくれたドラマなのでした。(デビュー曲《卒業》も、ドラマに中にちゃんと織りこまれております。やっぱスゴいわ、斉藤由貴!)



※尚、初代《スケバン刑事》は、当初、宇沙美ゆかりってアイドルにオファーがあったのは有名なお話。


それを、宇沙美ゆかりが蹴ったばかりに、次点として斉藤由貴が選ばれたのである。


こんなトリビアを知っておいて観ると、このドラマは案外面白いかもしれない。

《おしまい》

2023年8月3日木曜日

アニメ 「100万年地球の旅 バンダーブック」

 1978年8月。(24時間テレビより〜)





大人になると定期的に観たくなるのが、昔の手塚治虫アニメ。


近年でも手塚治虫の原作はちょくちょくアニメ化されているのだが、ん〜、どうにも食指が動かない。

やっぱ手塚治虫が直接関わっていて、手塚治虫の絵柄じゃなけりゃ、私には無理なのかも。


今回久しぶりに、配信でやってた『100万年地球の旅 バンダーブック』を観た。



地球でも高名な科学者・クドー博士と妻が乗っていた宇宙船が爆破テロ💥にあった。


夫妻は「この子の命だけは …… 」と産まれたばかりの赤ん坊を泣く泣く脱出ポッドに入れて、宇宙空間へと解き放った。(その直後、宇宙船大爆発!)


脱出ポッドは、すぐさま近くの安全な星を見つけ出して(?)、その星へ無事到着する。


その星は《ゾービ星》。


ゾービ星は幸運にも大気や海などもあって、地球と、ほぼそっくりな環境だ。

動物や人間の姿も、まんま地球と同じ生物たちが住んでいる。


ただ、モラルだけは発達してるのか …… ムダな殺生を一切しない のが、この星の《ルール》。


狩りをしても、動物の《尻尾》だけを狙って食(しょく)し、後は野に返してやる。


そんなゾービ星の王妃に、幸運にも拾われた赤ん坊は、《バンダー》の名前を与えられてすくすくと育てられた。


やがて17年の歳月が経ち、立派な青年になったバンダー。

義妹のミムルは兄弟でありながら、そんなバンダーに熱い視線をおくる。


平和だったゾービ星 …… 


だが、ある日、宇宙ギャングの船がやって来て、人々は騒然となり逃げ惑う事になる。


バンダーだけは一人残って、ギャングの親玉《ブラックジャック》と闘うのだが ……




お話は一言でいうと荒唐無稽なSFモノ。(惑星間移動、タイムマシン、科学的なモノは完全に無視して、やりたい放題にやっております(笑))


やはり当時あまりにも忙しすぎた手塚治虫。

脚本、ストーリー展開にもだいぶ《アラ》が見えてしまう。


だが、この『バンダーブック』はとても面白いし、自分には愛おしい作品。


今回久しぶりに観て気づいた事もある。

この『バンダーブック』、映画『火の鳥2772』と、似ている部分がとても多いのだ。


両者を比べて、自分が気づいた類似点をいくつかココに書いておこうと思う。



★主人公は何の特殊能力も持たない正義感だけのヒーロー。そしてちょっぴり浮気性。


『火の鳥2772』の宇宙パイロット・ゴトーにしても、このバンダーにしても、ごく普通〜の地球人。なんの超能力も与えられていない。

一応、光線銃や剣を使うものの、戦うのは生身である。


そうして《浮気性》ってのは、本命のヒロインがいて、一方では良い顔をしながらも、別の美人にヨヨヨ … といっちゃうとこ。(ダメじゃん(笑))


バンダーにはゾービ星の義妹ミムル(もちろん血はつながっていない)がいるのに、シリウス星のマリーナ姫(美人)に出会ってしまって、ついフラフラ~♥


ゴトーは、オルガ(美人でもロボット)に愛されながらも、上流階級の娘・レナ(美人)に、これまたフラフラ~♥


★ヒロインは超万能。愛する男の為なら何にでも変身します!でも、恋敵には嫉妬もしちゃいます。


元々ゾービ星人は誰でも《変身能力》を持っている。

胸や腕に《変身バッジ》なるものを装着すると、自分の思い描く姿に変身できるのだ。(バンダーが《変身バッジ》をつけてもゾービ星人じゃないので無理)


バンダーを愛するミムルは、ピンクのウサギ・《ムズ》の姿を借りてどこまでもついてくる。(可愛い〜♪😍)


時には、馬やプロペラ、バンダーを覆うマントにまで変身したりも出来るので、バンダーはムズに頼りっぱなし。(ムズの正体がミムルだとは最後まで気づかない鈍感なバンダー)


『火の鳥2772』のオルガも変身ロボットなので、飛行機でも水上バイクでも何でもごされだ。


そうして、ミムルにしても、オルガにしても、上記に書いた恋敵に《やきもち》をやいたり、《嫉妬》したりするのは、ごもっとも。


★当時、大人気のブラックジャックが助演する。



『バンダーブック』では宇宙ギャングのボス役。

『火の鳥2772』では囚人を強制的に働かせる労働キャンプの所長役。


一見、「悪そうな人なんだけど、本当は良い人」ってのがブラックジャックに、いつも与えられる役柄だ。

そうして最後は主人公を案じながらも、非業の死 を遂げるパターン。(たまには生かしてやれよ(笑))



