ラベル 俳優:ブルース・ウィリス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 俳優:ブルース・ウィリス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年4月7日木曜日

映画 「サロゲート」

 2009年  アメリカ。






やや、寂しげな《頭》🌪️




短い《鼻》が中央にちょこんと鎮座している




《鼻の下》から《薄い口元》までは、長〜い距離




でも、瞳だけは、色気あるグリーン・アイズがキラキラ✨していて、今にも何かを訴えてきそう



アララ …… 誰かと思ったら、あっ!と言う間にブルース・ウィリスのお顔の出来上がりである!



ごめんなさい、ブルース・ウィリスのお顔で少し遊んじゃいました(笑)。



今年(2022年)に、ブルース・ウィリス引退発表をしたニュースは誰でも知るところ。


1980年にデビューしてから、約42年間か ……

今までご苦労様でございました。


映画『ダイハード』でブレイクしてから数十年。その間、主演作が途切れる事なく、よ~やったよ。(私、この肝心の『ダイハード・シリーズ』を3と4しか観てないけどさ)←いい加減!


80年代といえば、シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの2大巨頭が大活躍していた時期。


そこに隙間産業としてムクムク躍進してきたブルース・ウィリスを、私、はなから《アクション俳優》として全く観ていませんでした。


上記に、多少おふざけで載せた画像のように、あまりイケメンとは呼べないブルース・ウィリスなのだけど、この人のお顔は、90%以上、この《目》で救われていると思うのだ。


この人、《目》に多彩な表情が現れるし、《目》でお芝居をしている。


この《目》からは、何か特別なフェロモン・ビーム✨が出ているみたいだ。


だから、数多い主演作の中でも、この《フェロモン・ビーム》が活き活きしてるような作品はピカイチである。(それが活きていないような作品は、アクション映画といえども、ほぼ愚作と言えるかも)



こんなブルース・ウィリスの映画を久しぶりに何か挙げてみようかなぁ~、と思ってみたら、ふと、この『サロゲート』が頭の隅からポン!と出てきた。


《サロゲート》とは、《代理》の意味である。


近未来、脳波コントロールで遠隔操作できるような、人間そっくりの人型ロボット『サロゲート』が開発された。


自宅に居ながら、代わりに仕事に行ってくれる『サロゲート』はとっても便利。(いいなぁ~)


何より、外出時、不意の事故や怪我などしても『サロゲート』が壊れるだけで、操作している本人には全くの《ノー・ダメージ》というのが、人々の購買意欲を掻き立てた。


こぞって、人々は『サロゲート』を買い求め、世界中、ほぼ98%の人々が『サロゲート』愛用者となった。


「『サロゲート』は絶対に安全だ!」

誰もがそんな認識で生活してる中、事件は突然起きた。


ある夜、カップルのサロゲートが、電光がはしるような《特殊な武器》で殺されたのだ!


その武器はサロゲートを破壊しただけでなく、脳波接続していたオペレーターまでも、同時に殺してしまうような恐るべき殺傷力。


そんな事件が起きて、FBI捜査官の『トム・グリアー』(ブルース・ウィリス)と『ジェニファー』が本部に呼ばれる。


二人は早速、極秘に捜査を進めていくのだが ……


『トム・グリアー』(ブルース・ウィリス)は、奥さんの『マギー』に勧められて、嫌々サロゲートを使っているらしいんだけど ……


本当に嫌々なのか?



姿形が若いトム・グリアーのサロゲートには、

立派なサラサラのブロンド・ヘアーが、ちゃんと、あ〜るじゃございませんか?!(笑)(やっぱ気にしてたのか?ブルース・ウィリス!(大爆笑))

サロゲートの普及している世界は、《見栄っ張り》の世界。


誰だって現実の自分よりは、ロボットとはいえ、イケメンや美女に見られたいのだ。



この後は、ご想像どおり、『トム』(ブルース)が真犯人を探して、サロゲートを駆使したアクションが展開されていくんだけど ……



でも、こんな事件を置いといて、この着想は、2020年代、我々が直面している現実世界では、何よりも欲するモノなのかも。


《サロゲート》があれば、コロナが蔓延してても、自由に外を出歩けるしね


でも、一体の《サロゲート》のお値段って、幾らくらいなんだろ?

