2019年『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開される。
予告もチラリと観たが、本当に今度こそ期待してもいいのか?(やや不安)
で、おさらいとして、この一作目、『ターミネーター』を久しぶりに観てみた。
ところどころ、すっかり抜け落ちて忘れていた、記憶補完のつもりだったのだが ………
最初のターミネーターが送り込まれてくる未来は、『2029年のロサンゼルス』だったのだ。
(後、たった数年後じゃないか!………
そう考えると、それだけの時が過ぎた事に今更ながらに驚く)
そうして、1984年のロサンゼルス。
夜の路地裏に稲光がはしり、送り込まれてきた第1号の『ターミネーター』(アーノルド・シュワルツェネッガー)。
一糸まとわないスッポンポンの全裸姿である。(キャ~)
でも、何故?に未来から転送されてくる時は、皆さん、誰も彼もが一糸まとわない《全裸》なんだろう?
当時も今も疑問なのだが、骨も血液も肉体も、それにターミネーターのような機械すら転送できるのに、布地は転送できないって、どんな欠陥システム?
まぁ、そんな疑問はおいといて。
久しぶりに見た若い頃のシュワルツェネッガーの肉体に、やっぱり驚いた。
胸板はどれだけの厚さなのか …… 筋骨隆々のバッキバキ。
前にも後ろにも、筋肉がドドーンと、せりだしている。
両腕なんて脇が閉じないんじゃないか?ってくらいゴリゴリ。
お尻なんて、重力に逆らって、思いっきり上に持ち上がっている。
太股の幅なんて、片方だけで、ゆうに1メートルはあるんじゃないかってくらい。
こんな異様で人間離れした肉体でしたっけ?シュワルツェネッガー?!
だからこそ当時、我々はこの姿の『ターミネーター』に戦慄し、恐怖したのだが ……
でも、これを見てしまうと、今の枯れたシュワルツェネッガーで、
「今更、『ターミネーター』役なんて大丈夫?」
なんて余計な心配をしてしまう。(この時とあまりにも違いすぎる現在の姿に)
まぁ、これに、どう説得力を持たせるのかが、『ターミネーター:ニュー・フェイト』の成功の鍵だと思うのだが。
脱線したが、
シュワルツェネッガー扮するターミネーターが送られてきて、しばらくすると、今度は別の路地裏にも稲光が轟いた。
今度、そこに現れたのは人間の男。
『カイル・リース』(マイケル・ビーン)である。
筋骨隆々だけど、どこかアンバランスで笑われちゃうシュワルツェネッガーの肉体と違って、マイケル・ビーンの全裸は無駄のない細マッチョで、均整がとれていて美しい。
顔もイケメンである。(この人、本当に見た目ハンサムなんだし、この後、もう少しブレイクしてもよかったのにねぇ~)
こんな風に時間差で、1984年の世界にやってきた二人の目的は『サラ・コナー』を探し出す事。
でも、どこに住んでいるのか分からない『サラ・コナー』。
ターミネーターは、単純に電話帳に載っているサラ・コナーを片っ端から殺していく事にした。(なんにも未来からデータは受け取らなかったのか?)
「今日、サラ・コナーさんが、何者かに殺害されました」
テレビのニュースで流れ出すと、それをたまたま見ていた『サラ・コナー』(リンダ・ハミルトン)。
(きっと……同姓同名の偶然よね?……)
ターミネーターの行動は素早かった。
とうとう、自宅を突き止めたターミネーター。
でもあいにくサラは留守中。
同居人のジンジャーとボーイフレンドを、その場であっさり殺すと、サラの音声と顔写真を手に入れる。(これでよし!)
そして、夜のディスコ。
皆が踊り浮かれて騒いでいる奥には、サラの姿があった。
そこに近づいていくターミネーター。
ターミネーターの銃の赤外線が、サラの頭部に狙いを定めた時、
「伏せろ!」
の声と共に、ターミネーターを吹き飛ばす銃の発射音。
済んでのところで、サラは助け出された。
サラを助けたのは、カイル・リース。
未来からきたカイル・リースの目的は、サラ・コナーの救出だったのである。
と、まぁ、こんな感じのパート1である。
『リンダ・ハミルトン』も、まだこの時若いなぁ~。
でも、昔から、この人特別、美人って感じじゃないんだよね。
芋っぽいというか、どこにでもいるような普通のお姉ちゃんって感じ。
それに、今見ても、この髪型って超ダサいんだよな~。(当時も思ったが、アメリカ女性たち皆が、こんなヘンテコリンなパーマを揃いも揃ってかけていたっけ)
80年代のアメリカ女性のファッションは最悪。
チークや頬紅も赤々と濃いし、アイシャドウも殴られた青アザのような濃さのドギツイ化粧。
それに皆がヘンテコリンなパーマである。
大抵、どの映画を観ても80年代の女性は、こんな感じである。(前回の『危険な情事』のグレン・クローズもアン・アーチャーも)
でも逆に、脱ぎっぷりもいいのも80年代の特徴。
でも、こんな濡れ場なんて『ターミネーター:ニュー・フェイト』には期待できないんだろうなぁ~。
やってくれたら満点をつけるんだが……。
『ニュー・フェイト』の予告じゃ、若手の女優さんがバリバリアクションをキメてるけど、そっちのお色気部分は、あんまり期待できなさそうである。
なんか、最近の新進のハリウッド女優たちって、
なんか、最近の新進のハリウッド女優たちって、
「男に負けてなるものか!女たちが主役のアクションでもいいじゃないのよ!」
とばかりに、妙にキリキリ、ヒステリックな印象ばかりを受けてしまう。
色気や、か弱さなんて微塵も見せないし、感じさせない。
そんなに、「男なんぞに負けてたまるか!!」と、男を敵視してまでも、ガムシャラに闘いたいものなのかねぇ~。(まるでサラ・コナーに続けとばかり。でもサラ・コナーは一人だけで充分。何人も要らないんだけど)
まぁ、『ターミネーター』は、やっぱり『1』と『2』が最高でした!って感想に戻らなければいいけどね。
もちろん、『1』は星☆☆☆☆☆である。