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2021年1月1日金曜日

映画 「コマンドー」

1985年 アメリカ。





マーク・L・レスター監督といえば、以前、このblogでも取り上げたバイオレンス・アクション『処刑教室』や『クラス・オブ・1999』に、大興奮させられた。


アーノルド・シュワルツェネッガーといえば『ターミネーター』を代表作として、真っ先に挙げる人もいるかもしれない。


でも、それらの二人がタッグを組んで傑作といえば、自分の中では、そう!このコマンドーが一番に名乗りをあげるのだ。



とにかく『コマンドー』がテレビで放映されれば、今まで観た事がない人も、何度も観た事がある人でも、皆が興奮して大騒ぎする。


血沸き、肉踊るとは、この事かというくらいである。


最近では、ネットでも『コマンドー』がどこかで放映されれば、《コマンドー祭り》なんて呼び名までされている事に、嬉しく思い、ちょっと驚いてしまうくらい、この『コマンドー』は人気が高い。



ストーリーはいたって簡単。(この分かりやすさが皆を引き込みやすいのかも)



元コマンドー部隊の指揮官『ジョン・メイトリクス』(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、退役後、一人娘の『ジェニー』(アリッサ・ミラノ)と人里離れた山の中の山荘で、のんびり平和に暮らしておりました。



そこへ飛んでくる軍のヘリ。(何だ?何だ?)


ヘリから降り立ったのは、二人の部下を伴った元上官のカービー将軍。


「お前の昔の部下たちが、次々と何者かに暗殺されている。お前も注意するんだ。」


親切なカービー将軍は警戒するように、わざわざ、遠路はるばる忠告しにやって来たのだった。(電話は通じてないのかな? まぁ、山の中だしね。もちろん携帯なんてのも当時はない)


そして、またまた親切なカービー将軍は護衛の為にと、二人の部下を山荘に置いていくと、「達者で暮らせよ~!」とばかりにヘリに乗って帰っていった。



そのヘリの姿が見えなくなるまで、ジョンとジェニーが見送っていると……いきなり、そこへ機関銃の嵐!(ダ、ダ、ダ、ダッ!!)



謎の暗殺者たちは、とっくに山荘のそばまでやって来ていて、カービー将軍がいなくなるのを、ずっと待ち構えていたのだ。


ジェニーを抱えて、咄嗟にふせるジョン。


護衛の二人は、アッ!という間に撃たれていた。(全く、良いとこ無しの役立たずな護衛たち)


急いでジェニーと山荘に逃げ込んだジョンは、「ベッドの下に隠れてろ!!」とジェニーに指示した。


(とにかく……何か武器がなくては……応戦できないぞ、こりゃ……)


武器庫までジョンが、なんとかたどり着き、武器を抱えて戻ってくると、


「パパーー!」

哀れジェニーは暗殺者たちに、とっくに捕まり、その車は遠ざかろうとしていた。(ジョンも大概ドジっ子。元コマンドーなら武器くらい近くに置いておきなよ (笑) )



連れ去った車を追おうにも、自分の車は、(ゲゲッ!)エンジン・ルームまでも破壊されてる。


「こうなりゃ、ヤケクソよ!」とばかりに、ジョンは壊れた車を山の斜面まで、エイコラ押していき、それに乗り込んだ。(この筋肉ですから)


勢いをつけて、車はどんどん加速しながら、敵の車の一台に激突!大炎上となる。


そして、命からがら車から這い出てきたジョン。


だが、あっさりジョンは敵に拉致されたのだった……。




ここまで書いてみても、まるで良いとこなしの『ジョン』(シュワルツェネッガー)。


でも、そんなジョンに、敵である暗殺集団たちは、娘ジェニーを人質にして仕事の依頼をするのである。


ジョンの周りをズラリと囲んだ、いるわ、いるわ、の人相の悪い悪党たち。


「バルベルデの国に行って、今の大統領を殺してこい!君は大統領に信頼が厚い。間近に接近できるはずだ。」


悪党のリーダー格でバルベルデの元大統領『アリアス』(ダン・ヘダヤ)は、無謀ともいう要求をジョンにしてきた。


「断れば娘がバラバラになるぜ!」

ジェニーの首に狩猟ナイフを突きつけているのは、かつてジョンの部下で性格に難ありだったサイコ野郎『ベネット』(ヴァーノン・ウェルズ)だ。


愛するジェニーを、目の前で見殺しにできるはずもなく………敵の要求に渋々承知するジョン。



空港に連れて来られたジョンは、監視役と一緒にバルベルデ行きの旅客機に乗りこまされた。


「バルベルデまで何時間かかる?」

「11時間ですわ」客室乗務員の女性は、ニッコリ笑ってジョンに答えた。


客室乗務員がよそを向いてる隙に、自分の横に座っていた監視役の首をねじきって、あっという間に殺すジョン。(オイオイ)