数千万円?数億円?


やっぱ、一般庶民に手頃に買えるお値段じゃないとねぇ~(そのうちネット通販でお安く販売されないかしらん?(笑))


多少、運動不足になりそうだが、根がグ〜タラな私は、《サロゲート》の普及大歓迎!


推奨したいと思う。お偉い様、検討くだされ。(無理だろな)

映画は星☆☆☆。


あっ、そうそう、ブルース・ウィリス、高価な《サロゲート》を購入するに至っても、あまり《この部分》は、お気になさらなかったようで。


また、余計なひと言を ……(笑)

お粗末さま!(そそくさ💨)

2021年2月25日木曜日

映画 「薔薇の素顔」

1994年 アメリカ。





そんなに酷い映画かなぁ~


本国アメリカの評価と真逆の感想を持つのが、この映画『薔薇の素顔』(原題:Color of Night)。



ニューヨークは、高層ビルの一室で精神カウンセリングを開業していた『ビル・キャパ』(ブルース・ウィリス)。


ある日、目の前で自分の患者が衝動的に飛び降り自殺((゚Д゚;)ガーン!)。


そのショックで、自身も精神的なダメージを負ってしまう。


その瞬間から、全く《赤》い色が見えなくなってしまったキャパ。



(こんな風になっては分析医の仕事なんて、とても続けられそうもない……)


そんなキャパは、友人で同じ同業者のボブを頼ってロサンゼルスへとやって来た。


だが、ボブは、5人の患者をまとめての集団セラピー中。


「いや、俺は…」と遠慮するキャパを、ボブは「まぁ、まぁ……」と言いながら、強引に5人に引き合わせた。



セックス依存症の女性『ソンドラ』、

潔癖症で偏執気味の弁護士『クラーク』、

被害妄想の画家『ケイシー』、

妻子を強盗に殺害された『バック』、

そして自閉・失語・対人恐怖症の少年『リッチー』。


これらの年齢や性別、症状の違う患者たちを一斉に集めて、お互いに会話をさせたり、ディスカッションさせるようなやり方が、ボブ流の治療法なのである。



「今日、僕の患者たちを見ただろう?あれをどう思う?」

その夜、カウンセリングが終わって皆が引き揚げた後、ボブはキャパに精神科医としての意見を聞いてきた。


キャパは、重い口を開きはじめる。

「他は大した事はないが………あのリッチーという子は一番ヤバいかもな」


「そうか……」

ボブは言うか言わないか……何かをためらっていたが、意を決して、やっとキャパに話しはじめた。


「実は何者かに 命を狙われている。そして、それはあのカウンセリングのメンバーの誰かだと思っているのだが……」


「まさか…?!」

真面目な顔をして話すボブの言葉の重みを、少しでも和らげようと、キャパは半笑いしながら、軽い冗談にしようと試みた。


だが、それは冗談にはならず……


次の日、殺されているボブの 遺体 が発見されたのだった。



担当刑事の『マルティネス』に、昨夜のボブとの会話を話したキャパは、「是非、捜査に協力を!」と依頼される。


「このまま、あなたにはボブが怪しんでいた5人のカウンセリングを続けてほしい。そして、何か分かったら逐一私に連絡してほしいのだ」


「そんな……」

気が進まないキャパだったが、5人の患者たちも、「キャパに代わりにやってほしい」と全員一致で同意する。


(なんだか、大変な事になってきたぞ……)


広大なボブの邸宅に留まりながら、渋々カウンセリングをするキャパ。



そんな日々が続く中、ある日、キャパの運転する車に、後ろから(ドーン!)衝突してきた車が。


(なんだ?このヤロー……)と思うキャパだったが、振り返ると、そこに居たのはセクシー美女。


「ごめんなさい~」の声に、キャパの目尻も一瞬で垂れ下がる。


こうして、謎の女性『ローズ』(ジェーン・マーチ)とお近づきになったキャパは、どんどん逢瀬を重ねていくのだが ………




この映画は公開当初、叩かれた!叩かれた!


