《カラフルなイタリアの街並み》
この『黄金の風』、出てくるキャラクターが、どれもこれも強烈。
自分がお気に入りのキャラクターについて、もうちょっとだけ語りたいなぁ~と、ふと思いたって、急遽②を設ける事にしました。
まず、味方のキャラクターで、自分が一番好きだったのは、ジョルノでも、ブチャラティでも、ナランチャでもない。
この『グイード・ミスタ』なのだった。
頭には、ヘルメットのような形の帽子をかぶっている。(それも白い線が、いくつも交差した格子柄の赤い帽子)。
上半身はピタリとした青いシャツ。(これも腹部がみえるくらい短いシャツで、これまた白い線の交差した格子柄である)
格子模様が好き?なのか?
下半身は赤いパンツ(これには今度は黒いトラ柄)にロングブーツ。
いずれにせよ、ピストルを使う暗殺者とは、とても思えないほどの目立つ格好をしているのだ。
性格は『4』という数字を、迷信深く意味嫌う以外は、至って単純。
特に思い悩んだり、考えたりするタイプじゃない。
それゆえに、チームの仲間たちとは誰とでも、すぐに打ち解けてしまう。(猜疑心の塊アバッキオや、新人のジョルノさえも。)
たまに、こんな誰とでも仲良くなれる人を見かけるが、狭量な自分には逆立ちしても真似できるはずもなく、
「あぁ~こんな性格にどうやったらなれるんだろう………」
と、ただ、ただ、憧れてしまうのだ。
この素晴らしい性格は、神様が、その人だけに授けてくれたギフト。
この性格ゆえ、彼は、この『黄金の風』でも最後まで、生き残るのである。
ただ、こんなミスタにも致命的な欠点がある。
「臭い、臭いわぁ~!脇が異様に臭いわぁ~!!」
とトリッシュ(笑)(ミスタと体が入れ替わったトリッシュの言いたい放題よ)
体臭がきついのが、最大の欠点か。
ん~……………でも、やっぱ、臭いのは、ちょっとイヤかもしれない(笑)
敵のキャラクターで好きだったのは、ブチャラティーたちを狙う暗殺集団の中の迷コンビ?!
ブロシュート兄貴とペッシである。
金髪を撫で付けて、ピシッ!と黒いスーツを着こんだプロシュート兄貴は、ダンディーでイケメン。
でも、その弟分、ペッシは……(笑)
顎のクビレなどが一切なく、顔面と体が直に繋がっている。(これで人間なのか?首を横に振ることもできないじゃないか。(笑))
そしてツルツル頭の登頂部からは、緑の髪の毛が、まるで葉っぱのようにピョーン!と、飛び出している。
その姿は、どう見ても、『パイナップル』?
いや『大根』なのだ。(笑)(この白い部分に目鼻口があると思いください)
この見た目の、ものすごいインパクトとは、逆に、ペッシの性格はいつも自信なさげ。
「アニキィ~、ブロシュート兄貴よぉ~」
なんて言いながら、プロシュート兄貴に、ベタベタ甘え放題なのだ。(この顔で)
そんなプロシュート兄貴は、暗殺者としての心構えを、ペッシに叩き込み教えていく。
「ペッシ、俺たち暗殺者は、『ぶっ殺してやる!』なんて言い方はしないんだ!なぜなら、そう思った時、相手は、殺されて、もう死んでいるんだからな!分かったか?!」
「分かったよぉ~、怒らないでくれよぉ~、プロシュート兄貴ぃ~」(どこまでも甘えん坊のペッシ)
こんなペッシを、プロシュート兄貴は、時には「この馬鹿野郎!」と踏みつけにしたりするのだが、次の瞬間には、頭をなでなでしたりもする。(こんな変な顔のペッシなのにねぇ~(笑))
アメとムチを、上手に使いながら、プロシュート兄貴は、こんな異形なペッシを愛しているのだ。
だがら、プロシュート兄貴は、ペッシを、決して見捨てない。
そして、その愛情が分かるのか………
何をされても、何を言われても、ペッシは、
「アニキィ~、プロシュート兄貴ィ~よぉ~」なのだ。
列車の中で、ブチャラティたちと戦いながらも、こんな二人の漫才コンビのような、やり取りに、なんだかホンワカしたり、笑ったりしたものだ。
暗殺者でも、なんだか憎めなくて、好きでしたね。
できたら、プロシュートとペッシ、生き残って、暗殺者なんて辞めて、二人して商売でもしてほしかったけどね。
たとえばペッシの『ビーチ・ボーイ』で魚をじゃんじゃん釣って、プロシュートの『ザ・グレイトフル・デッド』の力で、アジの干物にして、売るなんてのもいいんじゃないのかな?
堅気になれば、きっと、二人して、そんな商売でも始めていたかもしれない。
それにしても、このペッシのキャラクターのインパクトは、漫画でもアニメになっても凄いなぁ~。
間違いなく、長いジョジョ・シリーズの中で、これからも語り継がれていく名物キャラクターだろうと思うのである。
お粗末。
※補足として、ミスタやプロシュート兄貴、ペッシの事を、少し書けて、これで自分も満足。
危うく忘れるとこでした。アブナイ、アブナイ。