毛布をかけて、帽子で顔を隠すと、「あ~、すまないが相棒を離陸まで起こさないでやってくれ。眠たそうなんだ」と一言。(ジョン流ユーモアである)


その後、ジョンは、他の乗客たちに見つからないように、ソーッと立ち上がると旅客機の奥へ奥へと進んでいった。


そのまま前輪格納室まで行くと、今、まさに飛び立とうとしている飛行機の前輪に掴まりながら、ソロリソロリと降りてくる。(あ、あぶねぇ~)


さぁ、飛行機が飛び立ち、沼地に差し掛かった時、ジョンは沼地めがけて、まっ逆さまにダイブした。

しばらくして沼地から這い出てくるジョンに怪我なんてものはない。ピンピンしている。


ジョンは、はじめから大統領の暗殺なんてする気もないのだ。


(旅客機がバルベルデに着くまで11時間………それまでにジェニーを探しだして救わなければ………)


寝ていた虎は今、目覚めて、やっとエンジンがかかり始めたのだ。


ジョン・メイトリクスが大暴れする!!





ここまでで、映画は全92分間の内の30分にも満たないのに、今更ながら驚いてしまう。


サクサク話は進んでいき、無駄なモノなんてのは一切ない。


最近の映画がダメダメなのは、無駄に時間を引き延ばそうとして、映画にとって大切なリズム感を阻害している事なのだ。(映画関係者たちは気づいてほしい)


ごく最近、このblogでも取り上げた、シルベスター・スタローンの『コブラ』にしても、たった89分だった。


そりゃ、撮影したシーンに思い入れがあったりして、全部入れたいのは分かるが、この削るという作業も、また大事なのである。


無駄なモノは無駄だと、割りきって切り捨てていく。


そうすれば、ほら、こんなリズムの良いアクション映画が、見事に完成するじゃ、あ~りませんか?



そして、無駄なモノがないといえば、この『コマンドー』のシュワルツェネッガーの肉体である。


当時、38歳。まさに脂のノリきった時期で、筋骨粒々、ムッキムキのピッチピチ!

この『コマンドー』での、シュワルツェネッガーの盛り上がった上腕二頭筋を見るたびに、自分なんか、まるで美味しそうなクリスマスの食卓に並ぶローストチキン🍗に見えて、かぶりつきたくなる衝動になってしまう。(変態か (笑) )



娘ジェニー役のアリッサ・ミラノは、この映画の出演で、一時ティーンのアイドル的な存在になっていた。

映画雑誌『ロードショー』や『スクリーン』などでアリッサの特集が組まれるなど日本でも大人気。(その後、残念ながら作品に恵まれず消えていったが)


現在(2021年)、コロナに感染しているアリッサ。

抜け落ちる髪の毛の動画なんてのを見てしまうと、なんか痛々しい感じで可哀想である。(どうかお大事にね)



映画は、この後も、もちろん続いていき、もう『ジョン』(シュワルツェネッガー)のヤリタイ放題が、あちこちで炸裂する。


通りすがりの一般人女性『シンディ』(レイ・ドーン・チョン)を強引に巻き込んで、あちこちで大暴れ。(「あたしは関係ないのに……」と言って、最初はイヤイヤだったシンディも、どんどんジョンに感化されていき、後半はロケット・ランチャーで護送車を爆破するという、変わり様である)


敵を電話ボックスに入ったまま放り投げてみたり(こんなの絶対に常人には無理!)、


ショッピング・モールの天井から釣り下がっている風船につかまりながら、ターザンのごとくとんでみたり、


武器庫を襲撃したり、


はたまた水上飛行機を強奪したりと ……


まぁ~、次から次へと楽しいことよ。



そして、ラスト、敵のいる孤島での大暴れ。


コロナで鬱窟した日々に、悶々と耐えている今こそ、こんな映画が、ストレス解消や発散になるんじゃないかな?