「こんなに最低な映画はない!」

なんて言われて、もうゴールデン・ラズベリー賞(最低映画賞)ノミネートの嵐。(からくも作品賞だけの受賞だったが、主演、助演、脚本、監督など全ての分野でノミネートされた)


監督したリチャード・ラッシュは、これ以降、映画を撮らせてもらえない、までに追い込まれる。



何が?アメリカ映画界を、ここまで大騒ぎにさせたのか?!



もう、それはひとえに、ブルース・ウィリスとジェーン・マーチの●●●シーンに他ならないのである。


もう、「これでもか!これでもか!」と頻繁に出てくる二人のシーン。



野外プールで、シャワールームで、場所を変えて …(よ~やるよ)


『ダイ・ハード』シリーズでアクション俳優としての地位を得ていたブルース・ウィリスだったのだけど、イメージ・チェンジを図りたかったのかな?…


とにかく《生々しさ》の方が、打ち勝ってしまって、一部の人たちには嫌悪されてしまう。(これ以降の映画で、ブルース・ウィリスのこんなシーンは全く皆無になる)



ジェーン・マーチの少女に近いビジュアルと、中年のブルース・ウィリスの対比が、かなり露骨に嫌がられたのかもね。(清廉潔白な方々には)



日本でも遠い昔にビデオになり、DVDは出る事は出たが、それっきり。

今では、パタリ!と、その姿を見かけなくなってしまった『薔薇の素顔』なのである。(古いDVDがけっこう高額で売り買いされてます)



確かに、こんな散々な『薔薇の素顔』なんだけど ………


でも当時、私、この映画を薦められてビデオで観たのだけど、この《トリック》を見破れなくて、逆にけっこう感心してしまいましたよ。



あんまり詳しくは書けないが、


「えっ?《この人》が本当は《あの人》だったの?!」って具合で、終盤で明かされる真相に心底ビックリした記憶がある。


まぁ、観ていない人には、「何のこっちゃ?」で、まるで分からないだろうけども。


ある意味、これも立派な《どんでん返し映画》なのである。(ゆえに詳しいネタバレが出来ない。う~ん、じれったい!)



だいたいが、この手の映画ばかりを槍玉にあげて、最低映画としてしまう《ゴールデン・ラズベリー賞》の選考も、いかがなものだろうか。


ゴールデン・ラズベリー賞を受賞した作品の中には、けっこう《面白い》っていう映画が案外隠れているものである。



そのうちDVDの再発もあるやもしれぬし、出れば出たで、もう一度観てみたい記憶に残る映画ではある。


星☆☆☆。(けっして、《アレ》目的だけではございませんので、ご理解下さいませ (笑) )

2020年5月12日火曜日

映画 「永遠に美しく……」

1992年 アメリカ。





原題は『Death Becomes Her』(彼女には《死》がお似合い)。



監督は、またもやロバート・ゼメキス。(スイマセン!またか、と思う人もいるでしょうが、もう今月はロバート・ゼメキス月間と思って諦めて。)





「イヤだ!また、こんなところに皺(しわ)が………」



舞台を終えて、控え室の鏡を見ながら、『マデリーン・アシュトン』(メリル・ストリープ)は、溜め息をついた。



目元のたるみや、おでこの皺を押さえながら、(少しでも、どうにかならないものか…)と、指で上げたり、引っ張ったりしてみるが、現実は甘くない。


老いが迫ってきている………。




そんなマデリーンの控え室にノックの音。


昔からの知り合い、『ヘレン・シャープ』(ゴールデン・ホーン)が、婚約者で有名な整形外科医『アーネスト・メルヴィル』(ブルース・ウィリス)を伴って、やって来たのだ。



