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2019年1月18日金曜日

映画 「ワイルドシングス」

1998年 アメリカ。







フロリダ州の高校教師『サム・ロンバート』(マット・ディロン)は、指導の一環として、講堂に学生たちを集めて、講義を始めた。



議題は、《性犯罪》について。


集められた生徒たちから、「ヒュー!ヒュー!」だの、からかうような野次や、口汚い言葉が飛び交う。



壇上に立つサムの横には、特別顧問として呼ばれた、ブルーベイ警察の『レイ・デュケ』(ケヴィン・ベーコン)と『グロリア・ペレス』が鎮座していた。


二人とも、馬鹿な生徒たちの反応にいささか憮然とした顔をしている。



そんな中、女生徒の一人が、「あ〜馬鹿馬鹿しい」と言って立ち上がった。

見るからにヤンキー然とした不良少女の『スージー』(ネーヴ・キャンベル)は、そのまま会場を出ていった。




その日の放課後、ヨットハーバーで、ヨットクラブの顧問もしているサムは、男子高校生と部活の後片付けをしていた。


そこへ現れたのは、いかにも色気ムンムンの女子高生『ケリー』(デニス・リチャーズ)である。


「ねぇ~ん、先生の車で家まで送ってくれない?」

ケリーが甘えた声で囁く。(いかにも下心丸見え)



サムが車で送ってあげると、またもや、ケリーが「今度先生の車を洗車してあげるわね」と言い残して去っていった。




次の日、早速、そのケリーがサムの家にやってくる。


ホースで車を洗いながら、Tシャツはビチョ濡れ、形のいい胸がくっきり浮かび上がる。(これ、わざとだろ)


「いや〜ん、あ〜ん」なんて黄色い声をあげるケリーなのだが……


おや?しばらくすると、サムの家から走り去るケリーの姿があったのだった。




それから数日がたち、ケリーの母親が、真っ昼間から、ベットで若い男の上に馬乗りになって、「アへ!アへ!」あえいでいる時、一本の電話がかかってくる。(この娘にして、この母親ありだ)



電話は学校からで、娘のケリーが全然、学校に登校していないというものだった。



自宅に帰り、母親がケリーに問いただすと、ケリーは

「サム先生にレイプされたのよ!」と泣きながら告白した。


怒りの母親は、すぐさま警察にサムを訴えた。



警察はサムを逮捕するが、サムは

「俺はそんな事をしていない!無実なんだ!」と主張する。



この教師が女子高生をレイプした事件は、マスコミで、たちまち大々的に取り上げられ、町全体を揺るがすニュースとして拡大していったのだった……。





90年代を締めくくるエロ&どんでん返しのサスペンス映画。



「これでもか!これでもか!」の猛烈エロシーンと、「これでもか!これでもか!」の大どんでん返しの連続である。





冒頭に書いたように、こんだけハレンチな母娘なんですもん。



サムへの疑いは、ケリーの友達で、不良少女のスージーによって簡単に覆される。


「ケリーの言ってることは、全て大ウソなのよ!」と。


娘の為に、裁判までおこした母親は大恥をかかさて(キィーーッ!)ヒステリック状態に。


そうして、サムは無実を獲得して、世間からは掌を返したように同情されるのだ。



だが、このドロドロ裁判劇には、まだ裏があって……





そう、こっから、まだドギツイようなエロシーンと、どんでん返しが繰り広げられていくのである。(これ以上は、ネタバレになるので語るのはやめとこう)




そのかわり、この映画、何気に有名な俳優たちが出ているので、そこを重点的に語りたいと思う。




始めに、



マット・ディロン…一時期は青春スターとして人気者だった彼も、最近では滅多にお見かけしなくなった。


『アウトサイダー』、『ランブルフィッシュ』なんて映画もあったっけ。


この映画では、ハンサムな教師として、複数の女性たちとエロシーンを演じています。

現在は、何してるのかなぁ~と思ったら2015年に日本に来日してました。

多少は老けたものの、当時と同じ、立派な太い眉毛は健在でした。




ネーヴ・キャンベル…代表作、絶叫ホラー・サスペンス『スクリーム』シリーズと、この映画にでた後、殆ど消えてしまった感じ。(細々と出演はしているらしいが、全く話題にもならない)






デニス・リチャーズ…こちらは最近も忙しそうだ。


007のワールド・イズ・ノット・イナフのボンドガールを務めたり、あのチャーリー・シーンと結婚して、二人の子宝に恵まれたりと。


結局、この二人別れるのだが、離婚調停中もお互い、違う相手と不倫したりと、私生活も、この映画を地でいくようなジェットコースターのような人生だ。


10代の時に、豊胸手術をした胸を、最近、手術で小さくしたらしい(この映画の胸は手術であんなにデカかったのか……ちょっとガックリ↓)




ビル・マーレイ…こんな映画にビル・マーレイ。再見するまで気がつかなかった。この映画では、逮捕されたサム(マット・ディロン)の弁護士役。






そして、最後に、



ケヴィン・ベーコン…この映画では、最初、マジメで勤勉な警察官を演じているのだが……



彼がこんなまともな役で満足するはずもない、と誰もが想像するとおりです。


安心して下さい!(なんの安心だ)この映画でも、素っ裸でフルヌード、股間のイチモツまで、堂々と晒しています。




思えばケヴィン・ベーコンの出演作は、こんなのが、ホント多い。


『告発』では、死刑囚だが、泣きながらオナニーしてるし、『インビジブル』では、透明になる前、やはり素っ裸。

『秘密のかけら』では、女性と一戦交えている時に、コリン・ファレルまで参戦してくるなどの乱交プレイなどなど……。




最近インタビューで、本人が、

「映画では、女性のヌードが多いのに、なんで男優の裸が少ないのだ!、男だって、どんどんヌードになるべきなんだ!」と熱く語ってました。


なるほど、本人の希望の露出癖だったんですね。(納得!)





この面々が挑む映画がまともなはずはない。


なんにしても、欲望丸出しのこの映画、観る時は、どうぞお覚悟を!と注意しておく。

星☆☆☆