これは文句なしの傑作といえるだろう。


グダグダした理屈はいらないのだ!

星☆☆☆☆☆であ~る。


※それにしても、シュワルツェネッガーの腕は、かぶりつきたくなるほど美味しそうだ。(本当、馬鹿!(笑))

2020年10月14日水曜日

映画 「クラス・オブ・1999」

1990年 アメリカ。




原題は『Class of 1999』。(まんま)


以前、このblogでも挙げたが、そう、この映画は『処刑教室(原題名 Class of 1984)』の正当な続編なのだ。(監督も、もちろん同じマーク・L・レスター)


カナダ映画だった『処刑教室』よりも、アメリカで撮影された、この映画は製作費もググ~ンと100万ドル近く増えている。


さて、どんな出来になっているかと観てみると ……



時は1999年………アメリカでは学生たちの校内暴力がエスカレートし、警察でも手出しが出来ないような無法地帯が存在した。


その無法地帯の中心地にケネディ高校はある。



新校長『ラングフォード』(マルコム・マクダウェル)は、最新の技術を誇るメガテク社に、とうとう助けを求めた。


「賢明な考えです、ラングフォード校長。我々メガテク社の開発したロボット教師たちなら、必ずやご期待に応えられるでしょう」


所長の『フォレスト博士』は自信満々だ。(気持ち悪い~!眼球が白目である)



3人のロボット教師たちが現れると、会議室は騒然とした。


いずれも、一見、人間にしか見えないくらいだったからだ。


「彼らは、化学、歴史、体育の教師たちです。そして生徒たちの暴力など簡単に鎮圧できるほどの精鋭たちなのです!」




こんな会議が行われている同じ頃、刑務所から不良少年『コディ』(ブラッドレイ・グレッグ)が釈放された。


「仮釈放だ!いいか?2度と帰ってくるんじゃないぞ!午前9時までに高校に行くこと。それを破れば、また務所戻りだ。」


看守から手荷物を受け取り、表に出ると弟のエンジェルと仲間が迎えに来てくれていた。

コディは、不良集団ブラックハーツのリーダーなのだ。


「悪いが……俺はブラックハーツを抜ける」

「そんな、マジで言ってるのかよ!?兄貴!」



仲間も、弟も、ついでに家に戻ってみれば母親までも、みんなが麻薬を取り合って麻薬漬け。(どうやって働いて生活してるの?(笑))


刑務所生活で、すっかり麻薬を絶って帰ってきたコディには、急に周り中が汚らわしく見えてきたのだ。


「とにかく学校へ……」


そんな中、久しぶりに出かけた学校で、コディは新校長の娘で転入してきたばかりの『クリスティ』(トレイシー・リン)と知り合う。


「よろしくね、コディ」


かつての不良チームのリーダーの威厳はどこへ?コディは一目でポワワ~ン(そりゃ、特別綺麗に見えるだろうさ。周りを見渡しても、薄汚れた景色や麻薬漬けの連中ばかりだもん)


だが、一方では、新しく配属されてきたロボット教師たち3人が、目を光らせていたのだった………。




こんな冒頭で始まる『クラス・オブ・1999』。



不良とお嬢様の恋愛、ターミネーターばりのロボ教師が3体。


監督マーク・L・レスターが派手なバイオレンスを仕掛ける準備は、もう万端である。


この後は想像どおり、いや!想像以上のロボット教師たちの弾圧ともいうべき体罰が待ち受ける。




化学女教師ロボ『コナーズ』(パム・グリア)は、騒がしい生徒を一瞬で一喝。

教室の奥にある壁にまで突き飛ばし、ハイヒールでグリグリ!踏みにじる。



歴史教師ロボ『ハーディン』(ジョン・P・ライアン)は、言うことを効かない生徒には高速お尻ペンペンの仕置き。(何じゃ、これ?(笑))




体育教師ロボ『ブライルズ』(パトリック・キルパトリック)は、最初から全開。


まるでイジメのごとく、目をつけたコディをいたぶる。


レスリングの授業の名目で、血だらけになるまで、「生意気な態度を改めろ!分かったな?!分かったな?!」と言いながらガン!ガン!床にコディの頭を打ち付ける。(これ、芝居じゃなくても、ちょっとヤバイぞ!)



