1989年11月22日。
セットリストはこんな感じ。
1∶トラブル・メーカー
2∶マニキュアがかわく間に
3∶それは夏の午後
4∶秋からも、そばにいて
5∶メリー・クリスマス
6∶知ってると思ってた
7∶愛してる
〜MC〜
〜シングル・メドレー〜
恥ずかしすぎて、さよならのめまい、悲しみモニュメント、風のマドリガル、接近(アプローチ)、楽園のDoor、話しかけたかった、パンドラの恋人、秋のIndication、はいからさんが通る、吐息でネット
〜MC〜
8∶あなたを愛したい
9∶涙はどこへいったの
10∶瞳のなかの未来
11∶マイ・ファニー・IVY
12∶月夜のくしゃみ
〜MC〜
13∶思いのままに(アンコール)
ヒット曲をメドレーにして脇に追いやり、ほぼ、オリジナル・アルバム『GAUCHE(ゴーシュ)』からの選曲を中心とした、当時としては珍しいライブビデオである。(※1、2、3、6、7、9、12、13は『GAUCHE』より〜)
南野陽子の「あぁ〜《楽園のDoor》は良いなぁ〜」とか「《はいからさんが通る》の曲は好きだったなぁ〜」なんていう、にわかフアンは、やや置いてけぼりかも。(一応、メドレーで歌ってはいるものの、あっさりした仕上がり)
だから、このライブは、それまで発売してきたオリジナル・アルバムを多少は聴き込んでいるマニアックな人の為の上級編ライブなのである。
正直、これらの曲、全てが気に入っているわけではないけど、ここでは抜粋して、私個人の好き嫌い、または主観的な感想でいくつか書いてみようと思う。
1∶トラブル・メーカー
ナンノ初作詞に挑戦!そうしてこの曲はシングル化されていて、当時もそこそこヒットしていた。
(「一人でリゾート地に旅行してみたいなぁ〜 …… 」なんて考えを、当時の《所属事務所》に言ってみたら …… 反対される?賛成してくれる?)なんて、諸々の想像を膨らませながら本人作詞してみたんだとか。(作詞では結局、《所属事務所》を、まだ居ぬ《彼氏》に見立てている)
ただ、自分自身を《ワガママ》だとか《トラブル・メーカー》なんて言いきっちゃうのは、だいぶ弱気過ぎるナンノ。(ちょうどこの頃、マスコミの《ナンノ・バッシング》が始まっていた時期で本人も多少気にしていたのかもね)
3∶それは夏の午後
このライブにて私、イチオシの一曲である。
一年ぶりに偶然見かけた《元恋人》…… 相手も自分の存在に気づくのだが、次の瞬間に向ける眼差しは《憎しみ》のそれ。(何があった?!)
昔の恋人同士の二人は、互いに言葉も交わさず、それぞれの想いを秘めたまま再び別れていく ……
作詞は、ヒットメーカーの 小倉めぐみ さん。(残念ながら2021年、わずか61歳でお亡くなりになっていました)
この『それは夏の午後』という曲は、ナンノ本人もだいぶ気に入っているのか、近年、歌の活動を再び始めてからも、チョイチョイ歌っているようである。
それに今回調べてみると、ナンノに提供した小倉めぐみさん作詞の曲が、数多く存在する事にも驚いた。(あの曲もこの曲も …… )
ここに、その全リストを書きとめておく。
《小倉めぐみ作詞曲》
シングル曲 …… 楽園のDoor、はいからさんが通る、秋からも、そばにいて
アルバム曲 …… 昼休みの憂鬱、リバイバル・シネマに気をつけて、思い出を思い出さないように、ひとつ前の赤い糸、ひとりっきりの夏は、それは夏の午後、眠り姫の不幸、さよならにマティーニは禁物、マイ・ハート・バラード、神様がいない月、八重歯のサンタクロース、白夜のひまわり ………… 以上である。(ちなみにアルバム曲内の太字は、私個人の超オススメ曲!)
8∶あなたを愛したい
映画『菩提樹リンデンバウム』の主題歌で田口俊さんが作詞している。(田口さんもパンドラの恋人、吐息でネット …… 他にもアルバムなど数々の曲をナンノに提供している)
前年度アルバム(1988年)『GLOBAL』制作に際して作られ、先行シングルになったのだとか。
ただ、この楽曲、(ナンノの歌唱力ではちとハードル高いし、難しいんじゃ〜ねぇの〜?)と当時から思っていた。
と、いうのも、この『あなたを愛したい』って歌詞が最初から終わりまで一語一語を伸ばして歌うようなフレーズばかりで作られているのである。
「♪あなたの夢でふと目覚めた夜明けぇーーー」
「♪ねぇ、あなたを愛したいぃぃ誰よりも愛されたいぃーー」
「♪もう、平気よ、ありがとうぅーーーー」(あらら …… )
歌唱力に自信がある歌手ならいざ知らず、ともすれば平淡に聴こえる、このメロディーライン。(同じ意味でアンコール曲の13∶思いのままにも当時は上手く歌いこなせていないような気がする)
若い頃の挑戦だと思って、暖かい目で観てあげてね。
11∶マイ・ファニー・IVY(アイビー)
なんだか、突如、宝塚歌劇かミュージカルの世界に潜り込んだ感じである。
幅広い正面階段を黒いロングドレスで駆け下りてくるナンノ嬢。その周りを取り囲みながら優雅に踊るダンサーたち。
歌詞は、ダンスパーティーで知り合った地味なアイビー・ルックの青年に、ともに踊りながら惹かれていく様子が描かれている。
デビューして4年目のライブは、ナンノのやりたい事、挑戦したい事がぎっしりつまっている宝石箱のようなライブ。
そのどれもが上手くいってるとはいいがたいが、近年の復活劇を予見させるような、そんな下地になっているとは思いません?
ナンノフアンなら一見の価値あり!のライブビデオ紹介なのでございました。(じゃ、これにて)
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