「まぁ、マデリーン久しぶり!あなた素敵だったわ!」


「ヘレン、あなたも元気そうね!」


笑顔でハグしあう二人だが、笑顔の裏では……



『相変わらずケバいだけの、下品な女………』(ヘレンの心の声)


『地味なくせに、婚約者なんて連れてきて、なにさ!』(マデリーンの心の声)



………なのである。




そんな二人の横で、連れてこられたアーネストは、初めて見るスター、マデリーンの姿にウットリ。


「本当に素敵でした!ブラボー!」大絶賛のアーネスト。


そんな嬉々としている様子のアーネストを動揺しながら、見つめるヘレン。



(まさか………この人も……?)



今まで何度も、マデリーンに彼氏を奪われてきたヘレンの、これは最後の《賭け》だったのだ。


彼なら、マデリーン・テストに合格して、私だけを見つめてくれると……。



だが、そんな淡い期待は見事に裏切られて、案の定、婚約破棄。


その後、マデリーンとアーネストは華やかな結婚式をあげるのだった。






…………そして、数年後。


マデリーンとアーネストが住む邸宅に、ある1通の招待状が届く。


「フン!出版記念パーティーの誘い? ヘレンから?! 何々……『永遠に若く』ですって!!あのデブ、ちょっとは痩せたのかしら。」


ヘレンが、その後、生活も荒れ果てて、巨漢デブになっていた事をマデリーンも、風のたよりで知っていた。




だが、マデリーンにしても、年齢には勝てず、すでに中年の境を越えている。



アーネストには、とっくに整形外科医の仕事を辞めさせて、死体の復元術の仕事をやらせていた。(その方が儲かるから)


その金を湯水のように使っては、無駄なあがきで、高級エステに通う日々。


二人の仲も、とうに冷えかかっていたのだ。



だが、ヘレンの誘いを無視なんて出来やしない。


「今でも綺麗な私を見せつけてやるんだから!そして、アーネストとも上手くいってるようにみせつけてやる!!」と、鼻息荒く、乗り気のしないアーネストを引っ張って、いざ、パーティー会場へ。



だが、パーティーの席上に居たのは………



今や、見間違えるほど、痩せて、若返って、美しくなったヘレンの姿。



(ヒィーッ!!ウソでしょーーーっ!!)



「まぁ、あなたもお元気そうで、マデリーン」


呆気に取られるマデリーンに、ヘレンは笑顔でハグしてきた。



(な、何なの?!この若さ………それにひきかえ私の姿は…………)




マデリーンは、いつの間にか、パーティーを抜け出すと、嵐の中、車を走らせていた。


昼間、エステで渡された名刺の場所へと。



(私の方が美しいのよ!どんな方法を使ってもいい!! 負けてたまるもんですか!!)



泣きながら、゛溺れる者は藁をも掴む゛、そんな半端、ヤケクソな気持ちで向かったのは、壮大にそびえ立つ豪邸。



現れでたのは、謎の若い女主人『リスル』(イザベラ・ロッセリーニ)だった。



「お待ちしておりましたわ、メルヴィル夫人」


リスルは、そう言うと、マデリーンの目の前に、奇妙な形の瓶を置いた。



妖しい光を放つ『秘薬』のガラス瓶は、不思議なバランスで、何とか、倒れずに立っている………。



「これで若さが……???」


半信半疑ながらも、マデリーンはゆっくりと、その瓶を手に取ると、口元に持っていくのだった…………。



大ヒット作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の後に、今や、名声を手に入れたロバート・ゼメキス監督が、「次に撮る映画は何だろう?」と皆が期待していた。



