2021年12月11日土曜日

人物 「真田ナオキ」






最近の低迷している音楽業界で、オッサンである私が、今イチオシなのが、この人である。


真田ナオキさん(1989年生まれ)


整ったお顔は、一見韓流スターかジャニーズか、ってなくらいで、パッと見「あっ、そう」と簡単に素通りされそうだが、この人は平成生まれの演歌歌手なのだ。


まだ2016年にメジャーデビューして、数曲を出したばかりだが、たまたま歌っている姿を偶然見てしまった私。


何やらヒビッ!っと引っかかったものがあった。(今や演歌どころか音楽さえも滅多に聴かないのに)



この人の 》


この見た目とはあまりにも不釣り合いな《声》に特別惹かれたのだ。


歌番組などで、そのビジュアルと一緒に聴いてみれば、たちまち強い印象を残すはずである。



もう、トンデモないダミ声に近いようなハスキーヴォイスで歌うのだ!(こんな声、昭和ならともかく令和の時代になって久しぶりに聴いたわ)



《声》だけ聴けば、往年のぴんから兄弟か、葛城ユキか、って感じ。(ゲゲッ!この見た目にまるで合ってない)



なんでも「君は歌手に向いてない」なんて言われて一念発起。


若い時から野球や空手にのめりこんでいて、ド根性の塊のような性格の真田ナオキさん。


簡単には引き下がらない!



なんと!唐辛子を食べ続けて、日本酒でうがいをして、この声にしてしまったそうな。(大丈夫なのか?身体に悪そうだが)



そうして、あの 吉幾三 がこの人を、べた褒めして、一目で気に入った。


「君、変わった声してるなぁ~」(本人の努力ですけどね)



師匠を吉幾三にして、作詞作曲も吉幾三。


吉幾三の完全プロデュースで、メジャー・デビューする。(本当に吉幾三は、この真田ナオキの事が可愛いんだろう。歌番組でも一緒に出演すれば、真田ナオキの歌唱をステージ袖でニコニコしながら聴いております)


何気に、今まで名曲を生み出している吉幾三。

千昌夫の『津軽平野』もこの人ですもんね。(ただの呑兵衛オジサンじゃない(笑))



恵比寿』という曲で注目を浴びて、ただいま『本気(マジ)で惚れた』がロングランヒット中だとか。(しかも演歌部門で1位になり、着々と知名度をあげておりまする。私が知らなかっただけなのか?)





でも、このギャップと声に段々慣れてくるとクセになるから不思議である。


『本気(マジ)で惚れた』に、どハマリして何曲か聴いてみたが、そんな中で、アルバム曲『ひとりぼっち』が、ただいまお気に入りである。



それにしても、この《声》は、この令和の時代には異質であり、大勢いる歌謡界でも目立つはず。


良曲に恵まれて、さらなるブレイクが出来るよう陰ながら応援したいと思う。


限界突破して、あらぬ方向へいってしまったHさんの代わりをお探しのオバサマ方、この『真田ナオキ』さんに是非注目してみては?(NHKのお偉いさんたちもね)



本人の性格も中々良さそうで、こりゃ幅広く、人気が出ると思いますよ、ハイ。



※それにしても演歌について、こんな風に語りだすなんて、私もそれだけオッサンになったという証拠か……(笑)