2020年3月4日水曜日

ドラマ 「はね駒」①

1986年 4月~10月。







「あ~あ、鳥になりてぇ~なぁ~ ………」



『橘りん』(斉藤由貴)は、福島県、相馬の空を見上げながら、ふと言葉を発した。



時は、明治23年。


『りん』は、厳格な父『弘次郎』(小林稔侍)と呑気で気立ての良い母『八重』(樹木希林)や妹の『みつ』。

父方の祖父母と暮らしていた。(兄の『嘉助』(柳沢慎吾)もいるのだが、家を飛び出していて、たまに帰ってくるような放蕩暮らし)



年が明ければ、『りん』には許嫁との結婚が待っている。


(このまま、私、本当にお嫁に行ってしまってもいいの……?)


父親同士が決めた結婚話は、トントン拍子に進んでいく中、漠然とした不安を抱える『りん』。



そんな折、女学校で教師をしている『松浪毅(たけし)』(沢田研二)と偶然知り合ってしまう。

「女性だって、これからの時代は勉強したり、学問を学ぶ自由がある!女性だって、色んな可能性があり、仕事だって、なんだって出来る!」



ガーン!



松浪の言葉は、時代錯誤の父親に育てられてきた『りん』にとっては、目から鱗。

まるで、天地がひっくり返るほどの大ショックだった。



オマケに、この松浪先生が超イケメン(この時のジュリーが、壮絶カッコイイのだ)


「松浪先生~♥」なんて言いながら、『りん』も明らかにホの字。





こうなりゃ、決めた!あたし女学校に行く!と決心した『りん』。


「母ちゃん、あたし女学校に行きたいの!」

「女学校さ、行って何するの?」と飄々とした『八重』に、

「もちろん勉強したいのよ!」(本当は好きな松浪先生の側にいたいんだけどね)



じい様もばあ様も、「おりんがここまで言うのなら、………」と、りんの味方ムード。(このお姑さんたち、二人は本当に人間が出来てる人たちだった)



だが、案の定、厳格な父親、『弘次郎』は大反対!


「おなごは、親の言う事をきいて嫁にいけばいいんだ!」の一点張り。



でも、『りん』も負けてはいない。


土壇場の土壇場で、

「あたし、やっぱり嫁っ子さ、行きたくない!女学校に行きたいんだ!」と先方がいる前で啖呵をきってしまう。



自分の面子を潰されて、ワナワナ、怒りに震える『弘次郎』は、とうとう日本刀まで抜き、『りん』に突きつけるも、

「おとっちぁん!!」と叫び、庇いだてする八重に、なんとか正気を取り戻し、とうとう根負け。


先方に頭を下げて、「勘当!」を宣言した。


そうして、『りん』は晴れて、憧れの松浪先生のいる女学校で奨学生となり、新生活を迎えるのだが………。




斉藤由貴が出演した伝説の朝ドラ『はね駒』である。


当時、『スケバン刑事』の流れと、アイドルとして歌もヒットしていた斉藤由貴は絶好調。


そのまま朝ドラのヒロインの座を勝ち取った。(もう、まるで、全てがお膳立てされているかのように、スターダムの階段を、瞬く間に駆け上がる斉藤由貴)



向かうところ敵なしの完全無双状態である。



そして、驚くなかれ、この『はね駒』、なんと平均視聴率が 40 %以上!



最高視聴率は、49 %なんてのを叩き出しているのだ!!(紅白歌合戦以上の驚異的視聴率)


多分、自分の記憶が確かなら、朝ドラで40%を叩き出したのは、これが最後の作品だったと思う。




この時期になると、一般家庭にもビデオテープが完全に普及していて、録画して観る事が可能になっていた。

高校生だった自分は、学校から帰ってきては録画していたものを必ず観ていたっけ。(あの録画していたVHSどこにいったのだろう、引っ越しの時に紛失してしまったが……トホホ)