そして、拳銃を向けた生徒には、一瞬で首をねじって殺してしまう。



「ブライルズ先生、これはやり過ぎでしょう!」

「何を言うんですか、相手は銃を向けてきたんですよ。立派な正当防衛です!」


ラングフォード校長の意見なんて、どこ吹く風。まるで聞く耳なし。(まぁロボットですし)




こんなブライルズに続けとばかりに、歴史教師ロボ、ハーディンの体罰もエスカレートしていく。


麻薬常習者の生徒をロッカー・ルームまで連れて行くと、ロッカー・ルームに隠し持っていた大量の麻薬を口の中に押し込む。


「そうか、そうか、君はそんなに麻薬が好きなのか。うん、うん……」


生徒は案の定、口から泡なのか、なんなのか、を吐いて死亡。(自業自得といえば自業自得なんだけど……この殺し方はひどい)



「ハーディン先生、これはどういう事なんですか?!」


「あの生徒は普段からの麻薬常習者ですよ。単なる麻薬の過剰摂取ですよ。事故死です」


この計画は失敗だったのか……校長のラングフォードも次第に疑いだすのだが、横から、これまた、博士のフォレストが加勢しては、

「大丈夫ですよ!彼らに任せていれば万事安心なんですから!」なんて太鼓判。


ラングフォードの心も、疑念と信頼の間で揺れる。




そうこうしている間に、生徒たちは次々、闇討ちのように殺害されていく。コディの弟エンジェルさえも……。


「誰がいったい……こんな……まさか、あのイカれた教師たちなのか?」


愛しいクリスティを人質にとられたコディは、ライバルの不良グループと一時休戦して、3人のロボ教師たちが待ち受ける夜の学校へ向かった。


「やるぜ!みんな!!」


「オー!!」


夜の学校の門をくぐって、何台ものバイクが突っ込んでいく。


だが、3人のロボ教師たちは、それぞれ特殊な武器を装備していたのだった………。




この武器が、またスゴい!


女教師コナーズは、左腕に火炎放射器を備え付けていて、バイクごと不良たちを焼き殺す。




歴史教師ハーディンは、右腕に、まるでゲッター・ドリルなんてものを仕込んでいて、ドリルでグリグリ!(残酷~)



体育教師のブライルズなんて、なんと!右腕がミサイル・ランチャーになっていて、次々ミサイルをぶっぱなす。



学校は一面、業火に燃え上がり火の海。


こんな敵に生身のコディは、どう立ち向かうのか……もう最後までハラハラ、ドキドキである。(まぁバラしちゃうけど、最後はやっぱり主人公が勝つんだけどね)



こんなマーク・L・レスター監督が自信満々で撮り挙げた『クラス・オブ・1999』だったが………公開当時、どうだったかというと、(ガックリ!)コケたー!!


製作費の半分にも届かないような興行収益。


ターミネーターのパクリにも見られたのか、散々な評価だったらしい。



でも、30年以上経った今、これはこれで観ると、中々面白いような気もするのだが、どうだろう?



血沸き、肉躍るバイオレンス映画に、徹底的に、こだわったレスター監督を私は讃えたい。(でも、これも地上放送は絶対無理)



この先も、こんな映画を撮る事は、まず難しいだろうな。(厳しい倫理観が往来する時代ですもん。何でもかんでもダメダメづくし)


はぁ~、今さらながらに思う……寛容で良い時代だったんだなぁ~と。

星☆☆☆☆。


2019年5月5日日曜日

映画 「処刑教室」

1982年 カナダ。








原題は『class of 1984』。


1982年公開なのに、映画の舞台は1984年。(わざわざ2年後にする意味って何?)





