2017年 アメリカ。
高校生の『スペンサー』、『フリッジ』、『マーサ』、『べサニー』の四人は、それぞれ罰として、地下室の掃除を言い渡された。
(なんで俺らが……こんな事を……)なんてブツブツ文句も出てくる。
そこで見つけた、ジュマンジのゲーム機。
早速、四人は、テレビにつないでゲームをはじめようとするのだが………あら不思議。
あっという間に、四人はテレビ画面に吸い込まれてしまったのでした。
そして気がつくと、全く違う姿になっている自分たちに驚いてしまう。
「何じゃこりゃ~?!」
気の弱いヒョロヒョロした青年『スペンサー』は、ジュマンジ世界では、筋骨粒々ムッキ、ムキ!のドウェイン・ジョンソンの姿に。(禿げてるけど)
美人の『べサニー』なんて、超最悪!
太っちょ教授のジャック・ブラックの姿になっている。(これは可哀想だろ)
元の姿に戻るには、この世界で『ジュマンジ』ゲームをクリアしなくてはならない。
仕方なく、四人は、ゲーム世界をさ迷いながら、慎重に歩を進めていくのだが……
なんだか、この濃い面子が揃っただけでも、この映画はある程度の成功を約束されたと思っていたのだが……
でも、ふたをあけてみれば、『スター・ウォーズ』を抜き去って、とんでもない高収を打ち立ててしまう。
自分自身は、そこそこ楽しめたかなと思うのだが、いくらなんでも「そこまでヒットする?」って感じかな。(まぁ、『スター・ウォーズ』が、あまりにも期待ハズレだったんだろう)
人には、「まぁ、普通に面白いよ」くらいの感じで、気軽に薦めるのがいいかもね。
それにしても、ここ最近のドウェイン・ジョンソンの活躍はめざましい。
この、ムキムキマッチョなプロレスラーあがりの男が、今現在、ハリウッドでもっとも稼ぐスター俳優にまで君臨するとは……
こんなの誰が予想しただろうか?
この人を見ると、昔のシュワルツェネッガーのような《滑稽さ》や《おかしみ》を思い出させて、自分なんかは、妙に懐かしい気持ちになってしまう。
マッチョで強面でも、自然に醸し出してくる《親しみやすさ》。
こんなのを持っている俳優は本当に強い。
何をしても、皆に好かれてモテはやされるからだ。
まだ、まだ上昇気流にのって活躍しそうな勢いのドウェイン・ジョンソンに、これからも大注目である。
星☆☆☆。
※でも、ドウェイン・ジョンソンのキスシーンをちょっとだけ《グロいなぁ~》と思ったのは自分だけだろうか?
キスされる相手の女性が、何だかドウェインに食べられてしまいそう。(いや、呑み込まれそうに見えてしまう)
こんなに、見た目、全然ロマンチックじゃないキスシーンも、また珍しいものである。(笑)