2025年8月10日日曜日

ドラマ 「地獄の沙汰もヨメ次第」

 2007年7月〜9月(全10話)。




『橘 真琴』(江角マキコ)は、おむすび会社を経営するワンマン女性社長。

大勢の社員を抱え、やり手の真琴はニューヨークに支店を出そうと、もっか奮闘中である。


もちろん、仕事ばかりではなく、合間をみつけては友人たちとフラダンス教室に通ってみたり、リフレッシュ休暇をとっては旅行してみたり ……


そうして40歳になった真琴は、さらにプライベートを充実させようと計画していた。


それが《結婚》である。


お相手は『森福三四郎』(沢村一樹)といって、真琴より3歳若い商社マン。


森福家は、当主『森福大三郎』(伊東四朗)と妻『千代子』(野際陽子)、離婚して出戻りの三四郎の姉『小百合』(浅田美代子)、その娘『みちる』(片瀬那奈)が住んでいる。


森福家の希望としては、「お嫁さんには、息子と結婚して敷地内にある《離れ》に住んでくれたら …… 」なのである。


真琴も実際、その《離れ》を見てみるとノリ気になってきた。


(うん、案外いいかも …… そんなに都内から離れていないし。オマケに近くには海岸があって休みの日には『三四郎』さんと散歩できるしね …… )

あんまり物事を深く考えない真琴は、O.Kした。


だが、この判断は即、後悔する事になる。


姑の『千代子』(野際陽子)は、超お節介な性格で、いちいち真琴のする事なす事に介入してくるのだ。(仕事のことでも)


しかも《日本の心》、《日本の伝統》を引き合いに出してきては、また、それが正論で、真琴は毎回粉砕されっぱなし。


「おのれ〜!千代子めぇ〜!🔥」

いつしか趣味で始めたフラダンスは真琴のストレス解消法になり、




「あの《バカ嫁》が〜!💢」

それに応えるように千代子も趣味の三味線で応戦する。



同居する家族はそんな二人に呆れながら、今日も森福家の夜は平和にふけていくのであった ……




江角マキコ主演の《地獄の沙汰もヨメ次第》を久しぶりに観て大笑いした。(U-NEXTでやっていた)

放映当時も観ていたが、やっぱ江角マキコ、演技上手いわ。(そう思うの私だけか?)



《離れ》を洋風に改造リフォームしようと計画するも、千代子に先回りされて畳部屋や神棚を設置されてしまう真琴。

「生まれてくる子供は畳で育つのが一番なんです!」(by千代子)


オマケに森福家には、昔ながらの《女心得》なんてのが神棚に飾られている。


「あなたのそのひねくれた根性、滝行をして精神を鍛えなおしてきなさい!」(なんちゅー姑じゃ)


こんなのも断ればいいのに、この真琴も「千代子に負けてたまるかぁー!」の意地で山奥まで勇んでいく始末。


でも、実際行ってみると凍りつくくらい水は冷たすぎて ……


(誰も見ていないし、このくらいでいいだろう …… )と、顔と髪の毛をチョチョイと濡らして「ハイ!滝行おしまい!」とズルしようとする真琴。


だが、そうは問屋がおろさない。



またもや先回りした千代子が待ち構えていた。

「あなたの滝行を見届けにきました。さぁ、どうぞ。」(暇な姑)




「ヒィィィーーッ!冷たぁーーい!」


「ハイ!その場で、森福家の《女心得》を復唱しなさい!」


「お義母様ぁぁーーー!(このクソ千代子めぇーー!)」(by真琴)


万事がこんな風である。(ああ、可笑しい)


放映当時は山口智子野際陽子が演じた『ダブル・キッチン(1993)』の焼き直しみたいに言われていた本作だが、私は江角マキコの方が好き。(どちらにも伊東四朗も出ている)


だいたいにおいて《コメディー》が出来る女優さんを、私は大いにかっているのだ。


これは偏見でもなく、男と違って女性がコメディーを演じるというのは、とても高いハードル。


如何せん、女性には男と違って「人に笑われたくない!バカにされたくない!」なんて気持ちが大きくて、どうしても最後の最後、《羞恥心》を捨てて、それを乗り越えられないものなのである。