ただ、単に斉藤由貴見たさに、見始めた朝ドラだったのだが、他の共演者たちも魅力的で、ドンドン引きずり込まれるように観ていた。




父親役の小林稔侍なんて、この『はね駒』で、やっと認知されて演技派と認められたんじゃなかろうか。



それまで、コツコツと映画やドラマの端役ばかりをこなしていて、今、ひとつ芽が出なかった小林稔侍。

厳格な父親、弘次郎役は、冒頭こそ、怖い印象だが(なんせ、娘相手に日本刀抜くくらいですもん)、徐々に角がとれて温和になっていく。



後に、『りん』の勘当をとき、先方に頭を下げて「許してほしい」と頼み込む弘次郎。(やっぱ娘は可愛いのだ)



次女みつが農家に嫁いで、身体を悪くして亡くなった時は、自分が決めた縁談ゆえ、自分を責めて、自分の古い考えを改めようと悔恨する。



徐々に柔和になっていく弘次郎。



その心の変化を巧みに演じた小林稔侍にとって、この『はね駒』は、まさに役者としてのターニング・ポイントだったはずである。





それは他の共演者たちもしかりだ。



後に、『りん』と結婚する事になる『小野寺源三』を演じた渡辺謙も。


この役が好評で、翌年には、大河ドラマの『独眼竜政宗』の主役に大抜擢。


いまや、世界の『渡辺謙』として呼ばれているのも、この『はね駒』があればこそである。





そして、この『はね駒』で、一番の功労者だったのが元々、演技派だった樹木希林。



樹木希林に関しては、語ると長~くなりそうなので、取り合えず、今回はここまで。

ドラマ・レビューとしては、異例なのだが②へ続くとする。


2020年3月1日日曜日

映画 「西部悪人伝」

1969年 イタリア、スペイン合作。







♪ヘイ!アミーゴ!、チェ!サバータ!♪




夕暮れ迫るドハティの町に、一人の流れ者『サバタ』(リー・ヴァン・クリーフ)がやって来た。


浮浪者『カリンチャ』(ペドロ・サンチェス)は、昔、軍隊にいたが今じゃ一杯の酒を求めて、町をさ迷う只の酔っ払い。


今日も道端で、ウダウダひとり言のように文句を言ってると、目の前に、眼光鋭い、まるで鷹のような目をもった男が通りかかった。(出たー!)



その男、『サバタ』は、不適な笑みをみせると、銀貨を指で弾き、カリンチャの手のひらに落としてくれた。


「ありがてぇ~!あんた誰なんだ?俺はあんたに一生ついていくぜぇ~!」




そのまま酒場に入っていくサバタを追いかけていくカリンチャ。




その頃、同じ時刻に、町の銀行が襲われた。

警備の者たちを簡単に殺して、荷馬車に金庫を載せると、強盗集団は立ち去った。




そんな酒場にも銀行が襲われたニュースが、すぐさま知れわたる。


人々は大騒ぎ。


「アレレ……あのお方が入ねぇぞ?」

いつの間にか消えていたサバタは、馬を走らせて強盗集団を追いかけていた。




崖の上から強盗団の荷馬車を見つけたサバタ。

「おい!それを置いて、とっとと消えな!」



銃を構えるサバタに、強盗団たちは笑い転げている。

「あんな遠い距離から、こんなところまで狙えるもんか!」


サバタの忠告を無視して、無理矢理、馬車を走らせようとすると、サバタの正確な射撃が、あっという間に強盗団たちを一人一人狙い撃ちした。




鷹のような目は、次々と獲物たちを仕留めていく。




そうして、ドハティの町に帰ってきたサバタ。


荷馬車の金庫の上には、殺した強盗団の死体を山積みに重ねている。





呆気に取られる町の人々たち。


保安官たちが、サバタに「いくら欲しいか?」言い値で賞金の金額を聞いてきた。


「5000だ!」


取り返した金庫の額は10万ドル。サバタの要求は簡単にとおった。


「あんたも欲がねぇな~、俺だったらもっと吹っ掛けてやるぜ!」そばでカリンチャが、またもやブツクサ言ってるが、

「安全な金だ」と、平然とチェアーに腰かけて揺らしているサバタなのだった。



サバタの活躍で、ドハティの町を揺るがす事件は、一見片付いたようにみえた。


だが、本当の巨悪は別にいて…………。







『怒りの荒野』を観て、すっかり、リー・ヴァン・クリーフの大フアンになってしまった私。


こうなれば、リー・ヴァン・クリーフについて調べなければと思い、色々主演作を探してみる。



そうして、この『西部悪人伝』(原題:サバタ)に行き着いたのだった。



この『サバタ』、評判が良かったのか?シリーズ化されていて、3本の『サバタ・シリーズ』が作られている。


2作目だけが、主演のサバタ役を、何故か?ユル・ブリンナーが演じているが(この交代が評判悪かった?)3作目では、リー・ヴァン・クリーフのサバタ役が、またもや復活しているという変な展開。


