苦手なアメコミ映画の分野だが、この映画は、観てみたかった。
主演が、かねてから気になっていた《ジェイソン・モモア》だったので。
ロングヘアーで髭モジャ。
まるで山賊風。
193cmの高身長に恵まれ、鍛えあげられた肉体。
まぁ、どこにでもいるマッチョ俳優に見えるのだが、中身はまるで正反対。
イタズラ好きで陽気な小学生が、まんま大人になった感じなのである(笑)
どこでも、誰でも愛嬌をふりまいて、どんなスナップ写真を撮られても、おどけたり、ふざけたりしている。
インタビューに答えているヘンリー・カヴィルに、後ろから、そっと忍び足で近づいていって、「ワァーッ!」なんておどかしたり、抱きついたり(やってる事は、ほんとに子供。(笑))
このロングヘアーを、少女漫画のごとく、ツインテールにして、決めポーズをとってみたり。(髭もじゃのツインテールなんて……笑われる気満々じゃないか(笑))
ハワイ出身もあり、生まれつきの明るさと、楽天的な性格で、誰にでも愛される、もっか注目度ナンバーワンの、『ジェイソン・モモア』。
そして、やっぱり、この『アクアマン』でも、その道化的でおかしみのある性格を、あちこちで見せてくれる。
人間と海底人のハーフ『アーサー』(ジェイソン・モモア)を海の決闘から救いだした『メラ王女』(アンバー・ハード)。
二人は逃げおおせて、伝説の武器《トライデント》(ドでかいフォークのような槍)を探すため、サハラ砂漠の地中深くにある遺跡にやって来た。
中央には石造りの円卓があり、丸い穴が空いている。
メラはその差し込み穴に、海底から持ってきたボトルを差し込んだ。
メラはその差し込み穴に、海底から持ってきたボトルを差し込んだ。
(きっと、なにか、手がかりを示すモノが現れるに違いないわ …… )
でも、しばらく待っても ………… まるで反応なし。
ガッカリするメラにアーサーが、
ガッカリするメラにアーサーが、
「こんな、何千年もの間、カラカラに渇いた場所なんだ。しょうがないさ」と言う。
その言葉に(ピーン!)とヒントを得たのか、メラがいきなり叫んだ。
「そうよ!、そうだわ!《水》よ!《水》が必要なんだわ!」
メラは特殊能力でアーサーの額から、空気中に汗を集めると、それをボトルに注ぎはじめた。
すると、円卓は光✨を帯びて、いきなり動き出したのだ!!(『フィフス・エレメント』を思い出すなぁ)
「くっだらねぇ~の!、最初から小便でもよかったんじゃねぇの?」
アーサーの身も蓋もない言葉に、なんともいえず顔をしかめるメラ。(笑)
円卓からは、見知らぬオッサンのビジョンが現れて次の手がかりを話しだす。
それが消え去ると、ボトルを叩き壊すメラに、
それが消え去ると、ボトルを叩き壊すメラに、
「あ~待ってくれよ、まだ、全部覚えきってなかったのにぃ~、君は覚えたの?」
「ええ。あなたは?」
「あ~、え~と………、ナンタラ、カンタラ、……『トライデント』だっけ?」
「……………」メラのジト目。(コイツ、まるであかんわ(笑))
終始こんなやり取りをしている、アーサーとメラが楽しい。(漫才みたい)
もちろん、『アクアマン』らしく海中のハードな闘いシーンもふんだんにあります。
それも中々見応えあるのだが、このジェイソン・モモアの、持ち前の陽気さが垣間見える事こそ、この映画の持ち味になってるのかもしれない。
この『ジェイソン・モモア』はこれから人。
これをバネに主演級へとのしあがるだろう。
星☆☆☆。
※エンディング・クレジットの後、次回に続くようなオマケシーンは必要なし。
最近、この手の終わり方の洋画、本当に多いしイライラさせられる。
《続編》なんていつ作られるか、どうかも不確かなのに。(映画は連続ドラマとは違うのだ。【それ一本で完結させる】べきというのが私の考え)
それが無ければ満点でございました …… (つくづく残念)
※後、ふと思ったのであるが、……… アーサーのジョークに顔をしかめるメラだったが、海の中の海底人たちって、排泄なんて、どうしてるんだろう?
いちいち陸に揚がってくるとも思えないし………
海の中に、あれだけの大量の海底人たち。
それが、海の中で、してしまえば …………
辺り一面に混ざりあって、それこそ大変な大惨事になるんじゃないだろうか?
目の前を、水の中で、誰かのウ●コが流れていたら………!(ゾゾッ)
変な疑問で幕にしておく。(笑)