だからコメディーが出来る女優さんを私は尊敬します。


そうした江角マキコの特異な資質を最初から見抜いていたのが、あの樹木希林である。


おっとりした風貌に反して演技には非常に厳しく一切妥協を許さなかった樹木希林。(いくら有名でも、西城秀樹にしても郷ひろみにしてもコテンパンにやられたそうな。郷ひろみに至っては「あんた、演技の引き出しが少なすぎる!」と、ケチョンケチョン)


共演した女優にも、その厳しさは容赦なく、若手女優なんか我慢できずに泣き出す者もいたという。


ただ、江角マキコだけは、デビュー作で共演した時も(『輝け隣太郎』)、そんな樹木希林のシゴキに全く音を上げる事がなかったそうな。(後年、樹木希林自身が、そう言って江角マキコを褒めたたえていた)


この『地獄の沙汰もヨメ次第』は、そんな女優、江角マキコの到達点みたいな気がする。

当然、オススメしとく。(最後まで面白いよ)



2025年8月1日金曜日

映画 「潮騒(山口百恵版)」

 1975年  日本。




『宮田初江』(山口百恵)は、こう見えてもお嬢様。(一見、田舎娘にしか見えないが)


伊勢湾に浮かぶ《歌島》(現在の神島)に住んでいる村の有力者・『宮田照吉』(中村竹弥(たけや))の娘なのだ。


宮田家には跡取り息子がいたのだが亡くなってしまい、何人かいた姉たちも結婚して、とうに嫁いでしまっていた。

最近になって、昔、養女に出されていた初江が島に呼び戻されたのである。(島の若い衆たちも、アイドル百恵に色めき立つ)



『久保新治』(三浦友和)は、若い漁師。

貧しい家に働き者の母親『とみ』(初井言榮)と小学生の弟『広』との3人暮らしである。


若いのに真面目で一生懸命働く『新治』は、親方『大山』(花沢徳衛)たちの信頼も厚い。



こんな新治と初江は、最初からお互いに運命的なものを感じていた。


初江が重い水桶をひっくり返してしまった時には、そこを偶然、新治が通りかかる。(親切な新治はそれを手助けする)


新治が給料袋を無くした際には、わざわざ初江が見つけて自宅まで届けに行ったりもする。




そうして、嵐の日、島の《監的哨跡(かんてきしょうあと)》(旧陸軍が大砲の試射弾の観測をした施設跡地)で二人が雨宿りをしていると ……


《↑現在も残る監的哨跡》


あの有名なシーン


「目ぇ、開けたらいかん!目ぇ、開けたらいかん!」



自分が全裸で雨に濡れた洋服を乾かしているので、新治にも全裸になる事を強要する初江。(最後の一枚、《ふんどし》さえも初江は絶対に許さない。「まだ、残っておる!」と厳しい目つきの百恵ちゃん)


そんなのを気にせず『新治』(三浦友和)が全裸になると、またもや無茶ぶりする初江。


「その火を飛び越えてこい!」



そんなのも軽くクリアした新治は、真っ裸で初江に迫ってくる。



「いかん!うち、あんたの嫁さんになると決めたんや。嫁入り前の娘がこんな事、したらいかん!」


すんでのところで、とんだお預けを食う『新治』(友和)。

わけのわからない事を散々させておいて、ギリギリ操(みさお)を守った『初江』(百恵ちゃん)。


『新治』(友和)は、男ながら、よく我慢して堪えたよ。(今観ると蛇の生殺しシーンだな、コレ(笑))


だが、狭い島の中、二人の噂は一気に広がって ………




映画『潮騒』というと、この際どいシーンばかりがクローズ・アップされていて、ほとんど記憶になかったのだが、大人になって観ると、その印象もガラリと変わってしまう。


百恵・友和以外の出演者たち(《歌島》に住む者たち)が皆、性根の優しい人ばかりでカラッとした気性として描いているのだ。




特に『新治』(三浦友和)の漁船仲間、『大山』(花沢徳衛)と『竜次』(川口厚)は名コンビ。

あらぬ噂を立てられカンカンに激怒した『宮田照吉』(中村竹弥)は、娘・初江に「当分、家から出るな!」なんて外出禁止令を出すものだから、相思相愛の二人は会えずじまい。


そんな二人の橋渡し役を引き受けてくれるのが、このコンビなのだ。(もっぱら若い竜次が目印の壺の下に手紙を隠しておく係ね)



そんな折、新治に長い航海で大型漁船・《日の出丸》に乗り込む話が入ってくる。



母親の『とみ』(初井言榮)は息子の身を案じて大反対!


