2002年~2012年。
ズラーッ、と並べられたレンタル屋の前で、取りあえずは、オリジナルの『CSI:科学捜査班』のシーズン1 、1巻を借りて観た。
う~ん、ハマらなかった。
主人公のギル・グリッソム博士(ウイリアム・ピーターセン)は、まだしも、黒人のウォリック(ゲイリー・ドゥーダン)が見た目も役の性格も受け付けなかった。(後年、プライベートでも薬関係やら、暴力沙汰で逮捕されたり、解雇されてるが……)
そして次に観たのが『CSI:NY』。
『フォレスト・ガンプ』のゲイリー・シニーズが出てるしいいんじゃない?って安直な理由で。
でも、このマック・テイラー(ゲイリー・シニーズ)が暗〜い😔。
奥さんを亡くしているのは分かるが、ずっと引きずっていて、相棒のステラ(メリーナ・カナカレデス)に精神的に寄りかかりすぎ。
でも、同じラボのエイデン・バーン(ヴァネッサ・フェルリト)のフアンになり、見続ける事にした。
シーズン1を終了し、さてシーズン2になった時、
ガーン!
ヴァネッサ・フェルリト降板。(CSI:NY、シーズン2で、ヤッパリ挫折である)
このCSIシリーズとは、とことん相性悪いのか。
これで最後と思い、『CSI:マイアミ』に手を伸ばしてみると………。
ハマった!😆
見事に!
シーズン1、第1話「マイアミ上空17秒間の惨劇」。
湿地帯にホバークラフトで駆けつけるCSIたち。
上空で爆発した飛行機の残骸や遺体の回収作業にあたりはじめる。
チーフになったばかりの『ホレイショ・ケイン』(デヴィッド・カルーソ)の指揮の元、皆が一生懸命だ。
沼地に散らばった遺体に、若い『エリック・デルコ』(アダム・ロドリゲス)は、
「ワァー、ワァーッ!」大騒ぎ。
その横ではヒョウヒョウとした『ティム・スピードル』(ロリー・コクレーン)がジト目で見ながら作業している。
金髪でおさげにした美人『カリー・デュケーン』(エミリー・プロクター)は、弾道分析のプロ。
でも現場での作業にワクワクしていて、何だか嬉しそうだ。
「精一杯がんばります」ってな感じで初々しい。
そんな時、そこから離れた現場で一人の生存者が見つかった。
ホレイショの勘がはたらく。
(この事件は普通の墜落事故じゃない!何かがおかしいぞ……)
チームは一丸となって真相究明に乗り出すのだが……
この『CSI:マイアミ』には、本当にハマっていた。
この他にも黒人女性、検死官の『アレックス・ウッズ』(カンディー・アレキサンダー)も感じが良かったし。
ただ、やはり一人くらいは感じの悪い人物はいるわけで……。
この後、登場する『メーガン・ドナー』(キム・デラニー)。
ホレイショの前任のチーフだったが、夫を亡くして半年間休んでいた。
その為に降格させられていた彼女は、現場に戻ってからも、チーフ風を吹かせて威張り散らす。
「メーガン、俺は自分がなりたくてなった『チーフ』じゃないんだ。でも今は、この俺が、現場の指揮をとるチーフだ!従ってもらおう!」
(このあたりをハッキリ、キッパリ!堂々と言ってのけるところにホレイショのリーダーとしての気概を感じられて、好感が持てる)
ホレイショの一喝に、渋々顔のメーガン。でも顔は相当不満そうである。
(何か……この人さえいなければ、まとまっているチームなんだがなぁ~……)
と思っていたら、自分の願いが通じたのか………アッサリ10話でいなくなってしまった。(役柄を地でいくように、現場でも周囲に馴染めなかったキム・デラニーは降板する。ホッ!)
その後に、入れ替わりで登場するのが、ホレイショの亡くなった弟レイモンドの奥さんで、警察官のイェリーナ・サラス(ソフィア・ミロス)。
ラテン系で、長い黒髪が魅力的な美女。
この人の投入が、さらに自分を『CSI:マイアミ』に夢中にさせたのだった。
そしてここからは、怒濤のごとく……。
シーズン1、2と夢中になって観たものだった。
「『CSI:マイアミ』面白い!」
頭のなかは、いつでもどこでも『マイアミ』で一杯!完全に中毒状態である。
………ただ、やはり長く続きすぎると、何事もうまくいかなくなってくる。
シーズン10はあまりにも長すぎた。
ドラマは続けていくために、勢いをなくし、手を変え、品を変えて、飽きさせないように工夫するのだが、どんどんおかしな方へと流れ出した。
そうして、こんな自分でも、とうとう、シーズン7でリタイヤしてしまう。(いくら面白いドラマでも引き際って大事だなぁ。)
こんな『CSI:マイアミ』であるが、シーズン3まではお奨めする。(一応、ここで伏線らしいものが、とりあえず決着しているので)
その後、続けて観ようと思う人は観ればいいし、ここで止めてもいい。
う~ん、これを書きながら自分も、久しぶりに、もう一度『CSI:マイアミ』を観たくなってきたなぁ~。
星☆☆☆☆