それが、女同志の、美しさを競いあう、余にも醜い争いとは……。




でも、今や、現実の方が、それに勝るとも不気味なご時世。



何千、何億と金をかけては、整形を繰り返したり、果ては、「これが数億円かけて整形した仕上がりなの?」と、疑いたくなるモノまである始末。



アゴの骨を極端に削って、鋭角に尖らした姿に、本人はウットリしても、第3者が見れば………「何これ?!」ってな感じで、一瞬で目を背けたくなる。


唇を、オバQみたいにするのも「何がセクシーなの?」ってな具合。




これらを命名して、最近では、『醜形(しゅうけい)恐怖症』というらしい。




自分の身体や美醜に、極度にこだわり続ける症状で、実際よりも常に低いイメージの自分自身があるんだとか。


その根底にあるマイナス・イメージは、いくら整形を繰り返しても、満足感を得ることはないのである。




こんな奇病が大流行の現代においては、この映画の二人なんて、逆に「まだマシかも……」と思えてくる。



追い求めるのは、普通の若さと美しさですもんね。(まぁ、その後の展開が、トンデモないドギツイ展開なんだけどさ(笑))




この映画(1992年)の時、

メリル・ストリープ……43歳(1949年生まれ)

ゴールデン・ホーン……47歳(1945年生まれ)

ブルース・ウィリス……37歳(1955年生まれ)



ブルース・ウィリスだけが、ちょいとばかり頭皮が、寂しい気がするだけで(笑)、女二人は充分、お若いと思いますよ。





そして、こちらが御3人達の近影。


メリル・ストリープが一番若いかな。(71歳)





ゴールデン・ホーンは、年齢的に一番上だから、しょうがないけど肌がね……。(75歳)





ブルース……もう、諦めた頭皮以外は、肌ツヤいいですよ(笑)。(65歳)




もちろん、ハリウッド俳優らしく、それなりにメンテナンスをされてるんでしょうけど、それもホドホドにね。



『永遠に美しく……』なんて姿だけじゃないって事が、この映画の教訓なのだから。

星☆☆☆☆。

2019年10月30日水曜日

映画 「フィフス・エレメント」

1997年 フランス・アメリカ合作。








1914年のエジプト。



ある考古学者一行が、ピラミッド神殿で、4つのエレメントと、幻といわれる『フィフス・エレメント』について、熱心な解読作業をしていた。



そこへ空から巨大UFOがやって来る。

UFOからは、奇抜な格好の宇宙人が降りてきた。




その宇宙人『モンドシャワン人』は、ピラミッドから、4つの石を運びだしはじめた。



初めて見る宇宙人に皆が(ポカ〜ン!)呆気にとられていると、同行していた一人の神父に、モンドシャワン人が語りかけはじめる。(なぜか言葉はペラペラ)



「300年後、地球の危機が来る!その時に
我々は、またやって来る」と。



「そうして、このことを代々、お前の子孫に言い伝えるのだ」

それだけ言うと、UFOは遥か宇宙へ、とっとと帰っていく。



「まさしく神のお告げだ!!」

この衝撃的な出来事は、神父の心に深く刻み込まれた。




……… そうして300年後。


《2214年の地球》では、予言どおり絶体絶命の危機が訪れていた。



巨大な暗黒球体が、想像を絶するほどの巨大化を続けながら、地球へとグイグイ!急接近していたのだ。



この球体に、どんなに攻撃してもムダ。


それどころか、球体は、その攻撃さえも栄養にして、ドンドン巨大化🌑→🌑→🌑を続けている。




このままだと、地球は木っ端微塵なのである。




この球体を破壊するには、モンドシャワン人が運んでくるという、謎の秘密兵器『フィフス・エレメント』の到着を待たねばならないのだ。



だが、それを運ぶ宇宙船は、武器商人ゾーグの攻撃で、運悪く破壊されてしまう。



モンドシャワン人の残された細胞の一部だけが、なんとか、辛うじて地球へと持ち込まれた。



(こんな残骸で、いったい何が出来るというのだ …… )



政府関係者たちが固唾をのんでいると、科学者たちは、それを再生蘇生させるため、カプセルに投入。


カプセルの中で、ソレは、みるみる人間体へと形作られていく。


あっと言う間に、ソレは、オレンジ色の髪を持つ美しい女性へと変えられていった。(あら不思議!)