「新治、騙されちゃいかんぞ!《日の出丸》は宮田の照爺のとこの船じゃ。お前と初江の仲を引き裂くために、あの照爺が、わざと企んだことなんじゃ。絶対騙されちゃーいかんぞ!!」





こんな母親『とみ』の涙の懇願にも動じず、新治は《日の出丸》に乗り込む事を決めた!


同じ《日の出丸》に乗る事になったのが、村のボンクラ息子で、同じように初江の事を狙っている『安夫』(中島久之)である。


《↑なぜか長い航海に出るというのに場違いなスーツ姿の『安夫』(中島久之)。ダメだ、こいつ(笑)『新治』のライバルにもならんわ》



それをじっと見送る『初江』(百恵ちゃん)。




(新治さん …… あなたが無事に帰ってこれるように …… 私、祈ってます …… )







《↑「男は気力が一番なんじゃ!」は宮田照吉(中村竹弥)談》

 

百恵、友和にしては、珍しくのハッピー・エンド映画である。


私、このコンビでは、この映画が一番好きかもしれない。(それにしても、神島、八代神社、監的哨跡 …… いつか行ってみたいなぁ〜)






2025年7月30日水曜日

映画 「殺人者(1946)」

 1946年  アメリカ。





「スイード、お前を狙って殺し屋たちがやってくるぞ!すぐに逃げるんだ!!」


『スイード(親しい人にだけの通称)』(バート・ランカスター)と一緒に近くのガソリンスタンドで働いている同僚のニックは、たまたま殺し屋二人組に遭遇した。二人がスイードの命を狙っている事を知ったのだ。


そうして、命からがら逃げおおせて先回りすると、スイードの住むアパートへ知らせにやって来たのである。


だが、肝心のスイードは慌てず騒がず、まるで動じる風でもない。

むしろ《殺される事に大歓迎!》って感じなのだ。呆れたニックが、トボトボ帰っていくと、入れ違いに殺し屋たちがやってきた。



そうして ズドン!💥スイード目がけて8発の弾丸が発射される。

スイードは簡単に殺された。


翌日から保険調査員『リアダン』(エドモンド・オブライエン)がスイードの過去を調べはじめる。

たいした抵抗も命乞いもせず殺されたスイードは、数年前、一度きりしか会った事もないホテルの老メイドを受取人に、2500ドルの生命保険を掛けていたのだ。



(これは何だか裏がありそうだぞ …… )


オマケに通称は『スイード』だが、この街では『ピート・ラン』を名乗り、数年前ボクサーをやっていた頃は『ケリー・ジム』のリングネーム、そうして本名は『オリー・アンダーセン』なのだという。(あ〜、ややこしや)


それにスイードの幼なじみである『ルビンスキー警部』は、情婦『キティ』(エブァ・ガードナー)の犯罪(窃盗)を庇った罪で、スイードを一度逮捕していた。

逮捕歴のあるスイードは、かなり怪しい存在。


こうしてルビンスキーの計らいで田舎に埋葬されたスイードの遺体。


「他にも案件があるんだぞ!もういい加減にしろ!」なんて上司に言われながらも、リアダンは、スイードの事件にドンドンのめり込んでいく ……




以前、私が挙げた映画『らせん階段』や『幻の女』でお馴染みの名匠、ロバート・シオドマク監督の初期作品である。


この映画『殺人者』は初視聴だが、非常に難解な作品だった。

なにしろ一回観ただけでは話をつかみきれない。


それもこれも前述に書いたとおり、『スイード』(バート・ランカスター)の名前のせいである。


いったい、いくつ名前があるんじゃい?!ってな感じで、こうして文章を書くにしてと確認につぐ確認なのだ。(コレ、今の時代だからいいけど、一回で理解できた人いるの?)