ユル・ブリンナーが苦手なので、あんまり2作目を観たいとは思わないが、そのうち3作目は観てみたい気がする。





そう思わせるくらい、この1作目『西部悪人伝』が痛快で面白かったのだ。



ニヒルでカッコいい、『サバタ』(リー・ヴァン・クリーフ)はもちろんだが、サバタの仲間になる面々たちも、それぞれ特技があって面白い。



単なる浮浪者かと思っていたカリンチャは、ナイフ投げの達人。(てっきり只の3枚目だと思っていたのに)





いつも屋根の上にいる『ネコ』(ニック・ジョーダン)なんて男は、無口なのだが、カリンチャに誘われてサバタの仲間入り。(何を考えてるのやらサッパリ分からんが………そのくらい全く喋らない)


通称『ネコ』なんて言われているので、その身軽さは凄まじく、シーソーを利用して何メートルもの高さまでも、簡単に飛び上がり、屋根の上に跳び移ったり、崖の上に着地したりと自由自在。




まるでサーカスの曲芸師か、体操選手並の身体能力をみせる。(でも変な髪形)



この3人がトリオになって、まるで必殺仕事人の如く、大活躍する。






他にも、いつも酒場でバンジョーをかき鳴らして演奏している1匹狼の『バンジョー』(まんまじゃねぇか(笑))もいたりする。


こよなく、バンジョーを愛するバンジョー(ややこしい)は、ことあるごとに、ジャカ、ジャカ!と、バンジョーを演奏したりするので、はた迷惑な男。



しまいには、「うるせぇーぞ!」とサバタに一喝されてしまう始末である。(まぁ、武器もバンジョーに仕込まれた銃なのだが)






そして隠れた敵は、『ステンゲル』という、いかにも悪党らしいキザ野郎。




中世の貴族のような変なパーマをかけていて、三白眼。


言うこと、なす事、もったいぶっていて、嫌味でキザったらしい奴。

こんな顔の俳優をどこで見つけてきたのか、その見た目だけで、インパクト大である。




こんな風変わりな連中が撃ち合い、騙し合い、画面一杯に駆けずり回るのだから、つまらないはずがない。


そして、主役のリー・ヴァン・クリーフが、画面の中央にピストルを持って立つシルエットは、それだけでも、見ていて惚れ惚れするほどである。




全ての事件が解決して、馬に乗り、去ろうとするサバタに、カリンチャが遠くから問いかける。


「サバタ、お前さん、いったい何者なんだ!?」


それに振り向いてサバタ、

「正義の味方よ!」と一言。



映画はENDマークとなる。



ん~、カッコいいねぇ~!痺れるねぇ~!

リー・ヴァン・クリーフ、あんた男の中の男だねぇ~!(前回の棒演技のランドルフ・スコットを観た後では、殊更きわだって見えてしまう)