音楽教師『アンディ・ノリス』(ペリー・キング)は、意気揚々として、新しい赴任先のエイブラハム・リンカーン高校へ向けて、車を走らせていた。

車を駐車場につけると、同じ学校で生物学の教師『テリー・コリガン』(ロディ・マクドウォール)と一緒になった。




だが、コリガンがアタッシュ・ケースの中に銃を携帯している事に、ビックリ。

「ここでは普通のことさ」

そんなコリガンは、悪びれた風でもなく淡々としている様子である。



登校中、派手な身なりの学生たちが次々とやってきてノリスは目を疑った。



入り口には、数名の警備員たちがいて、金属探知機のゲートまである。

ナイフや武器を隠し持っている生徒たちを、いちいちチェックしているのだ。


(これが高校生?何なんだ…?! この高校はいったい……)


ノリスが校長室に呼ばれると、監視カメラのモニターを見ながら、校長が、「西側でマリファナを吸っているのが2名いるぞ!」と警備員たちに指示をだしていた。


もう呆気に取られるノリス。


「この学校では授業は仕事の一部にすぎない。君にも廊下とトイレのパトロールをしてもらう」校長はそれだけ言うと、ノリスを追い払う仕草をした。



(とんでもない学校に赴任してきたものだ………)


ここまでくると、ノリスも、そう思わずにはいられなかった。



ノリスが音楽の授業に向かうと、教室の壁は、至るところにスプレーの落書きだらけ。


真面目な生徒も数人いたが、一目でガラの悪いと分かる連中が足を投げ出しながら、新任のノリスをニヤニヤ顔で見つめている。



名簿を見ると全く関係ない生徒が紛れ込んでいるのが分かった。

「君たちは出ていってくれ!」

ノリスが叫ぶが悪漢たちは素知らぬ顔。



「ねぇ、邪魔しないでよ!」一人の真面目な女生徒が言うと、「うるせぇーぞ!引っ込んでな!」とボスらしき男が立ち上がった。


その男、『ステッグマン』(ティモシー・ヴァン・パタン)は、ノリスを睨み付けると仲間と共に教室を出ようとした。


「ちょっと待て!君はこのクラスだ!君は残るんだ!」ノリスの制止の声に、ステッグマンは、罵声を浴びせると、仲間と共に出ていった。





トイレや学校の至るところでは、コカイン、マリファナなどの薬物売買。




はては、その薬欲しさに売春までも横行している。

警備員がいながらも、悪行や犯罪があちこちで満ち溢れている高校。




悪の巣窟、『エイブラハム・リンカーン高校』……ノリスの登校一日目は、こんな風にして終わったのだった ……





もう、本当に、やりたい放題が横行する、こんな学園に映画とはいえ呆れた。(よく廃校にならないものだ)




日本の「スクール・ウォーズ」なんてドラマもあったが、もはや、スポーツなどで、どうこうなるレベルじゃない。





真面目な生徒に、薬を売って、その生徒は副作用で、星条旗のポールによじ登って転落死してしまうし、

ノリスは、自宅前に停めてあった車に火炎瓶を投げ込まれて爆発させられるし、


真面目な生徒『アーサー』(まだ売れる前のマイケル・J・フォックス)は刺されて意識不明になる。(可哀想なマイケル)





生物教師『コリガン』(ロディ・マクドウォール)は、生物室で飼っていたペットを残忍に殺されて理性までも失ってしまう。
(ここまで書くと、本当に無能な警察は、高い税金貰って、何をしているんだ!と言いたくなってしまう。)


「コイツらには、こうするしかないんだ!!私の大事なペットを殺しやがって!!」

不良たちに銃を向けながら授業をするのも分かる気がする。(あわやというところでノリスや警備員に取り抑えられるが)




そして、もはや道連れとばかりに、不良グループに車で突っ込んで行き、自ら自滅するのは哀れ。





でも、真底腐りきったこの連中が、ここでおとなしく引き下がるわけがない。



このステッグマンと仲間の不良たち、今度はノリスの妻を、集団レイプして、連れ去ってしまうのだ。(もう、こんなの『鬼畜』以外の言葉が見つからない)




最後、我慢の限界を超えて、怒りに燃えたノリスが報復するのも当たり前だ!



殺人マシーンと化したノリスには怖いものなどない!


「お前らは、もう人間じゃない!!来るなら来い!!」


襲ってきた不良を、工作室で、むかえうち、回転する電気ノコギリに、不良を押し付ける。(ヒェーッ!)




駐車場では、ガソリンを床に撒いて、不良を待ち構えていて、バーナーで一気に点火する。



床に伝わった豪炎は、不良の足元まで、アッという間に伝わり、「ギャアァー!」と地獄の断末魔の悲鳴をあげながら丸焦げ!🔥(ノリスに敵なし!)




体格のいいジャイアンみたいな男は鉄パイプで滅多うちで即死させる!(もう、手加減なんてするもんですか、ボッコボコ!)