それでも、この『殺人者』はバート・ランカスターのデビュー作。

主演のエドモンド・オブライエンの存在が霞むほど、ランカスターには見せ場が数多く用意されている。(開始早々殺されてしまうのに。いくつかの回想シーンが挟まれている)


花形ボクサーだった彼は右手を負傷して引退。

その次、出会ったのが美しい『キティ』(エヴァ・ガードナー)である。



でも、このキティの中身は邪悪そのもの。


キティの罪を庇って刑務所に入るなどしてスイードの運命はどんどん悪い方へ、悪い方へと流れてしまう。



そうして3年ぶりに出所できたと思ったら、暗黒街のボス『コルファクス』(アルバート・デッカー)の発案で《帽子会社の給料強奪計画》なんてのに誘われる始末。


しかも、あの愛しいキティは、スイードを裏切って、コルファクスの愛人に治まっていたのだ。




それでも愛しいキティの為に25万ドル強奪計画に、のってしまうスイード。(馬鹿だなぁ〜)



上手く強奪が成功しても、その後にある、悪女キティの裏切りに次ぐ裏切り。

スイードは、ほとほと疲れてしまいましたとさ(だから殺される時も無抵抗だったのかも)




保険調査員リアダンは、そんなスイードの敵討ちとばかりに、真相に迫ってゆく ……





まるで《峰不二子》ばりに、次から次に男を手玉に取り続ける『キティ』(エヴァ・ガードナー)。(そんなに良い女かねぇ?)


(でも、この女の悪運もどこまで続くのかねぇ〜 …… )と思っていたら、映画のラスト、ようやっと溜飲の下がるようなシーンで幕。



そう、そう。世の中、何でも自分の思うどおりに行きません。(甘い汁の後は苦い汁が待っておりまする)



それでも、この映画はバート・ランカスターエヴァ・ガードナー、無名の二人を一気にスターダムに押し上げた記念碑的作品。



今後、この二人の出演作を追うのなら観ておいても損はないでしょ!、って事で星☆☆☆。

でも早送りなんて止めて、ゆ〜くり確認しながら観る事をオススメしときますね。




2025年7月19日土曜日

ドラマ 「ちょっとマイウェイ」

 1979年10月〜1980年3月(全25話)。





代官山にあるレストラン《ひまわり亭》は、今や存続の危機。

従業員は近くのレストラン《スター》に次々と引き抜かれて、残ったのはヤル気のないウェイトレス『野村和子』(左時枝)だけ。


とうとう、浅井家の次女で実家兼レストランに住んでいる『大石伸江』(結城美栄子)(既婚)は、この場所に見切りをつけて、「売ってしまおう!」と言い出した。


そこへ、

「あたしは反対ですよ!」

二度の結婚に失敗して出戻りの長女『浅井朋子』(八千草薫)が声を荒げる。(ノンビリ屋でほとんど無能な長女のくせに)


昔から水と油の姉妹は喧嘩ばかり。


こうなりゃ「三女・『なつみ』(桃井かおり)の意見を聴きましょうよ!」と近くに住んでいるなつみのアパートに乗り込んだ。


最初は、「あのレストランを売る?いいんじゃないの〜」と軽く言っていた『なつみ』だが、実際、実家に戻ってみると妙な想い出が次から次へと押し寄せてきて ……


しまいには

「アタシがこの《ひまわり亭》を立て直してみせるわよ!」と奮起しはじめていた。(朋子は大喜び、伸江は反対。でも後に渋々了承する)


こうして、従業員を募集すると、早速、腕は立つ料理人・『堀田康吉』(緒形拳)が現れた。(気性が荒いシングル・ファーザー。ゆえに小学生の息子を連れては、あちこちの店を転々としている)


伸江の夫『大石定夫』(犬塚弘)の弟で近くのアパートに住んでいる『大石常夫』(赤塚真人)もコック見習いとしてやってくる。(ちとギャンブル狂い)


『米沢誠』(秋野太作)と『牧野真弓』(岸本加世子)は、ちょっとお間抜けなカップルで、これまた住み込みでコック見習い、ウェイトレスとして雇われた。


大石家の三男・『満』(神田正輝)は信用金庫に勤めていて、経営難である《ひまわり亭》の経営アドバイザーとして加勢する事になる。


そこへ、『なつみ』の親友である『川村かつ子』(研ナオコ)も乗り込んでくるのだから、もう大変。


毎回毎回スッタモンダがある度に、『なつみ』が半笑いで、今日も声をはりあげる。


んもぉぉ〜、やんなっちゃうぅ〜」(または、「んもぉ〜、やだぁぁ〜



だいたいが、こんな設定で、この中の所要キャラに毎回、問題が起こる度に、みんなして気をもんだり、主人公の『なつみ』(桃井かおり)が奔走する話である。


このドラマ、放映当時も何度か観たはずだが内容は完全に忘れていた。

記憶に残っているのがオープニングのPAL(パル)が歌う《夜明けのマイウェイ》って曲と、少女漫画家・倉多江美のイラストだけというお粗末なモノ。


今回、改めて観る機会があったのだが、感想は(オヨヨ …… 案外、面白いんじゃねーの!)だった。(それだけ自分も大人になったってことか … )