科学の勝利!『リー・ルー』の誕生である。



だが、『リー・ルー』(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、突然の環境の変化に大パニック。



研究所の壁をぶっ壊して簡単に逃げ出すと、高層ビルからダイビングした。



そこへ、たまたま通りかかった空飛ぶタクシーが、偶然受け止める。(未来では何でもありだ)



それは主人公であり、やがて世界を救う救世主となる『コーベン・ダラス』(ブルース・ウィリス)のタクシーだったのである ………





監督はリュック・ベンソン


あの、『ニキータ』や『レオン』を観た後では、「同じ監督なの?」と、ビックリしてしまう。



そのぐらい、ふざけてて、バカバカしくて愛すべきヘンテコリンな映画が『フィフス・エレメント』なのだ。




とにかく出演者たちが、どれもこれも、1度観たら忘れられないくらい、超個性的。




ブルース・ウィリス(まだ髪が残ってる)は赤いタンクトップ姿の元軍人。今じゃ落ちぶれて、空飛ぶタクシー運転手。



ミラ・ジョヴォヴィッチは、オレンジ色の髪に、包帯巻いたような奇抜な衣装(TMレボリューション?)で再生誕生する宇宙人。




クリス・タッカー(口デカい!そしてハイテンションで、常に、超うるさい!!)は、サザエさんみたいな髪型で、オネェ言葉の人気DJ。(これが人気なの?(笑))






●武器商人役のゲイリー・オールドマン

お前の髪型も、それ、イケてるつもりなのか?(笑)





●宇宙人の歌姫なんてのは、全身青色で、まるでウルトラの母みたいだ。


ハァ〜ア〜、ハァアアア
〜 ……… 」

(コレが未来では歌姫と絶賛される人の歌なの?(大爆笑))




こんな連中が「世界を救う、救わない」で、ジタバタ右往左往するのだ。



真剣になど観れるモノですか。


バカバカしさを通り越して、ただ笑うしかない!のである。




リュック・ベッソンが、16歳の時に考えたストーリーらしいが、なかなか資金繰りがあわなくて、何度も頓挫していたらしい。



でも、その前に低予算で撮った『レオン』が思いのほか大ヒットして、やっとこさ夢が叶って作れたというのだ。



だからこそ、この映画はバカバカしいながらも、不思議と変なパワーに満ち溢れている。




マトモな大人では考えつかないような ……



半端、意味もよく分からないのに、役者たちの過剰演技と、このビジュアルで強引に押しきられたような感じである。


結局、


『モンドシャワン人』って何者?

『フィフス・エレメント』って要するに何だったの?




そんな小難しい考えを思い巡らす前に、この濃いキャラクターたちは、スクリーン狭しと大暴れして、勝手にまくし立てていく。



これを強引と言わずして何と言う。



まさに力技の勝利である。


星☆☆☆☆☆。


※マジメに観てはダメダメ! 

この手の映画は、思いっきりふざけて、ツッコミながら楽しみましょうね!