派手なケバイ女はノリスを牽き殺そうと車で突っ込んで来るが、ノリスが避けると壁に激突して、天井に吊り下げられていた車が真上から落ちてきて、ペッチャンコ。(これは自業自得!)




そうして、最後、ボスのステッグマンとの屋上の格闘。




人質にされた妻を切りつけようとするステッグマンに、命がけで飛びかかるノリス。



大乱闘の殴りあい!

ボスのステッグマンが、格闘のすえ、屋上にあるステンドグラス窓から転落する。



それでも、命からがら片手でロープに捕まりながら、

「ねぇ、先生助けてよ!まだ、未成年なんだよ!」って命乞いをしても(何を今更、誰が助けるかよ!ボケが!)と思ってしまった。



それでもノリスは教師。



手を差し出して引き上げようとするが、ポケットからナイフを出して切りつけようとするステッグマン。(ほれ!見たことか!コイツらに慈悲の心なんて、いらないのだ)



その後、手をひっこめたノリスに、自業自得のステッグマンは、まっ逆さまに転落しながら、ロープが首に絡んで、首吊り状態。


そして絶命。
(ザマーみろ!つい叫んでしまった!!)



ノリスは、なんとか妻を助けだし、映画はエンドマークとなる。



なんだか最初は、呆れ返りながら観ていたのに、気がつけば、だんだんノリスに感情移入していき、最後には一緒に怒り、闘い、エンドマークがでると、((;´Д`)ハァハァ)疲れきってしまった。



そのぐらい夢中になって、手に汗して観ていたんだろう。

そんな自分にもビックリ。




でも、こうも思った ………

こんなの、絶対、今の地上派で放送なんて無理だろうとも ………(よく放送できたよ。時代が時代とはいえ、当時に ……( ; ゜Д゜))




ここで、いつものように出演者についてダラダラ書いてみようと思うので(またか!、と思う人もいるだろうが…)お付きあい下さいませ。





ペリー・キング ……主人公ノリス役。

この人、凄いハンサムである。



この人のハンサム具合を見たい方は、『マンディンゴ』をお薦めする。

黒人奴隷を扱った映画だが、あまりのハンサム具合に、奴隷の女性たちも進んで自らの処女を捧げるくらいなのだ。(映画はキワモノ的で酷評されたらしいが、ちゃんとDVDも出ているらしい)


もう少し人気が出てもよかったはずだが、あまりその後は、出演作に恵まれなかったか…。



それでも今ではダンディーな71歳のおじ様になっている。(やはりハンサムは歳をとってもハンサムなのだ)







ロディ・マクドウォール ……途中で理性の高がハズレて、いっちゃった生物教師役。



『猿の惑星』では特殊メイクゆえ顔さえ分からず、こんな映画でもあまり良い扱いされていないし、トコトン不遇な方でした。あ、そうそう、クリスティーの『地中海殺人事件』にも出ていましたっけ。


この人の若い頃を見ると、アニメ『トイ・ストーリー』のウッディに似ているように見えてしまう自分です。






マイケル・J・フォックス ……『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でブレイクする前のマイケル。

丸々ぽちゃぽちゃしている。


身長の低いマルマル(失礼!マイケル)が、不良に絡まれているシーンは、ほんとにイジメにあっているようで可哀想。



それから数年後、一世一代の当たり役がめぐってくるとは ……

でも、その後にくる難病との闘い … 人の人生分からないものである。




そして、この後、この映画には、続編、さらに続編が出来たのを知っているだろうか?




『クラス・オブ・1999』と『クラス・オブ・1999 Ⅱ』なる作品。



「もう、この不良たちに立ち向かうには、生身の教師では無理だ!」って事で、いきなりSFの世界。(?)


『アンドロイド教師』と不良たちの殺戮バトルになっていくのだ。(不良でも生身だよ!圧倒的にアンドロイド教師が強いに決まっているじゃないか!)


出演者もすべて変えて、なんじゃコリャ~!

映画『処刑教室』にハラハラ、ドキドキした自分は、いったい何だったのか ………



別物!そう、別物です!




あ、そうそう、『処刑教室』でしたね、星☆☆☆☆です。

(でも、ゲテモノ見たさに『クラス・オブ・1999』も観てみたい気がする私です)