放映当時は小学生だった事もあるが、桃井かおり研ナオコは、ともかく、正直言うと他の出演者たちが、私、あまり好きじゃなかったのだ。


緒形拳は、得体のしれない怖さばかりが先行して、子供心に嫌いだった。(映画『鬼畜』を観よ!トラウマもの😱


八千草薫百恵ちゃん主演のドラマ『赤い疑惑』を降板してからは当時、大嫌いになっていた。(その理由も今なら納得するが、当時は熱狂的な百恵フアン)


結城美栄子も、どのドラマに出ていてもヒステリックに怒っている役ばかり。(まぁ、このドラマでもそうだが)


赤塚真人にしても秋野太作にしても、子供が憧れるような二枚目でもなければ、振り切った笑いをとるような三枚目でもない。万人ウケじゃないんだよなぁ〜、と思っていた。(大人になってやっと良さが分かる)


私がこのドラマを「面白い!」とか「あ〜、なんとなく分かる」なんて思うまでには40年以上かかって当然なのかも。


このドラマの主題歌『夜明けのマイウェイ』の歌詞の中でこんなフレーズがある。


 ♪ 悲しみをいくつか乗り越えてきました〜

 ♪ ふり返るあなたの後ろに、ほら虹がゆれてるでしょう


《↑PALの四人組》



長い人生良いことばかりじゃない。

悲しい別れや苦しさを経験しないと分からない事もあるのだ。そうして、ちょっとした人の気遣いや優しさに救われる事もある。



このドラマの出演者たちは皆んな仲が良かったそうな。(だろうな、今回観直してみて、それは実感した)


主演の桃井かおりは、あまりにも仲が良すぎて、このドラマが終わった後、しばらく出演者たちと連絡をとるのを断ったそうである。


「そうでもしないと次の作品に進むことが出来ない!」と案外、真面目な桃井かおりは思っていたそう。(本当に俳優のお仕事も大変よ)


こうして、時間が経つと、大昔の評価とガラリと変わってみえる作品もある。

高額なDVDーBOXも出ているらしいので、懐に余裕がある人は求めてみるのも良いかも。(今の自分にはその余裕が無いが)


あ〜、常夫(赤塚真人)のように、ここは大勝負に出てみようかなぁ〜(これはあんまり、皆さんにオススメできませんけどね(笑))


お粗末さま。



2025年7月13日日曜日

よもやま話 「最近驚いた事」

 




☆その1《自販機》


何とはなしに立ち寄ったコンビニの駐車場にドカン!と設置されていた自販機。


(いったいなんの自販機だろう …… )と、近づいてよ〜く見てみると ……



全て《ゴカイ》が入っている自販機だった!


《ゴカイ》とは釣りなどに使われる餌(えさ)、ミミズである。


(でも、コレってウニョウニョ生きている、あの《ミミズ》なんだよなぁ~ … )


こんなの初めて見たし、自販機大国・日本もここまできたのか、と感心するやら呆れるやら。

それだけ、この辺りでは需要があるって事なのか?(まぁ、すぐ近くに海があることはあるが)



☆その2《クルマ》




この車、そこまで親しくはないけど知人である《Dさん》(仮名)が乗っている軽自動車のフロント写真である。

ちょっと小肥りでのんびり屋のDさんは、まだ30歳半ばくらい。


でも、ちと、のんびりを通り越して《 阿呆 》じゃーないだろうか。



よ〜く見てほしい。


この写真を撮ったのが令和7年の7月。

フロントに貼り付けてあるシールは令和7年の1月。


とっくに半年前に車検が切れているのだ!!


こんなのを今の今まで気づかずに乗り回していたなんて。(本当に阿呆じゃ!)