2019年2月2日土曜日

映画 「ラッキーナンバー7」

2006年 アメリカ。






空港の待合所は閑散としていて、ズラリ並んだベンチには、居眠りしている黒人の女性しかいない。


そこに、若い男がやってきて腰かけた。


ボーッとしていると、いつの間にか男の側には車椅子の中年男(ブルース・ウィリス)がいて、話しかけてくる。



「《カンザス・シティー・シャッフル》を知っているかね?」


若い男がキョトンとしているのもお構い無しに、ずっと話してくる中年男。…… 20年前の話を。




―  20年前のニューヨーク。


《興奮剤》を注射して(八百長?)絶対に勝つという競走馬の話があった。


そんな噂は、一般人のマックスの耳まで入ってきた。



妻と息子がいて、ごくごく普通〜の暮らしをしていたマックスだったが、やっぱり一攫千金を夢見てしまう。(止めときゃいいのに)



ノミ屋から大金2万ドルを借りると、マックスは、絶対に勝つという馬《7(スレヴン)》に全財産を賭けた。




そうして、レース当日。


大観衆が見守る中、《7》は快走をみせ、誰もが優勝すると思っていたのだが ……… ゴール前で、いきなり転倒。



その瞬間、マックスの一攫千金の夢は全てパァーになった。


それどころか、借金していたマックスは、案の定マフィアに拉致されてしまう。


妻と息子は暗殺されて、自身も椅子に縛りあげられると、頭からビニール袋をかぶされて苦しみ悶えながら、マックス自身も窒息死させられたのである ……




「ひでぇー話だ」

若い男がつぶやくと、いつの間にか目の前で話をしていた中年男の姿がない。



その中年男は、若い男の後ろに【立っていた!】のだ。


そして、首を一瞬のうちにねじったかと思うと、あっという間に若い男は即死させられたのである。





―  場面は変わり、あるニューヨークのアパートの一室。

男がシャワーを浴びている。


鏡を見ながら怪我した鼻を気にしていると、突然チャイムが鳴った。



ドアを開けると、目の前に知らない女が立っている。


「あなた、いったい誰?」


目の前の素っ裸で腰にタオルを巻いただけの若い男に動じる事なく、女はスタスタと部屋に入り込んできた。



「ニックはどこなの? 私、向かいの部屋に住んでいて、ちょっとお砂糖を借りたいのよ」

知らない女、『リンジー』(ルーシー・リュー)は、自己紹介もそこそこに勝手にうろつきまわっている。


「あぁ、ニックは居ない。ぼくはスレヴン(??先程の競走馬と同じ名前?!)。ニックの知り合いで、来てみると部屋が空いてたもんでね …… 」


『スレヴン』(ジョシュ・ハートネット)は、突然の訪問者リンジーに、とまどいながらも淡々と答える。


変な女リンジーは、好奇心旺盛でスレヴンの事を根掘り葉掘りと聞いてきた。



スレヴンは、気取る風もなくここへ来た理由を話しだした。



失業して、家に帰ると《白蟻が異常発生?》していて立ち入り禁止。


おまけに彼女の家を訪ねていくと、浮気現場に遭遇してしまう。


ニューヨークの親友・ニックを頼って、ここへ向かう途中、強盗に財布から身分証まで盗まれて、鼻まで殴られてしまったのだと言う。



ここへなんとかたどり着いてみれば、鍵も開いてたまま。

ニックの姿はなく、勝手に風呂を拝借していたのである。



「散々で変な話ね …… 」

リンジーは、おざなりに同情してみせるが、スレヴンの方は「悪いことは続くものさ」と、どこまでも軽~いノリ。



リンジーとの会話は楽しく、しばらく話すと、笑いながら彼女は出ていった。

夜にまた会う約束をして。



そして、またまたチャイムが鳴った。


リンジーの再度の訪問かと思いきや、ドアを開けてみると、今度はガラの悪そうな二人組が現れた。


「ニックだな?」


「いや …… 僕はニックじゃないけど」


「嘘をいうな!ボスがお呼びなんだ!」


「だから、僕はニックじゃ … 」

言うが前にスレヴンの顔面には(ボッコリ!)パンチ!

