1962年 ポーランド。
綺麗な邦題に惹かれて。
後、あのロマン・ポランスキー監督のデビュー作という事もあって観たんだけど………
ん~ …………この映画が大好きな人には申し訳ないけど、あんまり自分の好みじゃなかったかも。
60年代で、綺麗な陰影のモノクロ映画。
構図やカメラ・ワークも、なかなか凝っていて良い感じなんだけども、なんせ、肝心のストーリーが…………
自分のように、映画にドラマ性を求める人間には、これは、ただ苦痛でした。
始終イライラしている夫と、それに無関心な妻。
二人は定例のヨットでクルージングに行こうと車を走らせているんだけど、一人のヒッチハイクをしている青年を乗せる。
ヨットに乗って、いざ出発という時、何を思ったのか?夫が、「お前もヨットに乗れ!」と青年を誘い、3人は海原へ。
ヨットでは食事をしたり、ゲームをしたり、退屈な会話が流れて、青年は手持ち無沙汰で、大切にしているナイフを取り出しては、ひとり遊びを始める。(指を広げて、指の間をナイフで突く遊び)
それを見ている夫は、やめときゃいいのに、変なイタズラ心で青年のナイフを海へドボン!
「俺の大事なナイフ!」
青年と夫は喧嘩をしはじめ、夫は青年を海に突き落とした。
「ハハッ、ざまぁみろ!」
しかし、しばらくしても上がってくる気配さえない。
夫は、だんだん冷や汗。
(俺が殺してしまったのか………)
「人殺し!野蛮人!」そんな夫に向けて、妻は罵りまくり。
「黙れ!アバズレ!」
妻をヨットに残すと、夫はどこかへ泳いで行ってしまった。
しばらくすると青年がヨットにあがってきた。(海に浮かぶブイにつかまって隠れていたみたい)
上がってきた青年と妻は、夫がいない事を、これ幸いにと情事にいそしむ。(アララ)
やがてヨットが岸に向かう途中で青年は無事降りて、桟橋に来ると夫が海パン一丁で待っていた。
「警察を呼びに行こうも車のキーもないし、この格好じゃ……」
そんな夫に妻は「青年は生きていてヨットで浮気したわ」と言う。
夫は「嘘だ」と信じない。
で、映画は終わるのだ(チャンチャン!)。
こうして文章におこしてみても、さっぱり、この話の要点が掴めないのだ。
ヨットを操る時だけは気が合うのに、それ以外は、ギスギスしている夫婦。
そんな変な夫婦に、ヒッチハイクの青年が巻き込まれただけの、たわいのない話である。
これ、一応、ミステリーのジャンルになってるわけなんだけど、どうなんだろう……これがミステリー?
本当にこの話から何を感じとればいいのか………
最後まで「それがいったいどうしたの?」ってな感じで、ポカ〜ン!なのである。
でも、他の人の評価を見れば、この映画を褒め称えているものがほとんど。
「傑作!」、「最高!」etc…………などなど。
ロマン・ポランスキーが弱冠29歳の若さで撮った映画だから好評価なんだろうか?
ロマン・ポランスキーが弱冠29歳の若さで撮った映画だから好評価なんだろうか?
分からん。
どうも、この手の映画を楽しむような素養が、元々、自分には欠如しているらしいのだ。
だから、今回、評価はご勘弁を。
これを好きで楽しめる人には、それで良いと思う。
たまに、こんな感想のモノにもぶち当たるが、それも良しとするか。
とにかく見続けて、探していれば、「これは!!」と思うモノにも、きっと出会うはず。
それを期待して、私は映画を見続けるのであ~る。