この『バンダーブック』は、『ブラックジャック』が、アニメに初登場した作品でもあるのだ。(その後、『マリンエクスプレス』など他の作品にもチョイチョイ借り出されるブラックジャック)


手塚治虫の死後、出崎統杉野昭夫コンビで、アニメ化されたり、息子の手塚真によってテレビアニメ化されたものもあるが、やっぱり本家の描くブラックジャックには、ちと敵わないかも。


このニヒルな面構え … やっぱカッコイイですわ。(できるなら、生前に手塚治虫の作画で『ブラックジャック』をアニメ化してもらいたかった)



★人間の愚かさで地球は一旦、終末を迎える。でも、ふたたび再生する。

『バンダーブック』や『火の鳥2772』だけじゃない、手塚作品が掲げる大きな主題。


「そうだよな~、人間がしっかりしなくちゃダメなんだよな~」と、手塚アニメで育った世代には、キチンと心にすり込まれているような …(気がする)




『バンダーブック』と『火の鳥2772』を比べてみての考察は、ざっとこんなところかな。


この後、1980年に『火の鳥2772』の映画が作られるのだが、多分、『バンダーブック』で消化不良だった部分が、手塚の脳裏にはあったはずなのだ。(それなら似ているのも納得か)


それが意識的なのか無意識的なのかは分からないが …… 『火の鳥2772』は『バンダーブック』のリメイク?みたいな気がする。



漫画でも、納得するまで何度でも描き直しをしていた手塚治虫。


漫画の神様は決して妥協しないのである!(でも、出来上がった『火の鳥2772』は相当グロいけどね(笑))



2023年7月30日日曜日

ぶらり旅 「偶然たどり着いた《姶良市・龍門滝》」

 



前回の《廃虚ビル》の記事を載せてから数日後、車の左サイドミラーが突然「ポロッ」と壊れた。


…… 一瞬、(廃虚ビルの《呪い》か? …… )なんてワードも浮かんだが、(いや、いや、自分は運が良いのだ!)と気持ちを立て直す。


事は良い方に考えよう。

あんな遠方まで行って、そこで壊れなかっただけでも、とても運が良いのだ。←(なにごとも、ポジティブに!)


この際、修理を頼んだ車屋さんには、ついでにバッテリー圧やら何やらも含めて、色々と調べてもらう事にした。(代車もあるが、しばらくは大人しくしといた方がよさそうだ)



で、今回は、だいぶ前に行った『姶良市 龍門滝』編。

狭い市道を走っていて、偶然みつけた絶景の大滝。


民家のそばに、ちゃんと駐車場が確保されていて、そこへ車を停めると、この標識にそってずっと歩いていく。




そこから、さらに下に降りて行けるような橋げたや階段がある。(そばの側溝には、スライダーのごとく、激しく流れている水の大群)





そうして、目の前に現れたのは巨大過ぎる大滝だ。(スマホ・カメラにもおさまりきれないほどのド迫力)





うっすらと滝の中央には虹まで綺麗に浮かんで見えている。




それを観ながら、昭和脳の男は、しばし空想の世界へ。



(滝の裏側から、《こんなの》が出てくりゃ面白いんだけどなぁ~ …… )





……… まぁ、出てきたら出てきたで大パニックになるだろうて。←(アホか(笑))



それにしても、この日はチョー暑かった!

この滝の下に飛び込んで泳ぎ回りたいくらいに。(多分、遊泳禁止なんだろう。誰も泳いでないし)



すぐそばには、名前もズバリ《龍門滝温泉》なるモノもあったので行ってみた。



この温泉、2階が女湯で1階が男湯なので、くれぐれもお間違い無く。(私は間違って2階に上がろうとして、「ちょっとお客さん!」と従業員に呼び止められてしまった。階段奥に男湯の暖簾があって、とても見えにくいし分かりづらい)


値段は300円と安いが、露天風呂は無し。


オマケに  水風呂がチョー狭い!

大人二人が入ったら、もう、ギッチギチの狭さ である。(なんで知らんオッサンと肌よせあって、入らにゃならんねん(笑))



値段を考えて我慢するか、

水風呂に入るのを我慢しとくか、

…… それは個人の判断にお任せしときます。




後、龍門滝のそばにある、この大木も印象的でした。



変わった木 …… 細い小枝なんて全く無くて、ぶっとい枝がニョキニョキと、まるでボディビルダーの腕のようにガッシリと伸びている。


よくアニメでも観るけど、実際にこんな木を見たのは初めてだったかも。


まぁ、これだけ水が豊富な場所だし、日々、栄養もタップリ摂れてるって事なのかな?



簡単に書いてみましたが、夏の日の『姶良市 龍門滝』編でございました。

本日はこれにて!