2021年9月26日日曜日

ドラマ 「殺人ブルドーザー」

 1974年  アメリカ。




6人の工事作業員たちが、岩だらけの整地作業を懸命にしている。


ここは大西洋の海に囲まれた絶海の孤島である。(リゾート計画?)



そんな場所へ、ある日、宇宙から隕石らしきものが落ちてきた。


この隕石は『未知の生命体』らしくて、青白い閃光を放つと、近くにあったブルドーザーに乗り移ってしまった。


宇宙人の魂が宿ったブルドーザーは勝手に動きはじめる。(どうもブルドーザーの前方にある2つのライトが目玉の役割みたい)


そうして、6人いる作業員たちを1人ずつ、まるで仕事人のように、じわじわと闇討ちしていく。(ブルドーザーのデカイ成りで、姑息にもスキを狙いながら殺してゆくのだから、性格は残忍でも、繊細かつ慎重なんだろう)



残されたのは、後二人。


やっと宇宙人が乗り移ったブルドーザーの犯行に気づくと、


「こうなりゃ、殺られる前にこっちからやってやる!!」と意気込む。



ザ・《パワー・ショベル》vs《殺人ブルドーザー》の闘い!



それは息を呑む壮絶な闘いとなっていく………。(チャン、チャン!)




最近、マジメな事を書きすぎたかもしれない。


ちょっと気持ちを一旦リセットしたくて、こんな映画を選んでみました。



とにかく、この映画はアホ映画。

超がいくつも付くくらいのくだらなさである(笑)。



だから、擁護しようもない。


思いっきり、こき下ろすだけこき下ろしてくださいませ。(あらすじを書きながらも、途中でアホらしくなってきたほどである)




テレビ映画として作られた、この『殺人ブルドーザー』には、一応原作らしきモノがあるらしいが、多分急ごしらえの作品。



その為か、低予算の匂いがプンプンしてくる。



設定では大西洋の孤島になっているものの、多分、海が見渡せるようなどこかの石切り場じゃないかな?



そんな場所にテントを貼って、いくつかの重機を持ちこむと、ハイ!撮影。



集められた俳優6人も、ほぼ無名の方々ばかり。(一応主役が、現場監督役のこの人らしいが、誰なんだ?コイツ?(笑) )



クリント・ウォーカーって人?(『特攻大作戦』にも出ていた?まるで覚えてない)



青白い光は、昔のアニメーション合成。



それにしても、


なぜ?宇宙人は、こんなに身動きが取りにくくて、厄介なデカブツのブルドーザーに憑依したんだろう?》(あっ!マジメに考えちゃダメだ!なんせアホ映画なんだから (笑) )



まぁ、とにかく、このアホみたいな設定で、大真面目に語るのも、一瞬で馬鹿馬鹿しく思えてしまうような、稀な映画なのである。



でも、こんな映画にも、やっぱりマニアックな固定フアンがいるみたいで、近年のDVD化には一部で歓喜の声が上がっているとか……(『捨てる神あれば拾う神あり』)



まぁ、分からない気もしないでもないけど。



小難しい映画に疲れた時には、こんな頭カラッポにして観れるのも必要なのかもね。



いちいち

「バッカじゃねぇのー!」、

「アホか!」、


ブルドーザー待ってないで、さっさと逃げろよ!(もっともだ)


と、ツッコミながらご覧あそばせ (呆れ笑) 。