もちろん星☆☆☆☆☆。

グダグダ理屈なしの、勧善懲悪な映画もたまには良いものです。

2020年2月28日金曜日

映画 「七人の無頼漢」

1956年 アメリカ。



大雨が降りつける森の中、大きな岩蔭の下に、雨宿りの場所を見つけた男二人組は、焚き火をしながら、優雅にコーヒーなんぞを飲みながら、ユックリとくつろいでいた。



旅の途中なのだろうか……そばには繋がれた馬が二頭いる。


そんな二人の元へ、雨に濡れた男が、フラリとやって来た。


「雨宿りさせてくれないか?」


咄嗟に現れた見知らぬ旅人に、身構える二人組。


「馬もなくて、この雨の中、歩いてきたのか?」

「旅の途中で盗られた」


シレ~として旅人は、そう言うと、男たちにコーヒーを要求してきた。


コーヒーを飲ませながらも男たちは警戒している。


「どこから来たんだ?」

男の一人が訊ねると、旅人の男は「シルバー・スプリングス」とだけ答えた。


男二人の顔つきが、途端に変わる。


「確か……殺しがあったとか?犯人は見つかったのか?」

「あぁ、目の前にいる二人だけはな」


そう言うと旅人は、男二人に向けて素早く引き金を引いた。


雨の中に響き渡る銃声………。






翌朝、旅人の男、『ストライド』(ランドルフ・スコット)は殺した男たちの馬を引いていた。


元保安官のストライドは妻を殺されて、大金まで奪われていたのだ。

そうして、その妻を無惨に殺したのは、七人の無頼漢たちだった。


(絶対にこの仇はとる!)

復讐を誓ったストライドは、こうして旅を続けていく………。






リー・マーヴィン見たさに、借りた『七人の無頼漢』だが、この時は、まだまだ主役なんてものでもなく、それを引き立てるような悪役。

ストライドが旅先で出会う、大金を狙う『マスターズ』を演じている。




でも!、でも!、やがて主役として君臨して輝き始める、その片鱗は充分に伺える。




もう、リー・マーヴィンがうつるだけで、目はそれを追わずにはいられないのだ。


ストライドは一味を追う途中で、幌馬車で旅するジョン・グリーアと妻アニーの夫婦と知り合い、それに、やがて合流するのが『マスターズ』(リー・マーヴィン)とクリントという男たちなのだが………


この『マスターズ』(リー・マーヴィン)、こともあろうに、そのアニーを口説きはじめるのだ。(アララ)



「あんたによく似た女を見た事がある………昔………。そんなに青い瞳じゃなかったが……」なんて、気障なセリフも、サラリと言ってのけるマスターズ。


ストライドもアニーも、怪訝な顔でマスターズを見かえすのだが…………それにしても『マスターズ』(リー・マーヴィン)の溢れ漏れる男の色気よ。


表情、声、仕草、こんなのになびかない女なんて逆にいるのか?なんて疑いたくなるほどである。(単に自分がマーヴィンびいきなのもあるだろうけど)


案の定、この後は、ストライドの怒りにふれて、翌朝マスターズはおいてけぼりにされてしまう。


憤慨した彼は、この後、ストライドの敵になるべくして、残りの一味たちの元へと、はしるんだけどね。

まぁ、主役を引き立てる悪役だし、こんな展開もしょうがないか。



でも、こんな悪役でも、画面に映れば、男の色気ムンムンで、やがてのスター性を見せつけまくるリー・マーヴィンなのである。






一方、主役ストライドを演じているランドルフ・スコットはというと…………




とてつもなく棒演技!


ビックリした!あまりの演技のヘタクソさに!



ランドルフ・スコットの映画自体は初めて観たが、色々な噂と名前だけは知っていた。それにしても………。





西部劇専門のスターで、あの有名なケーリー・グラントと仲の良かったランドルフ・スコット。


二人は12年間、一緒に住んで共同生活をしていたほどである。


「二人はゲイじゃないのか?」なんてオフレコが、当然ついてまわったほど、終始ベタベタで、一緒のスナップ写真が、今も数多く残っております。



そんな二人の仲を「本当にゲイなんじゃねぇの?」なんて、直接からかった俳優のチョビー・チェイスは、ケーリー・グラントの怒りにふれて提訴までされたらしいけど。(また、余計な一言を……)


でもケーリー・グラントも5回結婚していて、娘まで授かっているし、ランドルフ・スコットも生涯2度結婚しているし、ほんとのところはどうなんでしょう。


今となっては分かりませんけどね。



そんな噂がたつほど、ケーリー・グラントにしてもランドルフ・スコットにしても若い時は、超ハンサム。

ランドルフ・スコットも整った顔をしている。


でも、演技の方は………ゴニョ、ゴニョ………。



顔の良さだけで、戦前は西部劇のスターとして、もてはやされたかもしれないけど、戦後、歳を重ねていけば、それだけではすまなくなってくる。



動き、表情、声の出し方……自分を観客たちに惹き付けるような演技の工夫。


それらは一朝一夕では身に付くものでもないし、長年の積み重ねや内面から滲み出てくるものじゃないだろうか。




案外、本人も西部劇専門にやっていて、他のジャンルには手を出さなかったところをみると、自分の演技の限界を自覚していたのかもしれない。(こんな風に書くと、あの世からでもケーリー・グラントが現れて激昂するかもしれないけど(笑))



