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2019年9月18日水曜日

ドラマ 「ミディアム ~霊能捜査官アリソン・デュボア~」

2005年~2011年。





デュボア家の朝は騒々しい。




今朝も13歳の長女『アリエル』(ソフィア・ヴリジーヴァ)と8歳の次女『ブリジット』(マリア・ラーク)がテーブルで口喧嘩。



「あんた、そんな変な格好で学校に行くの?」


「いいんだもん、気に入ってるんだもん」

何日も同じヘルメットを被っているブリジットを見て、アリエルがこれ見よがしに馬鹿にする。(ほっとけばいいのに)



「もう、何日も髪も洗ってないじゃないの!外しなさいよ!」


「ヤダ」

意固地なブリジットも負けてはいない。




そして、アリエルがテーブルで叫ぶ。

「ママー!、ブリジットが臭いんですけどぉー!」




奥から呼ばれてきたのは主人公『アリソン・デュボア』(パトリシア・アークエット)。


「もう、二人とも喧嘩しないでさっさと食べてしまいなさい!」


ブスッとした顔で、テーブルの皿のコーンフレークを突っつくアリエル。(このドラマ、牛乳に浸したコーンフレークばかり並んでたなぁ~。豪勢な食事が出た事、1回もなかった(笑))



その後に遅れてアリソンの夫、『ジョー』(ジェイク・ウェバー)が、
「ファ~」とアクビをしながら、寝ぼけ眼、Tシャツにパンツ1枚のだらしない格好で現れる。



奥では産まれたばかりの3女、マリー(ミランダ&マディソンの双子Wキャスト)の鳴き声。


「ジョー、悪いんだけど。今朝は早く検事局に行きたいから、マリーの保育所お願いね!」


3人の娘たちの母親なれど、検事局でパート勤務をしているアリソンは忙しい。



「はいよ」と、取りあえずは返事をするジョー。

「あんたたちは、ママが学校に連れていくから、さっさと食べて仕度してちょうだい!」


まだ、食べながら言い合いをしているアリエルとブリジットに、アリソンがピシャリ。





こんな感じの毎朝を迎えるデュボア家。


どこの家庭でも見かけるような日常風景である。




ごくごく普通の家庭。

でも、他の家庭とは違うところがある。



奥さまは、なんと『霊能者』だったのです。





……なんて風に、「奥さまは魔女」風に書いてみたがどうだろうか?



このドラマも、飽きっぽい自分が挫折することなく、珍しく最後まで視聴したドラマである。

最初、このタイトルを見たとき、『ミディアム』って何じゃろ?って、とこから始まった。




肉の焼き加減?(ミディアムとか、レアとか?)


『ミディアム』とは『霊能者』の意味らしいのだ。(アホでスイマセン(笑))




もちろん霊能者は、主人公のアリソン・デュボア。


このアリソンの能力が変わっている。



1、『予知夢』を見る。

2、幽霊が見える、話せる。

3、人に触れただけで、その人の過去が見える。

なのである。




こんな能力が備わっていれば、さぞや便利だろうと思うがとんでもない。



霊能者を抱えた家族は大変である。




夜中、寝入っている夫婦の寝室で、

「ワァーッ!」と飛び起きるアリソン。


予知夢は、何の前触れもなく突然始まったかと思えば、幾晩も続く事もある。


「何だい?どうしたんだ?」

お陰で隣で寝ている旦那のジョーは、いつもたたき起こされる。(朝、ジョーが、いつも朦朧としているのはその為である)




幽霊も、いきなり現れたりして話しかけてくる。(特に死んだジョーの父親なんてのは、しょっちゅう現れる)



何だか睡眠欲も奪われて、平穏とはかけ離れた家族に、

(大丈夫か?)とハラハラ気を揉んだりもさせられる。




でも、このアリソンの能力は、検事局では大活躍。



アリソンの上司、『デヴァロス検事』(ミゲル・サンドバル)なんて、毎回事件が起こると、頼りにしっぱなし。


「アリソン、何か夢を見たか?何か感じたか?」

ってな調子だ。



若い『スキャロン刑事』(デヴィド・キュービッド)は、そんなアリソンを最初は、毛嫌いして疑惑の目で見ていたが、しだいにアリソンの的中率に感服して、打ち解けてくる。

「あんたの能力は本物だ!」と。



こんな登場人物たちが、毎回現れては、スッタモンダがあり、事件はアリソンの霊能力で、無事解決する。



レギュラーに嫌な人がいないのも良かった。


シーズン7までは長いが、キチンと完結してるし、暇な時に、ちょっとずつ観るのにオススメなドラマ。


アット・ホーミングな家族にホンワカしたり、事件の謎にハラハラしたり。

これも、星☆☆☆☆であ~る。



「お姉ちゃんのバカ!」

「ブリジットのバカ!」

「イーだ!」

「ベェーだ!」

姉妹喧嘩は、次の日も次の日も続いて行く。(笑)