殴られた。



そうして、二人組に捕まれると、裸にバスタオル一枚のまま、外の車に放り込まれた。



車はしばらく走ると、ニューヨークの高層ビルの前へ。


二人組の男に挟まれたまま、エレベーターに乗りこむと、最上階まで一気に上がっていく。



豪華な広い応接間。



防弾ガラスの窓際には、歳をとった黒人が立っていてスレヴンを見るなり、「ニック・フィッシャー君だな?」と囁いてくる。


この部下にして、このボスあり。


『ボス』(モーガン・フリーマン)にしても、スレヴンの言い訳には耳も貸さず、はなからニックと決めてかかっている。


「君はノミ屋に借金が2万ドルある。で、そのボスは私だ。君には私の命令を聞いてもらおう」


ボスの依頼は、ライバルのマフィアで、向かいのビルに住んでいるという『ラビ』という男の息子を暗殺する事だった。



数日前、自分の息子を狙撃されて殺されたので怒り心頭。

恨みもあって、その復讐をスレヴンにやらせるつもりなのだ。



スレヴンがいくら、

「自分はニックじゃない!人違いだ!!」

と言っても、ボスには、まるで逃げ口上にしか聞こえない。



マフィアならではのドスのきいた脅しで、

「君に選択権はない!断れば《死》あるのみだ!」

と有無を言わさない。



それだけ言うと、ボスは部下と共にスレヴンを下がらせた。




家に返されたスレヴンだったが、暗殺の期限は3日間。


人違いからとんだ事になったものである。




しばらくうなだれていると、ノックと共に、さっきのリンジーが、ひょっこり入ってきた。



そして、裸にバスタオル一枚のスレヴンを見ると、あきれ顔で、


「まだ、洋服着てないの?」

と言うのだった ……








この映画でも、既に十数年前なのか ……



この映画、前半はこんな感じで、やや緩いコメディー調に進んでいくのだが、

後半になるとガラリと様相が変わって、緊迫した雰囲気が一挙に漂ってゆく。(↑上記の絵面のように)



『ボス』(モーガン・フリーマン)の依頼を受けながらも、ターゲットである『ラビ』(ベン・キングスレー)の方からも、逆に殺しの依頼を強要されたりするスレヴン。




二人のマフィア同士の殺人依頼に挟まれて、さぞや右往左往ジタバタするのかと思いきや……そんな風にならないのが、この映画の面白いところ。



予測外の、とってもハードな復讐劇が待っているのである。(あ~、これ以上はネタバレになるしなぁ~、でも言いたいなぁ~)




私は、この映画を気に入ってる。



前半に散りばめられた伏線が、後半、キチンと回収されていく様はお見事!


謎解き好きの自分には、「ほぉーっ …… 」と膝をたたくほど感心した。




この監督ポール・マクギガン、最近はとんと見かけないが、同じジョシュ・ハートネット主演で『ホワイト・ライズ』という映画も撮っていて、それも良く出来たサスペンスでした。




それにしても、このジョシュ・ハートネット

この映画以降、とんと姿を見なくなったが、しばらく休業していたらしいのだ。


なんでも、映画スターの生活に、すっかり疲れてしまい、本人曰く普通の生活がしたかったらしい。(その間、『スーパーマン』やら、なんやら、オファーがあったが全て断り続けたらしいが←(正解!『スーパーマン』なんて引き受けなくて良かったよ))



最近、ようやく復活して、2017年『マイナス21℃』なる映画に出演している。(まぁ、スターも大変だ。しかもこんだけイケメンだしね)



ブルース・ウィリスが寡黙な殺し屋役で、主役ではなく2番手にまわっているが、これも中々良い感じ。


ルーシー・リューは …… まぁ、とにかく頑張ってます(笑)。(好きな人は好きなんでしょうね )




映画は星☆☆☆☆です。


賭け事は、負ける事を考えてホドホドに。

それと、《人違い》には充分気をつけましょうね。