人は良さそうな、見るからに善人そうなランドルフ・スコットなんですけどね。





でも時代が進み、観客たちの目が肥えてくると、そればかりではすまなくなってしまい………。



その後、1962年『昼下がりの決斗』を最後に引退した。(最後の映画も大赤字をだしてしまったらしい)



ランドルフ・スコットとリー・マーヴィン。


この映画で二人を比べてみると、その差は、あまりにも歴然としていて、ランドルフ・スコットが気の毒に思えてしまうほどだ。



この映画が完成して、ラッシュを観た時、本人も思ったんじゃなかろうか。


(あぁ、俺の時代も終わった………)なと……。


顔だけ良くてもスターとしては生き残れない。

厳しい世界でございます。

星☆☆☆。

2020年2月23日日曜日

アニメ 「コブラ」

1982年~1983年。





《アーマロイド・レディのフィギュア》



今、久しぶり~に、アニメ「コブラ(放映タイトルは『スペースコブラ』)」を見終わったとこ。


やっぱ面白いわ、これ。



全31話で、ちょっと時間がある時には、サクサクと観れるので手頃である。



監督は、以前も『エースをねらえ!』で紹介した出崎統さん。



水彩画の独特な止め絵などを多様した独自の手法は、いつもの出崎統節なのだが、とにかく、この『コブラ』は動く、動く!



敵の刀やレーザー銃を、とんだり、跳ねたりして、身軽に避けながら走り回り続ける。


片手倒立から、ジャンプ!そして1回転。


くるりと振り向き様に、左手を抜くと、あらわれる『サイコガン』が、間髪入れず火をふくのだ!



当然、この時代のアニメは手描きのセル画作業だし、この自然な動きの為に毎週どれだけの枚数のセル画が使われていたのか ………(殺人的スケジュールを想像すればゾッとする)



アニメーターの方たちの苦労が忍ばれてならない。



どの回を観ても、同じカットのセル画を何度も使い回している風でもないんですもん。



だからコレは驚異的アニメであり、国がこれからも保護すべき大切な国宝級の遺産なのである。





原作の寺沢武一が描く『コブラ』の漫画も、もちろん面白い。





『コブラ』のモデルが、俳優のジャン・ポール・ベルモントなのは有名な話。(このデカい丸鼻を見れば、何となく納得か)






『ジェーン・ロイヤル』、『ドミニク・ロイヤル』、『シークレット』のモデルは、映画『バーバレラ』のジェーン・フォンダ。(これもこの姿を見れば納得)






そうして、『アーマロイド・レディ』のモデルが、大昔の1927年、フリッツ・ラングが監督した『メトロポリス』のマリアなのは、見るもあきらかだ。






こんな色々な映画にインスパイアされて描かれた『コブラ』。



寺沢武一氏も、かなりの映画好きと見た。



宇宙をかけめぐるコブラの冒険物語にも、数々の映画のエッセンスが混ざりあい、張り巡らされている。



映画好きの自分なんか、「あ~、これは、あの映画に似ているなぁ~」なんて思いながら、ひとりニヤニヤしてる。



たまの時間のとれた休みには、『コブラ』と共に、宇宙の冒険に出かけるのもいいかもしれない。


星☆☆☆☆。



※最後にひとつ疑問が。



《アーマロイド・レディって、どうやって食事(エネルギー補給)をしているのだろう?!》



あんな風に目元までメタル合金で覆われていては、口からモノを食べるなんて無理だろうし。



かといって、指先からでもエネルギー補給をするのだろうか?

それとも背中に何か充電コードみたいなモノを差し込む?




今の今まで、アニメでも漫画でも、それらしきシーンがないので、ずっと気になってます。


そのうち、寺沢武一氏が漫画で描かないかなぁ~と思っているのだが……(まぁ、描く風でもなさそうなんだけど)



今だに、アレやコレや想像するしかない自分なのでございます。