2019年7月21日日曜日

映画 「アクアマン」

2018年 アメリカ。






苦手なアメコミ映画の分野だが、この映画は、観てみたかった。



主演が、かねてから気になっていた《ジェイソン・モモア》だったので。



ロングヘアーで髭モジャ。

まるで山賊風。

193cmの高身長に恵まれ、鍛えあげられた肉体。


まぁ、どこにでもいるマッチョ俳優に見えるのだが、中身はまるで正反対。



イタズラ好きで陽気な小学生が、まんま大人になった感じなのである(笑)





どこでも、誰でも愛嬌をふりまいて、どんなスナップ写真を撮られても、おどけたり、ふざけたりしている。



インタビューに答えているヘンリー・カヴィルに、後ろから、そっと忍び足で近づいていって、「ワァーッ!」なんておどかしたり、抱きついたり(やってる事は、ほんとに子供。(笑))





このロングヘアーを、少女漫画のごとく、ツインテールにして、決めポーズをとってみたり。(髭もじゃのツインテールなんて……笑われる気満々じゃないか(笑))




ハワイ出身もあり、生まれつきの明るさと、楽天的な性格で、誰にでも愛される、もっか注目度ナンバーワンの、『ジェイソン・モモア』。



そして、やっぱり、この『アクアマン』でも、その道化的でおかしみのある性格を、あちこちで見せてくれる。





人間と海底人のハーフ『アーサー』(ジェイソン・モモア)を海の決闘から救いだした『メラ王女』(アンバー・ハード)。


二人は逃げおおせて、伝説の武器《トライデント》(ドでかいフォークのような槍)を探すため、サハラ砂漠の地中深くにある遺跡にやって来た。




中央には石造りの円卓があり、丸い穴が空いている。



メラはその差し込み穴に、海底から持ってきたボトルを差し込んだ。


(きっと、なにか、手がかりを示すモノが現れるに違いないわ …… )



でも、しばらく待っても ………… まるで反応なし。



ガッカリするメラにアーサーが、

「こんな、何千年もの間、カラカラに渇いた場所なんだ。しょうがないさ」と言う。



その言葉に(ピーン!)とヒントを得たのか、メラがいきなり叫んだ。


「そうよ!、そうだわ!よ!が必要なんだわ!」


メラは特殊能力でアーサーの額から、空気中に汗を集めると、それをボトルに注ぎはじめた。



すると、円卓は光を帯びて、いきなり動き出したのだ!!(『フィフス・エレメント』を思い出すなぁ)



「くっだらねぇ~の!、最初から小便でもよかったんじゃねぇの?」

アーサーの身も蓋もない言葉に、なんともいえず顔をしかめるメラ。(笑)





円卓からは、見知らぬオッサンのビジョンが現れて次の手がかりを話しだす。



それが消え去ると、ボトルを叩き壊すメラに、



「あ~待ってくれよ、まだ、全部覚えきってなかったのにぃ~、君は覚えたの?」


「ええ。あなたは?」


「あ~、え~と………、ナンタラ、カンタラ、……『トライデント』だっけ?」


「……………」メラのジト目。(コイツ、まるであかんわ(笑))





終始こんなやり取りをしている、アーサーとメラが楽しい。(漫才みたい)






もちろん、『アクアマン』らしく海中のハードな闘いシーンもふんだんにあります。



それも中々見応えあるのだが、このジェイソン・モモアの、持ち前の陽気さが垣間見える事こそ、この映画の持ち味になってるのかもしれない。




この『ジェイソン・モモア』はこれから人。


これをバネに主演級へとのしあがるだろう。



星☆☆☆。


※エンディング・クレジットの後、次回に続くようなオマケシーンは必要なし。


最近、この手の終わり方の洋画、本当に多いしイライラさせられる。


《続編》なんていつ作られるか、どうかも不確かなのに。(映画は連続ドラマとは違うのだ。【それ一本で完結させる】べきというのが私の考え)


それが無ければ満点でございました …… (つくづく残念)




※後、ふと思ったのであるが、……… アーサーのジョークに顔をしかめるメラだったが、海の中の海底人たちって、排泄なんて、どうしてるんだろう?


いちいち陸に揚がってくるとも思えないし………

海の中に、あれだけの大量の海底人たち。


それが、海の中で、してしまえば …………


辺り一面に混ざりあって、それこそ大変な大惨事になるんじゃないだろうか?



目の前を、水の中で、誰かのウ●コが流れていたら………!(ゾゾッ)



変な疑問で幕にしておく。(笑)