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2018年11月3日土曜日

映画 「キラー・エリート」

2011年 アメリカ。






時は1980年、石油高騰の時代。

革命、暗殺、秘密工作にと、世界は混沌としていた。




殺し屋『ダニー』(ジェイソン・ステイサム)は、相棒の『ハンター』(ロバート・デ・ニーロ)と組んで、メキシコでの暗殺中、そばにいた子供に躊躇している間に肩を撃たれてしまう。


なんとかハンターに助け出されて脱出できたものの、「これ以上、俺にこの稼業は無理だ!」と言って、引退宣言。





そうして1年後。

ダニーは、遥か彼方オーストラリアで、恋人アンと静かに暮らしはじめていた。(どこでこんな美人を見つけてきたの?)




穏やかな生活を手に入れたダニー。

だが、ある日、相棒だったハンターの拘束されている写真が、ダニーの元へ送りつけられてくる。


オマーンの石油王がイギリスの特殊部隊3人に息子を殺されて、その暗殺をハンターに依頼したのだ。

だが、ハンターはそれを拒否して、逆に拘束されてしまったのである。




「ハンター………」

かつての相棒だったハンターを見捨てられるわけがなく……



ハンターの解放を条件に、ダニーは1度だけの約束で、殺し屋稼業に復帰したのだった。



昔の仲間、『デイヴィス』(揉み上げとヒゲ野郎)と『マイアー』(銀縁メガネにパイプを吹かした優男)と組んで、石油王の依頼を受ける事にしたダニー。(ハゲとヒゲとメガネか……(笑))





3人の特殊部隊たちを、一人ずつ探しだして見つけては、それを《 事故死 》に見せかけて殺すのだ!




だが、ダニーたちの隠密行動は、秘密結社《フェザーメン》の知る事となり、元SASの『スパイク』(クライヴ・オーウェン)が、とうとう動き出す。



それでも、スパイクに追われながら、ダニーたちは、暗殺を次々に完遂していくのだが…………。




アメリカ版『必殺仕事人』。



殺し方がいちいち凝ってます。



ハンマーで頭を叩いて事故死にみせかけたり、
雪山訓練中に、低体温症にみせかけて殺したり。(難儀なことを)




ジェイソン・ステイサムとクライヴ・オーウェンの対決は、流石!


お互いに殴る、蹴るは当たり前だけど、噛みついたり、瓶でなぐったり、背負い投げしたり、バラエティーにとんでる。


最後は、ジェイソンのパンチがクライヴの股間に命中して、決着がつくのだが。(そこは男なら、いかんやろ!)



3人目は、交通事故を装って無事に始末する。(仲間のデイヴィスもマイアーも死んでしまうけどね)




それでも依頼は完了したので、やっとこさ、ハンターは解放された。(デ・ニーロは死にませ~ん)





だが、仕事はこれで終わらない。


やはり、1度踏み込んだら最後の非情な世界なのだ。




今度はダニーの恋人アンが、石油王の息子につけ狙われはじめる。



「愛しいアンを殺されてなるものか!」

アンの護衛をハンターに頼むと、ダニーはひとり最後の戦いへと挑んでいく……。






ジェイソン・ステイサムはもとより、カッコイイ男たちの魅せるアクションに、ただ酔いしれる。


飛んだり、跳ねたり、走り回ったり、………ジェイソン・ステイサムが動き回るだけで、まぁ、楽しいこと。



デ・ニーロも解放されてからは、アンの護衛で殺し屋を見事に粉砕したりする。(この映画では、ステイサムのサポートに徹しているデ・ニーロは特別カッコいい。最初はドジもするんだけど、そこはご愛嬌)





『キラー・エリート』は、近年のステイサムのアクション映画としても、全体のバランスも良くて、なかなかいい感じ。


ステイサムフアンには、取り敢えずは、おさえておきたい好評価の1本なのである。

星☆☆☆。