車検切れの車を普通に乗り回していて公道を走れば、逮捕、数十万円の罰金、そうして、即、免許停止!❌


車検が切れた車は、レッカー車で運んでもらって車検を受けるか、仮ナンバーを取得して、即座に車検を受けなければならない。(私でもこのくらいの常識はある)


コレを発見した私は、これまた知人であるSさんに「本人に伝えるように」とお願いした。(Dさんとは、そこまで親しくもないし、逆恨みも怖いので)


その後、ど〜なったかは知らない。(まぁ役目は果たしたって事で)


世の中、色々な人がいるもんだ。

私より上には上がいるって事で。(いや、この場合は下か(笑))


お粗末さま。


《↑最後に関係ない金魚草の写真でも。私が好きな花である》



2025年7月2日水曜日

私の健康法 「《ルイボスティー》の不思議」

 




上の写真、四方八方に広がり伸びているのが《ルイボスティー》の原料となるルイボスの葉である。


南アフリカ共和国、セダルバーグ山脈一帯に自生しており、そこでしか育たないという希少な茶葉。


こんな葉を日本では80年代頃から輸入しはじめ、ルイボスティーの一般販売が始まった。


ルイボスティーは大きく2種類に分かれていて、茶葉を発酵させるか、させないかで、その素材の成分や栄養なども変わってくるらしい。



発酵させない方が、《グリーン・ルイボスティー》、発酵させる方が《レッド・ルイボスティー》となる。


レッド・ルイボスティーの方が色身が濃くて、さぞ豊富な栄養素が摂れそうな気もするが、その逆。

グリーンの方が豊富な栄養を摂れるらしいのだ。


最近じゃ、コレに加えてオレンジ味やらマンゴー&ピーチ味なども出てる(日本って国は、本当にこんな魔改造がお得意よ)


なぜ?こんな事を調べて書いているかというと、現在、私、《ルイボスティー》にドハマり中なのだ!(「またか!」と思う人もいるだろうが)


以前、《トマトジュース》の効果について、このブログで取り上げた事があったが、《トマトジュース》を毎日飲み続けるのはけっこう大変。(けっして安いモノじゃーないし …… それでも3日置きくらいのペースで続けてはいるが)


だいたい、この真夏の暑い時期に多めの水分を摂るのなら、誰でもお茶か麦茶になってくるのが当たり前。


だが、天邪鬼の私は今回に限り《ルイボスティー》も選択して、飲んでみることにした。(烏龍茶は以前飲み過ぎて胃が痛くなったし、ジャスミンティーは(あの味が受けつけなくて)全く飲めないので。)

もちろん普通の緑茶や麦茶なども飲んでます。


そうして、飲み始めてから、しばらくして、《ルイボスティー》の事をちょこちょこ調べてみると様々な効能があることが分かってきたのだった。



☆ルイボスティーは、血圧を下げ、脳梗塞になるリスクを軽減する


ルイボスティーにはフラボノイド植物に含まれるポリフェノールの一種、抗酸化物質がある)が含まれていて、血管の中を通る血液を綺麗にし、アンジオテンシン変換酵素(ACE)というモノを抑える効果があるのだという。


このACEというモノが厄介で、体内で増えすぎてしまうと、血管を収縮させ血圧を上昇させてしまうのだ。(果ては脳梗塞になってしまう、ってことか)


それに抗うのがルイボスティー。

抗酸化作用や抗炎症作用の効能で、高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化になる事を抑制する。


当然、これらが整えば《脳梗塞》になるリスクは下がるってことだ。(本当なのかねぇ〜)





他にも☆美肌効果やら☆白髪予防効果なんてのもあるらしい。(血管が綺麗になり抗酸化作用があるなら、同じ意味合いだろうて)


これらを知ってからも、ぼちぼち続けているが、自分としては秋の健康診断で、その効能や結果も、徐々に分かってくるだろう。


まぁ、身内が脳梗塞で亡くなった自分としては、「飲まないよりは飲んだ方がいいだろう」くらいの気持ちである。



ただ、腎臓や肝臓に疾患がある人は注意されたし。(飲まない方がいいかも)


当然、利尿作用もあるので、飲むのもほどほどに。


何事もバランス良くが大事!ってことで …… (それにしても毎日 クソ暑いなぁ~♨