活動期間(1982年より〜)
以前の芸名は『M I O(ミオ)』だった。
2001年に現在の『M I Q(ミク)』に改名している。
見た目似ているからといって、間違っても藤山直美さんや、山村紅葉さんじゃないので、そこんとこヨロシク。(笑)
M I Qさんは、その道では名の知れたソウル・シンガーだ。
そうして、有名なアニメ・ソングをいくつか歌っている。
有名どころでは80年代のロボットアニメ、『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』のオープニング&エンディング曲。(その前の『ザブングル』の挿入歌がデビュー曲だ)
特に代表曲といえば『ダンバイン』のOP、『ダンバイン、とぶ』だろうか。
「♪オーラバトラー、ダンバイン!オーラシューター、ダンバイン!アタック!アタック!アターック!俺は戦士ぃぃー!!」
女性の歌う歌詞に『俺』って …… (笑)
当時は、パワフルに歌いあげる『M I Q(当時 M I O)』さんに、歌詞さながら、周りを覆うような圧倒的な巨大オーラを感じたものだった。
だが時代はまだ80年代 ……
アニメ・シンガーは、他のジャンルを歌う歌手たちよりも、かなり見下げられていた時代である。(令和の今でも、その名残りはある)
アニメ『キャッツアイ』の主題歌を歌う事になった杏里も、当時は「アニメ主題歌なんて歌いたくないー!」だったらしいから。(本人の意向とはなしに、コレが蓋をあけてみれば大ヒットしてメジャーの仲間入りするのだから、世の中分からん)
映画『マクロス』の主題歌『愛・覚えていますか』を歌った飯島真理にしても、しかりである。
まぁ、コレは特例中の特例であって、確かな歌唱力と楽曲に恵まれても、歌う場さえ満足に与えられない …… そんなアニメ・シンガーが山の数ほど沢山いるのだ。
昭和が終わって、平成が過ぎてもアニメ・シンガーが主導権を握るなんて世は中々やってこない。(ほんの数曲に光があたったくらいだ)
日本には、こんなに多くの名シンガーがいるのにね ……
ただ、令和になる少し前から、個人でも持てるようになった《You Tube》が出来て、発信の場が広がったのは、とても良かった事かも。
このM I Qさんも、もちろんYou Tubeチャンネルを持ってらっしゃる。
そうして、たまたま、このチャンネルを最近見つけて驚いた(´⊙ω⊙`)!ことがあった。
皆さんは 前野曜子 さんという歌手をご存知だろうか?
前野曜子さんは《ペドロ&カプリシャス》の元メンバーで初代ボーカリスト。
その昔、『別れの朝』を大ヒットさせた有名な御方である。
ペドロ&カプリシャスはメンバー・チェンジを次々繰り返してきたグループだ。
その後に、二代目ボーカリストとして、あの有名な高橋真梨子さんが参入する。(『ジョニーへの伝言』、『五番街のマリーへ』は超有名)
そうして、脱退した前野曜子さんの代表曲といえばコレ!
アニメ好きの方には、コレを出せばピーーン!とくるはず。
アニメ『スペース・コブラ(1982〜1983年)』の主題歌『コブラ』とエンディング曲『シークレット・デザイアー』を歌っているのが前野曜子さんなのだ。
この主題歌も名曲中の名曲で、一度聴いたら、決して忘れる事ができない。覚えている人はかなり大勢いるはずである。
だが、この曲が出た後、前野曜子さんは突然の入院生活。
長い闘病のすえに、1988年にお亡くなりになってしまったのだった。(享年40歳)
アニメ画面のオープニングではなく、キチンと彼女がステージ上で歌う姿を見たかったが、その夢はついと消えた。
それが、この令和になって再び甦る!
この M I Q さんが、見事な歌唱力で、この《コブラ》を歌いあげて、まるで前野曜子さん本人が、歌っているかのような《コブラ》を再現させてみせたのだ!
嘘だと思うなら観てご覧なされ。
このM I Qさんの歌声で、あの当時の《スペース・コブラ》の映像がリンクして浮かんでくるようである。
彼女は言う。
「前野曜子さんの後を引き継いで、私がカヴァーさせて頂きます」と。
ちゃんと敬意をはらって、リスペクトしているM I Qさん。
もう、ジャンジャン歌ってちょうだいな!
チョー絶品でございます。
それにしても、こういう確かな歌唱力のある人を なぜ?天下のN●Kは放っておくのかねぇ~(アホ揃いなのか?(笑))
M I Qさんにしてもだが、
日本には、ささきいさおだって、堀江美都子だって、串田アキラだって有名な歌手がまだまだいるじゃないのさ。(水木一郎さんだけは、生前に紅●に出してやりゃよかったのに)
こういう希少な人たちの価値も分かろうとしないで、邪険にあつかってりゃ、視聴率も年々ガタ落ちに下がっていくのは当たり前。(そもそも、年末にケン玉を観たい人が存在するのか?(笑))
2023年の初頭に助言しとく!
これらの歌手で紅●の大半を埋めれば視聴率アップは間違いなし!
たぶん皆が喜んでくれて、出し惜しみなく受信料を払ってくれると思いますよ、N●Kさん。
今回は、コレが一番言いたくて書いてみた次第である。(あ〜、スッキリ)
今宵、彼女の、魂揺さぶる熱唱にふるえて眠れ!(な〜んてね)
おしまい