ホーム

2023年1月12日木曜日

人物 「M I Q(ミク)」

 活動期間(1982年より〜)





以前の芸名は『M I O(ミオ)』だった。

2001年に現在の『M I Qミク)』に改名している。


見た目似ているからといって、間違っても藤山直美さんや、山村紅葉さんじゃないので、そこんとこヨロシク。(笑)



M I Qさんは、その道では名の知れたソウル・シンガーだ。

そうして、有名なアニメ・ソングをいくつか歌っている。



有名どころでは80年代のロボットアニメ、『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』のオープニング&エンディング曲。(その前の『ザブングル』の挿入歌がデビュー曲だ)


特に代表曲といえば『ダンバイン』のOP、『ダンバイン、とぶ』だろうか。



♪オーラバトラー、ダンバイン!オーラシューター、ダンバイン!アタック!アタック!アターック!俺は戦士ぃぃー!!


女性の歌う歌詞に『』って …… (笑)

当時は、パワフルに歌いあげる『M I Q(当時 M I O)』さんに、歌詞さながら、周りを覆うような圧倒的な巨大オーラを感じたものだった。



だが時代はまだ80年代 …… 


アニメ・シンガーは、他のジャンルを歌う歌手たちよりも、かなり見下げられていた時代である。(令和の今でも、その名残りはある)


アニメ『キャッツアイ』の主題歌を歌う事になった杏里も、当時は「アニメ主題歌なんて歌いたくないー!」だったらしいから。(本人の意向とはなしに、コレが蓋をあけてみれば大ヒットしてメジャーの仲間入りするのだから、世の中分からん)


映画『マクロス』の主題歌『愛・覚えていますか』を歌った飯島真理にしても、しかりである。


まぁ、コレは特例中の特例であって、確かな歌唱力と楽曲に恵まれても、歌う場さえ満足に与えられない …… そんなアニメ・シンガーが山の数ほど沢山いるのだ。


昭和が終わって、平成が過ぎてもアニメ・シンガーが主導権を握るなんて世は中々やってこない。(ほんの数曲に光があたったくらいだ)


日本には、こんなに多くの名シンガーがいるのにね ……


ただ、令和になる少し前から、個人でも持てるようになった《You Tube》が出来て、発信の場が広がったのは、とても良かった事かも。


このM I Qさんも、もちろんYou Tubeチャンネルを持ってらっしゃる。


そうして、たまたま、このチャンネルを最近見つけて驚いた(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!ことがあった。



皆さんは 前野曜子 さんという歌手をご存知だろうか?



前野曜子さんは《ペドロ&カプリシャス》の元メンバーで初代ボーカリスト。

その昔、『別れの朝』を大ヒットさせた有名な御方である。


ペドロ&カプリシャスはメンバー・チェンジを次々繰り返してきたグループだ。

その後に、二代目ボーカリストとして、あの有名な高橋真梨子さんが参入する。(『ジョニーへの伝言』、『五番街のマリーへ』は超有名)



そうして、脱退した前野曜子さんの代表曲といえばコレ!


アニメ好きの方には、コレを出せばピーーン!とくるはず。


アニメ『スペース・コブラ(1982〜1983年)』の主題歌『コブラ』とエンディング曲『シークレット・デザイアー』を歌っているのが前野曜子さんなのだ。


《↑前野曜子さん》


この主題歌も名曲中の名曲で、一度聴いたら、決して忘れる事ができない。覚えている人はかなり大勢いるはずである。


だが、この曲が出た後、前野曜子さんは突然の入院生活。

長い闘病のすえに、1988年にお亡くなりになってしまったのだった。(享年40歳)


アニメ画面のオープニングではなく、キチンと彼女がステージ上で歌う姿を見たかったが、その夢はついと消えた。



それが、この令和になって再び甦る!



この M I Q さんが、見事な歌唱力で、この《コブラ》を歌いあげて、まるで前野曜子さん本人が、歌っているかのような《コブラ》を再現させてみせたのだ!



嘘だと思うなら観てご覧なされ。


このM I Qさんの歌声で、あの当時の《スペース・コブラ》の映像がリンクして浮かんでくるようである。


彼女は言う。

「前野曜子さんの後を引き継いで、私がカヴァーさせて頂きます」と。


ちゃんと敬意をはらって、リスペクトしているM I Qさん。


もう、ジャンジャン歌ってちょうだいな!

チョー絶品でございます。



それにしても、こういう確かな歌唱力のある人を なぜ?天下のNKは放っておくのかねぇ~(アホ揃いなのか?(笑))


M I Qさんにしてもだが、

日本には、ささきいさおだって、堀江美都子だって、串田アキラだって有名な歌手がまだまだいるじゃないのさ。(水木一郎さんだけは、生前にに出してやりゃよかったのに)


こういう希少な人たちの価値も分かろうとしないで、邪険にあつかってりゃ、視聴率も年々ガタ落ちに下がっていくのは当たり前。(そもそも、年末にケン玉を観たい人が存在するのか?(笑))



2023年の初頭に助言しとく!


これらの歌手で紅の大半を埋めれば視聴率アップは間違いなし!


たぶん皆が喜んでくれて、出し惜しみなく受信料を払ってくれると思いますよ、NKさん。



今回は、コレが一番言いたくて書いてみた次第である。(あ〜、スッキリ)



今宵、彼女の、魂揺さぶる熱唱にふるえて眠れ!(な〜んてね)


おしまい