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2019年8月13日火曜日

映画 「キッスは殺しのサイン」

1966年 イギリス。








ブロンドの長い髪の美女エックマン(エルケ・ソマー)。


ブラウンのショート・カットにふんわりパーマをあてている、こちらも、またまた美女のペネロピ(シルヴァ・コシナ)。



見事なプロポーションをもつ二人には、敵なし。


そう………、

『ふたりはプリキュア』、じゃなかった(笑)、『ふたりは女スパイ』なのであ~る。



スパイのためなら、どんな殺しも、ためらいなく、しちゃいます。(オイオイ)



遥か上空を飛ぶ飛行機では、スチュワーデスに変装して、敵に接近するエックマン。


敵の男に見つからずに、スカートをめくると、太股には(なぜか?)葉巻が挟んである。


それに火をつけて、

「お客さま、葉巻をどうぞ」と渡す。(機内は禁煙じゃないのが、やりたい放題の60年代って感じ)


それをくわえた男。

くわえたと同時に、葉巻の中からは、いきなり弾丸が発射された。


それは、首の後ろまで貫通していて、もちろん絶命。(なんちゅう殺し方よ)



エックマンは、そばの無線でパイロットに連絡すると、

「あ~社長が低空飛行にするよう命令しています」

なんて言いながら、パラシュートを、さっさと装着。




時限爆弾の時計を設置すると、扉を開き上空に飛び出した。

飛行機はエックマンの真上で、「ドッカーン!」の爆音と共に大爆発。



パラシュートを開いて降下してくるエックマンの真下は、荒れ狂う大海原。


そこへ相棒のペネロピが、モーターボートで颯爽と登場。



エックマンを乗せると、二人はにこやかに笑い、水しぶきをあげながら、モーターボートは去って行くでありました。




で、ここで変な歌が流れる………




♪とても美しいウソを彼女はささやくぅ~

♪決して信用するなぁ~

♪彼女の目をのぞきこんでもぉ~

♪そこに愛は全くないぃぃ~

♪油断するな、男たち用心するんだぁ~

♪女という生き物は男より危険だからぁ~



(なんじゃ、この歌は。女性不信になりそうである(笑))




こんな二人が、ほとんどビキニ姿で肢体をさらしながら、暗殺のやりたい放題、八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍。


姉御肌で行動派のエックマンと、男好きで盗癖のあるペネロピ。



どっちがタイプかといえば、わたくし断然ペネロピであります。


ペネロピ役のシルヴァ・コシナに、

「ズキューン!」

見事にハートを撃ち抜かれました。




監督は、ラルフ・トーマスって人で、調べてみると、60年代に、こんなスパイ映画をせっせと撮っていた方のようだ。(こんな監督の存在も初めて知りました)


なかでも、この同じ監督で、シルヴァ・コシナの映画 『地獄のガイドブック』ってのが面白そう。(そう、これもスパイ映画である)



シルヴァ・コシナ……この女優を覚えておこう。


いつか必ず、また別の映画で再会する日まで。(もちろん金髪のエルケ・ソマーも)



結局、どっちも好きになっちゃったのであ~る(笑)


星☆☆☆。

※でも、この映画、エルケ・ソマーとシルヴァ・コシナは悪役なんだよなぁ~。(主役の男があんまり好きじゃない)



二人を主役にした方が断然、この映画はヒットしたはずなのに。


つくづく残念である。